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毎年恒例「政策懇談会」で、杉並区の不登校の現状についてお話しました

年に1回杉並の区議さんにお話を聞いてもらっています

年に1回、「ミモザの花~子どもの不登校を考える会」の活動に、
協力してくれている区議さんが政策懇談会を開いてくださいます。

今年の夏も、この会を開いていただき、いろいろお話してきました。

不登校に悩む保護者からの困りごとを区議さんたちに伝え、
杉並区議会で質問をしていただいているのです。

今回、主にお話したこと

去年お願いしたことのうちかなったことが何もなかったので(!)
資料自体は、去年と同じものになりました。

仕方ないので、今年は下記にしぼってお話をしてきました。

1. 学校へ行けない子の居場所を作ってほしい。
2. 不登校になったときの教育の機会を確保してほしい。
3. 年度始めに不登校になったときどうしたらよいかのパンフレットを作ってほしい。

1. 学校へ行けない子の居場所について

まず学校へは行けるけど教室に入れのい、という子のために
別室を用意してほしいということです。

せっかく学校まで行けたのに「空き教室がない」「見る人がいない」
という理由で、帰されてしまう子どもが一定数いるのです。

別室を作っている学校もあるため、
そういう学校に行けた人はラッキー、行けなかった人はアンラッキー……、

……では、困ります。


こういうことが起こらないよう、学校に任せるのではなく、
行政主導で取り組んでほしいと思っています。

また、学校自体に拒否反応がある子もいるので
子ども食堂などと連携して、居場所を作るなどの
工夫ができるとよいのでは……と考えています。

区議さんからは、児童館や図書館を利用してはどうか、
という話が出ました。

2. 不登校になったときの教育機会の確保について

不登校になると、実質教育の機会は失われてしまいます。
民間の教育サービスを使える人はまだいいのですが、
ご家庭によっては、そういったサービスが使えないケースもあります。

フリースクールや不登校向けの学習塾などを利用するのが現実的ですが、
教育は、本来行政が用意するものだと思います。
そうしないと、不平等になってしまうからです。

今は、無料で使えるサービスやわかりやすい教育系のYouTubeチャンネルもたくさんあります。

区として、そういうところと連携して、
一刻も早く、不登校の子どもの教育の機会を確保してほしいと思います。

3. 年度始めに不登校になったときどうしたらよいかのパンフレットを作る

去年、杉並区の教育長とお話させていただいたとき、
年度始めに「不登校になったときどうしたらよいのか」という
パンフレットを作ってほしいとお願いしました。

例えば、お隣の世田谷区ではこういうものを作成しています。
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kodomo/009/003/002/d00185647_d/fil/handbook.pdf

2023年度がスタートしたとき、
こういったパンフレットの配布がなかったので
私は個人的にパンフレットの企画書を作って
教育長と、不登校担当課長に見てもらいました。

しかし、動きはありませんでした。。。

今は、ネット上でもこういうものを簡単に作れるので
言ってくれれば私の方で作れるのですが
なぜか、その希望は通りません。。。

作ってくれないなら、作らせてくれ、という感じです。


ほかにもいろいろお願いしたいことはあるのですがまずは、
最優先で取り組んでいただきたいことについてお話しました。

毎年お願いして、毎年進むことがなく正直、メゲ気味ですが、
何も言わないと何も進まないのでできる限り、
がんばらないといけないな、と思います。

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