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アフィリエイターがWeb選挙参謀になって選挙に勝利した話【序章】

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※写真の向かって右が筆者の永野です。

「今思えば、ネットがなかったら立候補したかどうかも怪しいです。」

2018年4月29日に行われた松山市議会議員選挙。

無所属新人ではじめて選挙に立候補し、5165票 (全体得票数で4位・無所属新人で1位)で見事当選した、松波ゆう大さんにインタビューした時に語った言葉です。

申し遅れました。永野護(ながのまもる)と申します。

専業アフィリエイターを何年かやってまして、それで食べています。

ご縁がありWeb集客スキルを選挙に活かす機会をいただきました。

そして見事、勝利に貢献できたのです。

私が初めて松波さんとお会いした時には、選挙のプロから見れば恐らく存在しないに等しい体制でした。

地盤・看板・かばんの3つ全部ありません。

潤沢なお金や強固な支援組織がないのですから、たくさんの人を動員して演説を盛り上げるなど、とうてい無理だったのです。

つまるところ松波さんが選挙で勝つ唯一の方法は、インターネットを駆使した空中戦を行うしかない。

現役7桁アフィリエイターである私が入れば、少なくとも他の陣営よりはインターネットを駆使した戦いができる。

そう思い協力することにしました。

しかし・・・

「立候補した53人中4位当選」という結果が出るまで、Webの力を本当に信じてくれた人は、ほとんどいませんでした。

猛烈に作業し、協力者が集うFacebookグループでSNSの拡散協力をお願いする私の姿を見ても、インターネットの力で選挙に通るかどうか、いやそもそも効果があるか半信半疑だったと思います。

だからこそ…燃えました。

専業アフィリエイターの力で当確ラインぎりぎりの泡沫候補を当選させる

やり遂げた後の「エクスタシー」を想像すると、めっちゃ興奮したのです。

この記事では、松山市議会議員選挙に当選するためにWebとSNSをどう駆使して戦ったか?

どのようにWeb戦略を構築し、現場の戦術に落とし込んだのか?

そのすべてを書いていきます。


立候補した松波ゆう大さんの背景


Webにおける実際の集票活動について書く前に、立候補者である松波さんと組織、立候補までの過程について簡単に解説します。

松波さんはもともとイベント関連のお仕事をされていました。

「道後オンセナート」という愛媛松山の巨大イベントで、地元統括責任者を3年務めていたのです。

道後オンセナートを成功させてみて感じたのは、

・企画する人、組織
・実行部隊
・お客様

この3つが有機的に繋がればイベントや活性化は成功し、松山が賑やかになると確信しました。

企画する人、組織を「果物の種」例えてお話してくださりました。

「土に合った種(企画する人、組織、ここでは自治体)をまかないと、いくらお手入れする人(実行部隊)が頑張って工夫しても、食べたい人(お客様)が美味しいと言ってもらえる果物は作れません。

