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たんぽぽのわたげ

三途の川に散歩に出掛ける前(今度詳しくまとめますが参考:ameblo)までの私は、目標を定めてビャーッと、あれだこれだワーっと、全力疾走する習性があって、走り出したら走り切るタイプでした。だからいつもすごく忙しかった。

学生の頃は、朝ピアノと歌の練習をして、学校に行って、バイトするかライブして帰ってくる、週末もライブしてバイトしてあと何してたんだろう、とにかくみっちりスケジュールを詰め込んでやりきるのこそが人生有意義!

みたいに思っていました。笑

学生時代のある寒い2~3月のある朝。目が覚める友達からメールが来ていて、「ごめん色々あって今日のランチ行けなくなった」と。あらそうかーとこたつに入ってボーッとしていると、今度は夜に会う予定だったお友達から、「ごめん今日だめだー」と。毎日ぎっしり予定を入れているから、なかなかめったにそういったルンルン息抜き系の予定を入れている日もあまりなくて、そんな今日が、ぽかんと空いてしまった。歌をつくればいいのに、つくらなくたって練習をしたらいいのに、私ったらこたつから全然動けない。

なんでこんなせっかく何でもできる1日を棒に振ってるんだろう。予定がドタキャンになったくらいでこたつから動けないなんて、たんぽぽのわたげの方ががんばってるーーーワーーー

とか笑いながら叫んで、なんと泣いていた。笑
妹がその時そばにいて、バカにしてくれたやさしい記憶がある。笑

わたしには余裕がなかった。
もっと速く、もっと遠くに行きたくて、それには目まぐるしく動き続けるのが正解だと信じてた。

あとは、自信がなかった。人と会う予定を入れた時間というのは、その人と会って初めてその時間がやっと楽しくなると思い込んでた。

動くのをやめたら全部が止まる気がしていたのかもしれない。
いろんなことに思いを込めて、でも優しさが足りなくて、計画通りにいかないいろんなことが苦しかったっけな。

自分でやると決めたことだけやっていても、息を止めてたら心と身体が支配される。
どうせわたしは走るんだからと、走らない日を用意しておかないと、実るものも育たない。

なんてことがわかったのはここ数年のこと。笑
勝ち負けに徹底的にこだわらず、自分の中の理想に、理想の自分で到達する。そう思っていると、無理してる自分は全然理想の自分じゃないので、のんびりできるようになりました。

わたしの充てられる時間数めいっぱい分の仕事が今週も待っております。時間数めいっぱい分は、海に行って大声で自分のためだけに歌いながら無心で漕いだり、ひたすら海の上に浮かんだりする数時間を差っ引いた時間。
関わるすべてが充実していくのを願って、満ちた自分で心を込めてお仕事します。

読んでくださりありがとうございます。
みなさまも、理想の自分で今週を過ごしてくださいませ☀︎

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