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あなたが誰かと出会うために必要なこと。

「準備しすぎなくっていいし、皆に頼ってみること」

ファシリテーターとしての活動を4年ほどやってきて思うこと。それは、とても有意義であり、誰かの役に立てるということの楽しさと豊かさを教えてくれる役割であること。ただ、その中でどこかに抱いていた違和感を2017年の夏にはっきりと理解した。

そこからの僕の旅路は、「ホスティング」へと移っていっている。ファシリテーターとしてではなく、ホストとして、みんなと一緒にいたい。

2月3日、京都のNINIROOMで『恵方巻きの会』を企画した。年に1度の行事なんだけど、演技も良いし、すしを作るは今年のやりたいことの1つでもあったので、ちょうど良い理由ができたと思って開催。

ただ、そのために必要なものとして持っていたものは、年始にイベント時にもらった「お米」くらいだった。そこで、いつものように「恵方巻きしたいけど、やりたい人いませんか?そして、道具もってたら貸して下さい」と。

投稿をみて「すし酢あります!」「飯台ありますよ!」「海苔あまってます」など、たくさんのコメントをもらいながら、徐々に色んなものが揃っていく。そして「うちで、やりましょ」と会場までが決まっていった。

些細なことだし、お金を出せば買えるし、場所だって借りれるけど、こうやってできた場は、僕にとってかけがえのないものになる。そして、もしかしたら持ち寄ってくれたみんなにとっても、どこかで嬉しい場になっているかもしれないことを期待している。

全てを準備するのではなく、自ら機会を提案し呼びかけ、集まっていく過程、つくっていく過程を一緒にワチャワチャとしながら、出来上がりの喜びを共有する。そんな、ホストのような存在を少しずつ手に入れていく。今回は、自身も恵方巻きをつくり、楽しんだ。やりたかったことは、これだったのだ。

最後に、先日こんな投稿をみた。九州大学の田北先生の投稿。

解釈の仕方があっているのかは定かではないが、「理由(言い訳)がある」ことで僕らは近づけている。そして、僕自身がそれを体験し続けている。だから、これからもどんどんと言い訳をつくっていこう。

土曜日と日曜日。この週末は3つのイベント企画と、1つのイベント参加。幸せと酒に満ち足りた週末だ。




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