Amazonで本の朗読を聞けるAudibleを使って英語のリスニングを強化する方法


●英語圏では朗読が盛ん

Amazonでは本の朗読を聞けるAudibleというサービスを提供しています。

私が留学していたアメリカでは20年以上前でも、本の朗読が入ったCDやカセット(年がバレる?)が大人気で、本屋さんやスーパーにも大量に置いてありました。今住んでいるイギリスでも一定の人気があり、図書館で貸し出したりしています。カナダやオーストラリアでも人気です。

今はネットでサクッと聞けるようになったので便利ですね。

英語圏でこういう朗読が人気なのには、英語というのが「音の原語である」というのがあると思います。

アルファベットの言葉というのは、象形文字の漢字と違って、その言葉を口で音にすることが重要な原語です。

アルファベットは音を表す記号なので、漢字に比べると見た目や意味合いで遊ぶ傾向が薄く、口に出してその抑揚やリズムを楽しむという側面があります。

だから英語圏では朗読や「スポークンワード」という誌や文章の朗読会、演劇などが大変盛んです。

幼稚園や保育園、小学校でも、絵本や本の朗読が大変重要です。家でも毎日本を朗読するように指導があります。

さらに、朗読を聞くのが盛んな理由として、アメリカの場合は車での移動が多いというのがあります。

電車やバスで通勤しない人が多いので、通勤中に本を読めないんですよね。

また高齢者の場合は、老眼で目がつかれるので朗読の方が楽だというのもあります。

●日本人の英語が上達しないのは「口に出さないから」


日本の人で英語がなかなか上達しない人にありがちなのが「発声」をしないことです。単語やフレーズを口に出して見ると頭に残りやすいし会話の練習にもなります。

発生する際に参考になるのが、こういった朗読の音声です。Amazonで本の朗読版を聞けるAudibleであれば、有名俳優の朗読が聞けますから、流し聞きしているだけで、単語のアクセントや文章の抑揚を、正しい発音で学べます。

●なぜAudibleがおすすめか?

英語の音声はYoutubeなどでも聞けますが、問題は、文字起こしをしたテキストが手に入らないことです。字幕付きもありますが、内容が正確ではないものもあるのでリスニングの勉強には生かすのが若干難しいです。

書店などで見かけるリスニングの教材はとにかく内容がつまらないので取り組むのが苦痛です。(私は苦痛でした)

Audibleであれば、まず必ず元になっている本があります。

ビジネス書もありますし、英文学の古典から最近流行りの推理小説、有名人の自伝まであり、よりどりみどりです。古典や学術書、文学を選べば美しい表現や理論的な文章の書き方も身につくので一石二鳥です。特にシェークスピアなどの戯曲は「話すこと」を前提に書かれていますので、リズムや韻も面白いのです。

Kindle版であれば元になっている本も安く、著作権が切れている古典だと一冊100円とか200円のこともあります。

さらに、有名俳優や芸能人が読んでいるものも多く、自分の好きな俳優さんの声で勉強するとやる気が高まります。

Audibleを使ったリスニング力アップの方法

まずKindleで本を入手し、文章をざっと読んでみます。

次に朗読を聞きますが、聞く際に注意が必要なのはどの朗読者を選ぶかです。

個人的には滑舌がよく聞き取りやすいので、イギリスの有名俳優で、特にシェークスピア劇の訓練を受けている方をおすすめします。

シェークスピア劇というのは、日本で言うところの歌舞伎や能のようなものなので、シェークスピア俳優さんというのは、厳しい訓練を受けていますから、聞き取りやすく正しい英語の発音なのです。

またイギリス英語はアメリカ英語よりも発音が平坦で、書き言葉に忠実な読み方をするので日本人にはわかりやすいです。

私は幼稚園から大学院までアメリカ英語で、その後イタリアで働いてイギリス人の上司や同僚に囲まれ、イギリス人と結婚したのでイギリス英語に親しむようになりましたが、アメリカ英語より楽だと思うことが多いです。

次に、録音を聞きながら、聞こえてきた音声を書き取りしてみましょう。それを本を見ながら答え合わせします。

電車やバスの中であれば、書き取るのは難しいので、スマホで朗読を聞いて、わからないところはKindleで本を読んで確認してみるというのを繰り返します。

●どのくらい取り組むべきか?

