新内眞衣卒業セレモニーについて振り返るお話
さてさて、久しぶりに物書きをします
夏明けくらいに少し忙しくなってしまってからこのnoteの存在をすっかり忘れていて、書くことは一杯あったのに書けずにいました
どんな風に書いていたかも忘れてしまいましたが、探りつつ書いていきます
さて、題名の件にいきましょうか
先日、新内眞衣さんの卒業セレモニーに現地参戦してきました
まあこれから色々書き連ねていくわけですが、シンプルにあのコンサートを表現するなら「新内眞衣劇場」というべきでしょうか?
新内さんらしい、笑いと涙に溢れた素晴らしいコンサートでした
ここからは時系列で振り返っていきましょう
冒頭、ニッポン放送のブースの映像から始まったセレモニー
Overtureが流れる前から映し出される映像に涙を堪えていたのは僕だけはなかったはずです
そしてそこから始まった「生まれたままで」
卒業生である伊藤万理華がセンターの印象が強い曲ではありますが、改めて振り返るとオリジナルメンバーは飛鳥とみなみとまいちゅんだけなんですね
その時間の経過にも少しくるものがありました
そこから始まったラジオパートはもう独壇場
オールナイトニッポンのパーソナリティに相応しい圧倒的貫禄で場を回していました
そこからは後輩たちとの時間、一部メンバーが新型コロナの影響で出演できなかったのは何とも悔やまれました
「トキトキメキメキ」「Out of the blue」ある意味彼女らしい最高の選曲でした
そして今回の目玉、最大の盛り上がりといっても過言ではない「妄想結婚式」のコーナー
上柳さんが登場した時点でANNリスナーとそうでない人で明らかに温度差が生じたのを少し笑いながら眺めていました
上柳さんもさることながら、ステージ上でお便りを読むメンバー、お便りを送った多くのリスナー達、新内眞衣を慕う人が全員で作り上げたあのコーナーは新内眞衣が9年間乃木坂生活で築き上げてきた人生そのものでした
卒業という悲しい空気感の中、あんなにも笑わされ楽しませてもらったのはあなたが寛大で誰にでも優しく、そして弱さを隠さないそんな強い人だったからなのでしょうね
しかしながら次のVTRでは空気感が一変、一気に感動モードへ移行しました
何より、先日のANNでもメッセージをくれた深川麻衣さんとの関係性、「ハルジオンが咲く頃」の披露。グループ最年長という肩書きの裏にどれほどの苦悩やドラマがあったのか私にはわかりません。それでもセンターで踊るその姿は綺麗なハルジオンを咲かせていました。
そこからはノンストップでパフォーマンスが続きましたね
先日、自身も卒業を発表された北野さんと踊る最後の「日常」
自身の初選抜楽曲である「太陽ノック」
格好良さと明るさと何よりどんな色にも瞬時に対応できるその応用力こそ新内さんの魅力なんだと思います
アンコール後の言葉では、アイドルじゃない学生時代を過ごし、OL兼任アイドルという異色の経歴を歩んだ新内さんだからこその言葉に改めてあなたの強さを実感しました
最初で最後の披露となったソロ曲「あなたからの卒業」涙まじりにそれでも精一杯自分の想いをぶつけてくれるあなたに自然と涙が溢れ、本当に卒業してしまうんだという実感を初めて得ました
梅澤美波からの手紙では、受け継いできたもの・受け継がれていくもの。乃木坂46というグループに確かにあなたの存在が深く刻まれている、形を変えて世代を超えてその意思が受け継がれていくんだと感じました
最後は2曲「サヨナラの意味」「ゆっくりと咲く花」でしたね
言葉にするのも烏滸がましいほど言葉では表現できない感情に支配されました
「サヨナラの意味」がリリースされてからどれだけのメンバーが卒業したでしょうか?
「ゆっくりと咲く花」がリリースされてからどれだけの2期生が卒業したでしょうか?
旅立つ者から残される者へ何かが受け継がれていくようにこの2曲は披露される度に誰かの大事な想いが積み重ねられていきます
またいつかこの歌を聴くときには今度はあなたの想いも積み重ねられて、それを感じてまた泣いてしまうのでしょう
会場が青と紫で染まったあの景色を私はきっと忘れることができないのだから
あなたは本当に色々なものを残してくれました
それは形があるものだけではありません、表面化されるものばかりではありません
むしろその多くは種であったり、石垣であったり中々感じ取れないものなのだと、気付けないものなのだと思います
それでも残されたメンバーが揺らいだ時、崩れそうになった時、彼女達を支え、助けるのはあなたの残した勇気や希望、意思や想いなのでしょうね
水泥棒と言われ、多くの先輩や後輩にいじられ、ついぞラジオで噛んでしまう所も変わらなかったあなた
決して芽が出るのも成長するのも早かったわけではないあなた
それでもゆっくりと、ゆっくりと蕾をつけ咲いたその青と紫色の綺麗な花は、たくさんの人に笑顔と希望、思い出を届けてくれました
その花も乃木坂という花壇ではもう咲くことはないのでしょう。きっと別のどこかでまた大きな花を咲かせるのでしょう
それでもあなたの残した、蒔いた種が、栄養が次の大きな花を咲かせる為の支えとなっていくのでしょう
新内眞衣さん、9年間本当にお疲れ様でした
あなたという人に出会えたこと、応援できた時間が幸せでした
とうとう、あなたから卒業する日が来てしまったみたいです
どうかこれからもあなたの場所で大きな花が咲き誇らんことを
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