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赤城山に登ろう 〜 長七郎山

赤城嶺に躑躅燃ゆ。

2021年5月29日(土)

群馬県…前橋市/桐生市

赤城山は黒檜山のクサタチバナ(草橘)と地蔵岳の
アツモリソウ(敦盛草)が花の百名山に選定され、
花期には多くのハイカーが訪れ賑わいます。
前出した花々もいいですが、なんと言っても赤城山はツツジが素晴らしいですね。
白樺牧場のレンゲツツジや黒檜山のツツジ類はとても美しいです。
個人的には大猿川から登る横引尾根から小沼周辺のオトギの森がオススメです。
毎年期待を裏切る事なく、色とりどりのツツジ類が咲き誇り、ハイカーの目を楽しませてくれます。

ツツジは年により当たり外れがありますが、
今年の赤城山はどうだったでしょうか。

⛅️晴れ 🌀軽風 🕡6h46m
🐾25,356歩 11.7km ⇅965m
♨️花湯スカイテルメ渋川 700円

8:20 おおさる山乃家⇒小峰通り⇒茶ノ木畑峠⇒
横引尾根⇒銚子の伽藍⇒小沼⇒長七郎山⇒茶ノ木畑峠⇒つつじが峰通り⇒おおさる山乃家 15:06

朝8時におおさる山乃家の駐車場に着いた時には
すでに十数台の車が停まっていました。

8:20
今日はいい天気で気分は最高です、
準備をして出発します。

おおさる山乃家を起点にして、大猿川を囲む東西
の尾根に登山道が整備されています。

登りは東尾根の小峰通りを行きます、
朝から気温が高く半袖でちょうどいい感じ。

歩き良い尾根道に気分が上がりますが、
ツツジはどうかなぁ!?もう終わりかなぁ!?
ちょっと心配。

雨やどり岩や岳人岩など登場してきます。

おっ!ヤマツツジがお目見えです。

ヤマツツジやミツバツツジが咲き誇っています。

「ちょっと少ないのかなぁ」と思いきや、
まだまだここからが本番です。

花の見頃は短いもので、
良い時に山に登るのは難しいですね。

10:09
茶ノ木畑峠

ここからは"銚子の伽藍"目指して横引尾根を西に向かいます。

しばらく進むとシロヤシオ(五葉躑躅)の登場です。

今はシロヤシオの全盛期、
いい時に登って良かったです。

尾根の北側は下の方まで赤、白、ピンクのツツジが咲き誇っています。

横引尾根はほぼ平坦で、距離は短いですが、
とても雰囲気が良いですね。

尾根の細道から外れ、行き止まりの岩頭に立てば、
眼下に大猿川の谷間が広がります。

今日は気温が上がり遠方は霞んでいました。

ヤセ尾根には亀石なんかもあったりします。

"銚子の伽藍"に向けてヤセ尾根を急降下。

10:46
銚子の伽藍

※銚子の伽藍(ちょうしのがらん)は粕川の上流部
 にある滝で、悠久の時の中で侵食されて、
 ゴルジュ地形となりました。

小沼から流れ出た粕川は銚子の伽藍や不動大滝を
経て、伊勢崎の市街地から利根川へと繋がります。

吸い込まれてしまいそうです、
あまりに近づくのはNGですよ。
転落事故にはお気をつけてください。

このまま粕川を遡上します。
地形図では"オトギの森"へ通じる破線路で
目印は少ないので注意しましょう。

崩落地を越えると"オトギの森"の散策路と合流します。

高度が上がるとまだツツジも蕾が目立ちます、
今後もしばらくは花を楽しめそうですね。

長七郎山とオトギの森の分岐からは
小沼に向かいましょう。

11:34
小沼に到着しました。

小沼はハイカーさんだけで無く、湖畔のお花見散策の人で、たいへんな賑わいです。

子供達はキャッキャと水遊び、砂浜にシートを広げてピクニックを楽しむファミリーや椅子に腰掛けて読書する方が居たりして皆さん各々自由に過ごしていました。

ちょうどいい場所があったので湖畔でランチタイムといきましょう。

"サッポロ一番 塩とんこつ"美味ーい!!

近年これにハマっています、
なんでこんなに美味いのかねぇ。

食後のコーヒーとドーナツも最高ーでした。

12:30
賑やかな湖畔を後に長七郎山へ向かいます。

12:58
長七郎山(ちょうしちろうさん) △1579.1m

山頂ではたくさんのハイカーさんが休憩中でした。

お手軽登山の山頂からは爽快な展望が広がります。

13:10
ちょいと一休みして下山しましょう。

分岐から茶ノ木畑峠へ向かいます。

午後になり少し雲が多くなってきました。

13:38
茶ノ木畑峠に戻って来ました、朝に通った横引尾根を辿り西尾根のつつじが峰通りを下ります。

つつじが峰通りの最初はかなりの急降下。

ヤセ尾根の崩落地にはロープが通してありました。
数カ所の崩落地があるので、気をつけましょう。

新緑と躑躅のトレイルに薫風が吹き抜けます。

道標に従い、おおさる山乃家に下山しました。

15:06
駐車場に戻って来ました。

日本全国からたくさんのハイカーさんが
日本百名山の赤城山登山にやって来ます。
一番人気はやはり黒檜山でしょうかね!

幾つもの峰々が連なる赤城山には多くのハイキングコースが整備されて、大沼や小沼の湖畔から周囲の山々には通年ハイカーさんの姿を見ます。

今回歩いた大猿川を周回する尾根ルートは赤城山の中でも屈指の花尾根となりますが、マイナールートになるかと思います。
県内の方も知る人は少ないでしょう。

花期こそ賑わいを見せますが、花が終われば静かな山歩きを楽しむ事が出来ます。

おおさる山乃家を起点にして、横引尾根から銚子の伽藍まで歩くだけでも充分に満足する事が出来ると思います。
物足りない方は小沼の散策や長七郎山へ登って、
大展望を楽しめば更に良いでしょう。

おすすめの登山期はやはり躑躅の咲き誇る5月の下旬頃でしょうか、当たり外れの多い躑躅もここならば間違い無いでしょう。

#325《おしまい》                MR032505292021

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