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コム・デ・ギャルソン・コム・デ・ギャルソン

「似合う」のではなく、「表現したい」

自問自答ファッション教室、受講前のアンケートで、「お洋服に迷われたきっかけ」というのを回答するのですが、私の回答は、「ちょっとかしこまった時に行く時の服がわからない」「スーツのおじさんたちと対等に話されければいけない時に、自分も相手も心地良くて、かつ埋もれない服はどれだ?」というのを知りたい、というものでした。
具体的には、スーツの人と話すのだから、スーツ着なきゃいけないよなぁ、でも、スーツ着ると、テンション下がるんだよなぁ・・・という悩み。自分なりに解決しようと、伊勢丹マッチ・パレットのスタイリングサービスで、似合うスーツを提案してもらったりしたのだけれど、
「似合っても上がらねぇ!」
それもそのはず。教室ではっきりしたのは、そもそも私が洋服に求める優先順位が「似合う」ではなかったから。
私の優先順位1位は、「ブランディング」すなわち、自分はこんな人であると表現すること。2位が「キャラクター」、3位がようやく「似合う」でした。TPOに至っては、圏外。スーツ着て上がらないのは、そりゃそうだ。だって、自分の生き方を表現するものじゃなくて、好きなものでもなかったら、いくら似合うものを探してもダメだ。ましてや、「周りがスーツだから」という理由で選んで、自分が納得できないのは当然。
教室では、あきやさんに、「スーツのおじさんたちにどう思われたいですか?」という質問をいただきました。色々考えた末に出てきた答えが、
「面白がらせたい」「ニコニコさせたい」
「さやめきさん、スーツ着なくていいと思います」
・・・私もそう思います(笑)
そうなんです。信頼されたい、とか、場の雰囲気に馴染みたい、とかだったら、スーツ着たほうがいいと思うけど、そもそも、私は面白がらせたいんだった。じゃ、堂々と面白くて好きな服を着てやろうじゃないか、ということで、私なりの「ちょっとかしこまったところで着る服」を探し始めました。

コムデギャルソンで試着

2月月報でも書いた通り、職場のイベントで魔法使い役をやることになり、いっそのことコムデギャルソンで魔法使いになるか!と新宿伊勢丹へ。
写真で見て、これいいなぁと思っていた物から、店員さんのおすすめまで、あれこれ試着して、「コムデギャルソンめっちゃ似合う」ということを実感して、でも、最後の思い切りがつかず、悩むこと3週間。その間に、ドーバーにも、青山にも、三越にも行って(なんか同じお店で同じ服を試着するのが照れ臭くて)やっぱりこれだ!となり、再び伊勢丹へ。
前回と同じ店員さんが対応してくださり(戻ってきていただいたんですね!と笑顔でお迎え☺️)ジャケットをサイズ違い、デザイン違いで試着させてもらう。
このジャケットは買います!と決めて、さぁ、インナーはどうしよう、ボトムはどうしよう、とまた次から次へと試着。
やっぱりこの組み合わせかなぁ、と決めかけたところで、今まで目に入ってなかったワンピースが目に入り、「これに合わせるのはどうでしょう?」と聞いてみると、「お似合いになると思います!着てみましょう!」と試着室へ。このワンピース、3月1日に来た物で、2月の試着の時にはなかったんですね。「ちなみに、もう1つ違う型も……」とダメ押しの試着をして、やっぱりこれにします!とようやく決断。

このジャケットです


スーツじゃあがらねぇ!と駄々を捏ねていた私、ジャキジャキに引き裂かれたジャケットで、気分上がるようです。
仕事がんばろう。

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