目標は毎日30分。3ヶ月取り組めば相当実力が付きます。

毎日30分なら一ヶ月で0.5時間X30日=15時間、3ヶ月で45時間です。

働いている方の場合、英会話学校だったら週一回1時間通うのが精一杯ですから、月に4時間しか勉強できません。こういう自習なら3倍以上です。一年ならなんと180時間です。

お風呂の前にやる、夕ご飯を食べたらやる等習慣化してしまえば苦しくありません。

継続は力なりで、語学は蓄積と継続性が大事です。特に大人だと覚えたことは端っこからドンドン忘れてしまうので、毎日繰り返して忘却するのを減らさなければなりません。

●オススメの朗読本

イギリス人俳優による朗読中心にまとめました。

ラジオドラマの伝統があるので、BBCを中心とするイギリスの放送局や出版社が作成したものの質が高いです。アメリカの出版社もイギリス人俳優に仕事を依頼することが多いようです。(多分人件費が安いため。。。)

特にシェークスピア劇の訓練を受けた役者さんの声は素晴らしく、英語も歯切れがよいので英語学習者に向きます。

<超初心者・児童向け>

ベネディクト・カンバーバッチ様、なんとスノーマンのオーディオブックの朗読も。買うと800円ですがAudible無料期間中なら無料で聞けます!お話がわかりやすいので英語の勉強に最適→Raymond Briggs の The Snowman and the Snowdog
https://amzn.to/2Qeqa4m

パディントンの英語朗読版はなんと英の超有名俳優スティーブン・フライが読んでます。知性溢れ出る朗読が素敵→Michael Bond の A Bear Called Paddington

「くまのプーさん」はBBC録音。007シリーズでQを演じているジュディ・デンチやスティーブン・フライなど超豪華キャストで楽しめます→Winnie the Pooh: The House at Pooh Corner (Dramatised)  https://amzn.to/2Qem5Nt 

「くまのプーさん」の続編の朗読版。これも007のジュディ・デンチやスティーブン・フライなど超豪華キャストで楽しめます。ゆっくりしたきれいな英語で英語の勉強にもグッド→A. A. Milne の Winnie the Pooh: Pooh Goes Visiting (Dramatised) https://amzn.to/2QerxQy

<ベネ様ファンのあなた様に>

ベネディクト・カンバーバッチ様、なんと物理の名著の朗読もやっています(さすが知的)宇宙や科学の話は英語の語彙を増やすのに良いです→ The Order of Time 

ベネディクト・カンバーバッチ様はなんとBBC向けにカサノバの自伝の朗読もやっています。ベネ様はシェークスピア劇訓練受けておりアッパーミドルの英語です→ Benedict Cumberbatch Reads Ian Kelly's Casanova

泣けるラジオドラマ。ベネディクト・カンバーバッチ様が第二次世界大戦中のラブレターを読み上げる番組。戦時中の人の考え方や時代背景もわかる。英は戦地からの手紙の検閲は日本より遥かに緩かった模様です→Chris Barker の My Dear Bessie: A Love Story in Letters

<小説>

シャーロック・ホームズシリーズはなんとクリストファー・リー(スターウオーズ等に出演の英名優)が読んでます。ドラキュラ役などで有名でホラー映画界の代表的俳優さんでした。美しくクラッシックな英語を学べますよChristopher Lee の The Casebook of Sherlock Holmes

ジェーン・オースティンの代表6作品をデビット・テナント、ベネディクト・カンバーバッチなど有名俳優が演じるBBCラジオドラマ!全部で14時間と大変豪華。シェークスピア劇の訓練を受けた役者さんばかりなのでセリフがまるで音楽のように優美→ The Jane Austen BBC Radio Drama Collection