公のイベントをよいものにするためには、種を正しく選ぶ必要がありイベント成功の鍵を握っています。

だからイベントの専門家として『よい種』を植えるために立候補したのです。」


松山市議選に向けて支援組織が作られていく過程


立候補するパターンには大きく分けて3種類あります。

1.政治に興味を持って政治家を志し最初に政治家秘書になった人が政党の後押しを受けて立候補する

2.原発反対や共産など思想を元にして立候補する人

3.目的や思いを先に決めて思いの実行手段として出馬を決め立候補する人

松波さんは「3」でした。

1と2はそれぞれ「政党」「思想グループ」など、すでに組織があります。

対して3には組織がありません。

まず組織作りから始めることになりました。

立候補当初に動かせたのは、

・元々仕事を一緒にしていたメンバー
・家族や親類関係

この2つだけ。

これでは当確ラインの3000票を達成など絵に描いた餅。

そこで、今まで仕事をしてきた経営者の方に声掛けしたところ…

松山の「若手創業型経営者の方々」と会うことができました。

そして友人や仲間にも声をかけて、支援組織の原型が出来上がりました。

・家族、親類
・同級生、友達
・元々仕事を一緒にしていたメンバー
・若手創業型経営者グループ

この4つが核となったのです。

ちなみにこの記事の筆者である永野は、若手創業型経営者グループの1人から声をかけていただき、選挙に協力することになりました。


組織が作られた後に選挙の本当の苦労が始まる

最初、松波さんが中心になって4つの集合体である組織を回していました。

しかし、この中には選挙活動を経験した人はゼロ。

メンバーのフォローの仕方も分からなかったそうです。

組織を回す中で一番大変だったこと。

それはメンバー同士の調整でした。

10年来の付き合いのある人たちからは、選挙を始めてからお前変わったなと言われることも多々あり…。

逆に新たに今回の選挙のためにはじめて繋がって応援してくれる人たちからは、「まだまだ変化が足らない」と言われることもありました。

「あっちを立てればこっちが立たず 」チーム論というところでは大変苦労したそうです。

ちなみに全体を見る「選挙参謀」は、政党からの立候補者だと所属する政党から派遣されてきたりします。

今回の選挙だと、松山市議選に直接関係のないけど選挙経験のある愛媛県議などが参謀として中枢に入ることもあるようです。

選挙に勝つためにやるべきことを指示し、その作業を本当に実践したか確認する。

選挙には選挙参謀や番頭みたいな人が必ずいて、選挙を仕切ります。

後日、陣営に当選経験の無い選挙経験者が参加しますが、結局最後まで松波陣営には選挙参謀や番頭的な存在なしで戦いました。

※「陣営に当選経験の無い選挙経験者」が、2019年の愛媛県議会議員選挙で初当選する、かくだともえさんです。


松山市議会議員選挙における地上戦と空中戦の関係

選挙広報活動には、大きく分けて二つありました。

街を練り歩いたり会社の挨拶に出て自分の頑張っている姿をアピールする「どぶ板・地上戦」

リアルで誰かに推薦してもらったり自分が書いた記事にいいね・シェアしてもらう選挙協力による「空中戦」

ここで大事なのは、地上戦できちんと動いていなければ実際に頑張っている姿をネットでアピールできないこと。

WebやSNSでの発信を活かすには、地上戦でのリアルな頑張りが必要不可欠なのです。

地上戦と空中戦は、まさに両輪。

汗を流し必死に演説をしても、周辺の数人が見ているだけでは獲得投票数の底上げができません。顔と名前を覚えてくれる人の数が増えませんから。

逆にリアルな演説の場で思いがガンガン伝わるほど真剣に活動しなければ、いくら検索結果の上位に出てもフォロワーが多くても、WebやSNSで熱量が伝わらないのです。


ネットを重視するもリソースが足りず、そこで…?

組織力も資金力も脆弱な松波陣営は、当初から空中戦を重要視していました。

しかし・・・

陣営には地上戦の頑張りをWebやSNSに効果的に配信できるリソースも人員もいませんでした。

・ブログは放置

・SNSは気が向いた時、やれる時に投稿

・空中戦の大切さは理解しているが具体的な方法が不明

まったくWeb資産が活用できていませんでした。

そこで、現役アフィリエイターである私に白羽の矢が立ったのです!


アフィリエイターがリサーチしてみると…?


しかし当初は、

「単純にSNSへの投稿に手が回らない。写真など素材は用意するから投稿だけしておいてほしい。」

そんな、タスクレベルの依頼でした。

地上戦の熱量が伝わる写真さえ投稿しておけばよい。

陣営的に当初その程度の認識でした。

記事の投稿や修正、削除などスマホやパソコンの操作に慣れていて文章がソコソコ書ける。

私が採用された理由は、その程度。

少なくとも選挙の仕事を請け負った時点で、私がWeb戦略と戦術を考案し実践するとは思っていなかったのです。

が…

「請け負った限りはちゃんと仕事しよう。最低限リサーチしておくか…。」

アフィリエイターのクセでして。

どんな仕事もまずリサーチです。

で、検索結果や他陣営のSNS活用状況を見た瞬間、

「え…これ…Webの力で勝てるんじゃね?」

アフィリエイターの頭の片隅にそんな意識が芽生えました。

そして、ダイエット案件のライバルを調べるレベルで本気のリサーチを開始。

専任のWeb選挙参謀が誕生した瞬間でした。

選挙に勝つためのWebとSNSの活用方法がドンドンひらめいていったのです。

「アフィリエイターがWeb選挙参謀になって選挙に勝利した話【前編・SEO】につづく

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永野護@インターネット選挙参謀

SNSに特化しまくった愛媛松山の専業アフィリエイター。ライターも。SEOもがんばり中。2018年4月の松山市議会議員選挙で35歳無所属新人のWeb選挙参謀を担当し5165票を獲得し4位当選まで導きました。noteにて選挙のWeb戦略を解説。ライター・出版に大変興味あります。

松山市議会議員選挙2018

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