ニンフォマニアックとハッピーマニア

ニンフォマニアックを見ながら何かを思い出しそうで思い出せなくて。

それがハッピーマニアだったという話。

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異なるのはヒロインの自覚度だろうか。依存症と色情狂のセリフのくだりはかっこよかった。

アンチラブといって愛なしの性的快楽を追求するニンフォマニアックと違って、ハッピーマニアは幸せなラブを(一応)ヒロインは求め続ける。

アンチラブでは罪悪感とともに行動する主人公。一方でハッピーマニアには罪悪感のザの字もない。

対になるような目的なのに、どちらもやってることがたいして変わらないところが面白いというか。(厳密にいうと目的が違うから寝方も違うんだけど)愛を拒絶して性的な関係のみにこだわる主人公とロマンティック(?)な愛のためなら即寝てしまう主人公の行動パターンが似通っているのはいったいどういうことなんだろう。

カヨコはネガティブな異端児って感じではないし。(微妙に現実にいそう。)

行動よりも主人公が何を求めているか(目的)によって行動の裁き方が変わるのだろうか?

宗教観の差なんだろうか。

性暴力サバイバー、裁判は高裁で敗北的和解。Xジェンダー。四方により性自認を愚弄され、諸々のショックからPTSDに。その後、うつ病発症。