【防災】自分を守れない人は他人を助けることができない。

武蔵野美術大学大学院 クリエイティブリーダーシップコース 

クリエイティブリーダシップ特論Ⅱ 第9回目 2020/07/12

国士舘大学防災・救急救助総合研究所嘱託研究員/教官のデイビッド・佐伯潤先生

佐伯潤先生は、初動72時間の間にすべきことを「災害対応」と位置づけ、災害対応に必要な技術、知識の訓練設計と訓練指導を専門分野としている。数多くの大手企業や自治体の防災計画立案と、計画実施のための訓練設計と教育を務めている。


災害対応の究極の王道なんていうものはない。また災害における失敗とは、判断をしないことである。と先生は言う。訓練をすることにより良い判断ができるようになる。部活の練習、受験勉強、習い事と私たちは今までに何度も始めはできないことも失敗を繰り返し体に覚えさせ、何度も繰り返しおこなうことでできるようになった経験をしてきている。

しかし、防災訓練で失敗した経験がある人は、少ないのではないだろうか。


自分を守れない人は他人を助けることができない

防災における絶対的なルールは自分自身の安全が最優先される

1.自分自身の安全が最優先ということである。自分を守れない人に、他人を助けることはできない。自分が被災することで、被害が広がる。

2.訓練を受けたこと以外はやらないできないことをやろうとすると被害が広がる。3.「安心」と「安全」は別。「人は分からないことを、自分の経験をもとに埋めようとする」認知不安というマインドモデルを持っている。これで「安心」という感情が形成されるが、実際はむしろ「危険」である。


今回の講義で、防災について災害がおきたらどうしよう。ではなく、おきてしまったらどうするのかを知っているか知っていないかで私が生き残れる確率が上がるとと、なんとなくわかっていたことでがリアルな数字を出されることによって理解できた。自宅で、学校で、職場で、自分はどう動くのか判断するのかを学んでいく必要がある。


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