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ビーガンになるメリット🍀

なぜ今ビーガン生活を始める人が増えているのか、そのメリット共に僕がビーガンになった理由も書いていこうと思います。

ビーガンになる理由は宗教的要素を除き、大きく3つあります。
 ①気候変動や温暖化などの地球環境問題
 ②動物を殺すという倫理的問題
 ③自分自身の健康問題

ではこれらの理由を話していきます。

①気候変動や温暖化などの地球環境問題

長らく言われ続けている環境問題ですが、パリ協定以降、特に取り上げられることが多くなりました。
地球温暖化の大きな要因として、温室効果ガスがあります。温室効果ガスというと、皆さん自動車の排気ガスなどをイメージすると思います。

しかし、自動車、飛行機などの世界中すべての交通網にから排出されるものよりも畜産業から排出される温室効果ガスの方が実は多く温室効果ガスの18%も占めています。かつ畜産とそれによる副産物を考慮すると全温室効果ガスの51%をも排出しています。たぶん、、副産物とは何なのか、また僕の英語力が理解できてないだけかもしれないですけど、多分そういうことです笑(原文Animal agriculture is responsible for 18 percent of greenhouse gas emissions,Livestock and their byproducts account for at least 32,000 million tons of carbon dioxide (CO2) per year, or 51% of all worldwide greenhouse gas emissions.)

その中でも畜産業から排出されるガスで注目されているのがメタンです。メタンは二酸化炭素に比べて25ー100倍地球温暖化の影響があるとされています。また、オゾン層を破壊する作用のあるN2Oが人間活動による排出の65%は家畜によるものです。
そしてこれらの畜産業による温室効果ガスの排出はこのままいくとどんどん増加することが予想されています。


次に温室効果ガス以外の側面から畜産業の影響を見ていきましょう。

みなさん、「よく環境のために節水しましょう。」ということを聞くと思います。僕も昔から少し水道の水を出しっぱなしにしただけで親に怒られていました。
では畜産業ではどれほどの水が使われているのでしょうか?

1パウンド(約450g)の牛肉を作るために2500ガロン(約11,000リットル)の水が必要です。

単位がよくわかりませんね。簡単に言うと
ハンバーガーを1つ食べるのに3000Lの水が必要です。

仮に家でどれだけきっちり節水していても、その日の晩にハンバーガーを食べに行ったら元も子もないですよね。
ちなみに1Lの牛乳を作るのに1000Lの水が必要です。
野菜を作るために必要な水は牛肉の1/100ほどですみます。

また、氷河を除き世界中の土地の1/3は畜産業と飼料穀物の為に使われています。
様々な種の絶滅、生き物が住めなくなった海、水質汚染、生息地の破壊。なども畜産業の影響とされています。つまり畜産業は陸地だけでなく海にまで多くの影響を与えています。
世界中の砂漠化の1/3は畜産業による影響です。
アマゾン熱帯雨林の破壊の90%は畜産業によるものです。

また世界人口は70億人います、世界の家畜は700億匹います。
世界全体で考えて人間は毎日52億ガロンの水を飲み、210億パウンドの食べ物を食べます。
一方家畜は毎日450億ガロンの水を飲み、1350億パウンドの食べ物を食べます。
水不足、食糧不足なんてものは存在しません。
必要以上に家畜を育て、水と食べ物を消費しているのが原因です。
世界中で生産される50%の穀物は家畜の餌となっています。

こういう環境への影響を言い出すときりがないんですけど、こういうことです。
環境問題を解決する策として、節電、節水、再生可能エネルギー、電気自動車、プラスチック袋の廃止など様々なことがされていて、どれもとても大切なことなんですけど、それ以上に畜産業の問題点を考える必要がありますよね。


②動物を殺すという倫理的問題

簡単に言うと、犬とか猫とか好きな人は多いと思います。でも自分のペットの犬を殺してその肉を食べようなんて誰も思わないですよね。

じゃあなんで牛豚鶏は殺して食べるんですか?しかも今の工業的畜産で効率化を測るために狭いところで自由もなく殺されるために育てられてかわいそうじゃないですか?

ある畜産農家の人は言います。
「俺らは動物にリスペクトの精神を持って殺してる。」
リスペクトしてるなら殺す必要はないですよね。

ある消費者は言います。
「肉食べるのは好きやけど、自分で牛を殺すのは嫌や。かわいそう。」
こんな自分勝手な話ないですよね。

個人的な意見だと、肉食を完全に無くしたいとは思っていません。なぜなら狩猟民族時代から肉食は文化であるから。ただ、畜産業という動物の権利を完全に無視した方法で育てるのには大反対です。

ただ僕はたとえ野生の肉であっても食べようと思いません。
好きな言葉があります。
「Are my taste buds more important than the life of an animal?」
(自分の味覚は動物の命よりも大事ですか?)

僕は違うと思います。


③自分自身の健康問題

この分野に関しては断言できません。
グーグルでビーガンについて調べる時、日本語で検索するとビーガンになることで健康へ悪影響を及ぼす記事が目立ちます。(そもそも記事数が少ないし、あまりデータに基づいてないものが多いですが。)
一方英語で調べると多くが健康に良いということを書かれていますし、記事数も限りなく多いし、正確なデータに基づいたものが多いです。
国民のビーガンに対する理解の違いですかね。

簡単に言うと
野菜による栄養素を多く摂ることができます。
肥満になりにくくなります。
血糖値が下がり腎臓の機能が良くなります。
ガンや心臓病の発生率が下がります。

などなど、栄養とか病気のことは難しくてよくわからないのですが笑
ビーガンのオリンピックメダリストやボディビルダーも多くいるので、たんぱく質が不足するということはないと思います。(実際僕も大豆製品をよく食べるので、たんぱく質は十分すぎるくらい摂っていると思います。)

ただ、個人的には肉を食べるのをやめてから、体の調子は良い気がします。
おなかいっぱい食べた後の嫌な満腹感もなくなり、野菜を摂るように意識することが多くなったので、ビタミンなども今までより格段に摂っていると思います。


引用等
http://www.cowspiracy.com/facts (Cowspiracyという映画、畜産による環境問題のドキュメンタリー、ネットフリックスで観れます!)

https://earthlinged.org  (Earthling ed というユーチューバー兼ビーガン活動家みたいな人。)


こんな感じで長々と書いてきたのですが、僕は完全なビーガンというわけではありません。
自炊する時は(ほぼ毎日3食)肉、魚、乳製品、卵は一切摂らないようにしています。レザーの衣類などを買うつもりもないです。
ただ、たまに居酒屋とかに行く時だけ付き合いもあるので、魚介類、卵は食べてます。(いわゆるペスコタリアン)


ちなみに僕がこのような生活に興味を持ったの半年ほど前にオーストラリアにいた時で、まず初めに肉を購入するのをやめました(当時レストランで働いていて廃棄予定の肉とかはもらっていた)。その仕事を3ヶ月ほど前に辞めたのと同時に、肉を食べることをやめました。その後先月まではペスコタリアン生活をしてました(家が無く居候をしていて自炊できる環境ではなかったため笑)。そして1ヶ月前から家を借りて住んでいるので、自炊を始めてビーガンのスタイルを始めました。

この生活スタイルは自分でも試行錯誤なんですけど、ビーガンに対する理解の少ない日本で僕がどのように生活してるのか、どんなものを食べているのかをnoteに書いていこうと思います。



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