ジェーン・オースティンの「エマ」の朗読版。これはAudibleオリジナルでエマ・トンプソン以下イギリスの超有名俳優勢揃いの豪華版。BBC版とはちょっと趣が違う。→Jane Austen の Emma  

マクベスの朗読版は「アラビアのロレンス」などに出演していた英の名優アンソニー・クエイル卿が担当。王立演劇学校出身者の演技は素晴らしい。→William Shakespeare の Macbeth 

ふしぎの国のアリス英語朗読版はなんとスカーレット・ヨハンソンが読んでます。聞いてみたけどなかなかうまい。→Lewis Carroll の Alice's Adventures in Wonderland

「銀河ヒッチハイクガイド」の朗読版は英有名俳優スティーブン・フライ。原作も英的ユーモア満載でナンセンスで面白いので英語の勉強スイスイ進みます。買うと2300円ですがAudible30日間無料体験でタダで聞ける!→Douglas Adams の Hitchhiker's Guide to the Galaxy https://amzn.to/2CZZzRh

すっとぼけたイギリスのコメディでドラマ化され大人気になった作品。ドラマ「ハウス」の主役を演じたヒュー・ローリーと、英有名俳優スティーブン・フライの大出世作。二人とも元々お笑い出身で、ケンブリッジ大時代に出会ってコンビを組みました。賢い執事とお間抜けなお金持ちの上品ネタ満載で大人の洒落た英語の勉強にぴったりです。→P. G. Wodehouse の The Inimitable Jeeves

Iron Maidenファンの方にはおなじみですが、ユートピアが人間社会をどの様に破壊するかという名作。元はBBCのラジオドラマだったのが英語朗読版に。俳優さんはイギリス人できれいな英語で素晴らしい朗読。無料期間中に聞いてみて下さい→Aldous Huxley の Brave New World

英小学校で必ず読むトールキンのホビットも英語朗読版あり。朗読は英で刑事物や裁判ドラマで有名なMartin Shaw。美しい英語にリズム感あるお話。英語学習者必須です。無料期間中に聞いてみて下さい。案外短いです→ The Hobbit

BBCの高品質ラジオドラマ版レ・ミゼラブル。英の一流俳優さん朗読で英語の勉強に良い。原作は英語版、日本語版両方見ながら朗読と比べるとグー→ Les Miserables: A BBC Radio 4 full-cast

優しくて上品な英語。これはやっぱり音読するために書かれた作品。→Beatrix Potter の Beatrix Potter: The Complete Tales

「オリエント急行殺人事件」の朗読版の声はなんと「名探偵ポアロ」で主役のポアロを演じたデヴィッド・スーシェです。ポアロの語りで聞けるのが嬉しい→David Suchet の Murder on the Orient Express

「ナイルに死す」の朗読版の声も「名探偵ポアロ」で主役のポアロを演じたデヴィッド・スーシェです。Death on the Nile   

ナボコフの「ロリータ」朗読版はなんと英名有ジェレミー・アイアンズ。正統派イギリス英語発音が世界観にぴったり。→Vladimir Nabokov の Lolita

SF作品は英語の語彙を広げてくれます。「ブレードランナー」原作は映画と違い細かい部分がわかるので面白い。朗読は米のオーディオブック界ベテランの方で聞きやすい。→Philip K. Dick の Blade Runner 

村上春樹氏の神戸震災後を描いた短編集「神の子どもたちはみな踊る」の英語版の朗読版も。朗読は英舞台俳優さんで聞き取りやすい英語。英語と日本語版の本を見ながら聞くと英語リスニング力アップ→Haruki Murakami の After the Quake: Stories amzn.to/2CV1J4T


<ビジネス>

ジョブズの伝記も英語の朗読版が出ています。声はアメリカの俳優でスパイダーマンにでているDylan Bakerさん。聞きやすい英語。→Walter Isaacson の Steve Jobs


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