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PLASMAの円盤をオタク目線で観てみた

先日、Perfumeが2022年に開催したPLASMAツアーの円盤がリリースされた!

僕はPerfumeの楽曲オタクだ。Perfumeはダンスが好きな人や衣装が好きな人など、いろんな入り口がある。その中で、僕は断然楽曲が大好きだ。

今回のツアーでも、セトリがすごく気になっていた。披露された曲を観て、あらためて思ったことがたくさんある。

いくつかの曲を取り上げて、語りたい!

『ポリゴンウェイヴ(Original Mix)』

ポリゴンウェイヴの、ステージの雰囲気をガラッと変えてしまうパワーは計り知れない。

Reframeのときから思っていたことだ。どんなにそれまでの流れがあったとしても、イントロが流れ始めたら空気がポリゴン色になる。

明るくてはじけるような曲調が楽しい。ライブが始まったばかりでまだ観客も緊張感がある中、一気に糸がほどけるようだ。

僕がライブで聴いたとき、バギャワアァ~~~~ン!みたいな音割れレベルの凶暴な音が鳴っていてビビった。さすがに映像にその爆音は収まってなくて、ちょっとざんねん……。

オリジナルミックスだから、間奏のミョーーーンってパートもしっかりある。この曲いちばんの見せ場で、一気に放たれる派手レーザーは毎度アガる。

『Flow』の次っていう微妙にむずかしい流れを、上手く魅せた曲だった。

『ナチュラルに恋して』

アルバム曲が続くセトリで、流れ始めた馴染みのあるブリブリ重低音に安心した。

それまで全部PLASMAの曲が披露されていた。……と思ったら、まさかのナチュ恋!!サプライズもサプライズ、ライブで驚いた人も多いだろう。

セトリ入りを予想してた人も少なかったような……?予想をいい意味で裏切ってくの、好きです。

PLASMAっていう捉えどころのないぼんやりとした世界観で、かわいくて親しみやすいナチュ恋はどこかほっとした。

『マワルカガミ』

僕がアルバムでいちばん好きな曲。完全にPerfumeからファンへのメッセージソングって認識だし、いくらでも考察できてしまう沼のような曲だ。

演出もpolygon waveのときと全く変わってごくごくシンプル。ステージの中央に3つ、光る球体が浮かんでいる。

それだけで伝わってくるものがあるって、すごい。楽曲自体のメッセージが強いのだ。洗練された演出で光る曲の良さがある。

暗闇にぼうっと浮かぶ照明に照らされる3人が、終盤には光り輝いているのがまぶしい。

3人が楽しそうに踊ってるのに、泣きそうになるのはなんでだろう?

『さよならプラスティックワールド』

さよプラに関しては、曲のあたたかさはもちろん、メンバーの一言コメントがよすぎる……。

間奏のタイミングで、観客に向けてメッセージをおくってく3人。僕は特にのっちの言葉が心に響き散らかした。

「素敵な未来で また元気に会えますように!」

未来に希望を持つって、なんて素敵なんだろう。

未来なんて、どうなるかわからない。それでも素敵な未来を、また会えることを信じてるのだ。

またPerfumeのライブに来たい。来るんだ。そう決心するのに十分すぎる、すばらしいメッセージだ。

満足

さよプラだけ楽曲じゃない感想になってしまった。PLASMAのセトリは新旧まぜながら、曲でも観客との近い距離感を叶えていた。

正直、ライブに行った直後は物足りなかった。もっと派手な曲や演出が来てほしい気持ちがあった。

けれど、コロナ禍や大人として進化したPerfumeを考えたら、テクノロジー演出を抑えたのはむしろ自然な流れだろう。

語れなかったSpinning Worldは、映像ではじめて全貌がわかって「完成」していたし、PLASMAは映像作品としてすごーーくいい作品だって思う。

まだ買ってない人は、ぜひ買おう。できればBlu-rayで、一緒にじっくりとPLASMAに浸ろう。

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