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1DAYインターンシップに参加する

正式な就労はできないし、報酬を伴う働き方を選ぶことはできないのだけれど、何か働くにまつわることがしたいという気持ちを昇華させる方法を模索するなか、1DAYインターンシップというものに参加してみました。


1)インターンシップとは?

インターンシップとは、大学生が入社前に就業体験をすることであり、ワークショップをしたり、レクチャーを受けたり、若手社員と交流したりと内容はさまざま。会社によっては、入社選考を兼ねることもあるそうです。

私が新卒入社するときにはあまり一般的ではなく、参加した経験がありませんでしたが、近年自分の会社でも'インターン採用'なるものが実施されていました。

イマドキの大学生にとってはメジャーなようで、インターンシップを通じて、業界や企業理解を深めたり、実際に働くイメージや現場感を知ることのできる機会となっています。その会社に入ることありきとも限らず、自分自身の今後の人生や、キャリアを考えたりするきっかけとするためにも行われるようになっているんだとか。昨今においては、大学生だけでなく社会人向けの社会人インターンも増えています。

また、日本の大学生は、就職活動の一環で自由参加するかたがほとんどのように思いますが、実は、フィリピンの大学ではインターンシップの経験が大学卒業の必修になっており(他の海外の大学もそうかも)、大学生は必ず企業で一定期間の仕事をすることとなっています。


2)フィリピン開催のインターンへの申込

というわけで、せっかくなのでフィリピンにある企業のインターンに参加できないかしら?大学生は単位の為に必須ということですが、駐妻の私は参加してOKなのだろうか?と思い、調べてみることに。

結論から言うと「会社によっては可」ということでした。

会社によって「本年(もしくは次年)卒業見込み」の学生のみを対象とするケースもあり、新卒の選考を伴っているものもありました。そのため、社会人の私でも参加できるところを探すことに。

また、インターンシップは手当が伴うこともあります。

フィリピンのインターンシップでは、学業の一環として業務に従事しているため給料は支払ってはいけないけれども、インターンに参加することが大学生の金銭的負荷にならないように、手当(交通費・通信費等)は出すこともあるのだとか。

私の場合は、やはりそういった手当の類を受け取ることはできず、完全に無報酬のものを探すことにしました。

昨今のインターンシップの開催はほぼオンライン。フィリピンは語学学校・大学院のみならず、小学校~大学まで、あらゆる学校が閉鎖して1年半以上経ちます。教育機関の全てが開いていないなかでもありますので当然のことかもしれませんが、オンラインを通して企業のことをどのように伝えていくものなのか、どのようなことが行われるものなのか、と期待が高まります。

そんななか、職務経歴書や事前のWEBテスト等を経て、外資系企業の1DAYインターンに参加をすることが決まりました。


3)インターンへの参加の様子

いざ、インターンシップに参加!

オンラインで自宅から繋ぐことができるのですが、チャットボックスで双方のやりとりができたり、意見があるときは自由に発言できたり、と柔軟に開催されていました。企業の人事のかたのレクチャーや、実際働く社員のかたたちのキャリアストーリーを聞いたり、グループでワークショップをしたりすることも。

自分が日本で見慣れてきている形式とは異なり、学びと刺激になる面ばかりでした。

自国&大学生のみを対象としていなかったため、参加者にもいろんなバックグラウンドのかたがいらっしゃいました。日本のように、まだまだ新卒採用が主流で、日本人の就活生が多く集う文化とはまた異なる一面を感じます。

基本的にはすべて英語でしたが、特に、グループワークでは、盛り上がってくると急遽タガログ語にスイッチする瞬間が多々あり、置いてけぼりを食らって苦しい場面もありました。が、参加者はフィリピン人だけでもなかったこともあって、英語でもフォローがあったりもして助けられました。

多様なかたが参加していたのですが、それでも大半はフィリピンの大学生前後の年代幅。言語のギャップよりもジェネレーションギャップを感じるインターンシップではありました。大学生の時なんてはるか昔のことになりつつある私は、若者の輝きが眩しかったです。


4)参加してみて

すべてのプログラムの修了後に、修了書をいただきました。ちょっとした達成感を得ることができ、節目のようで嬉しいです。

また、私なんかの実力では到底入社できないだろうなーと思う有名企業での経験は貴重でした。こんな機会でもなければ、参加していなかっただろうとも思いますし、プレゼンのやりかたやディスカッションの在り方についても考えさせられました。

海外の優秀な学生と関わることで刺激も受けました。国籍も年齢もギャップのあるなかでしたが、その観点こそ新鮮で学びの多いものでした。

インターンという形ではあるし、何か職務経歴書や履歴書に繋がるものではないかもしれませんが、今後の私の何かの糧にしていきたいものです。

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