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公務員辞めようと考えていたら、ミニマリストを目指していた話

私の現職は公務員。大学を卒業してから約10年間働いてきましたが、公務員という働き方を今後も続けていくことに疑問を抱いています。

公務員を辞めたいと考え、「民間企業に転職しよう!」と意気込んでいた私。しかし実際に転職活動を行ううちに、民間企業への転職以外の道も見えてきました。

いろいろ迷った結果、現在は「ミニマリストになり、生活コストを抑えることで、正社員以外の働き方で暮らす」ことを目標にしています。
今回は、その考えに至った経過についてお話していきたいと思います。

公務員を辞めたい理由についての記事はこちら ↓


民間企業への転職活動を始めた

民間企業への転職を考え、まずは転職エージェントに登録した私。
転職したいと考えつつも、本当に自分にできるのかな?と思っていました。しかしエージェントさんと話すうちに、私にもできるかも!と、自分の中で転職が現実味を帯びてきました。
転職サイトに登録していると日々様々な求人が届きます。届いた求人の中で、自分にできそうだと感じたものにはとにかく応募しました。

ありがたいことに何社か書類選考を通過し、面接まで進むことができました。自己分析をして、企業研究をして……自分なりに準備して挑んだつもりでした。

しかし結果は全落ち。

転職活動をするうえで何十社と落ちるのは当たり前だとわかってはいたけれど、精神的ダメージはどうしても受けてしまいました。

正社員になりたいわけじゃない

なぜ正社員にこだわるのか?

改めて自分に問いかけてみました。
面接するうえで必須ともいえる企業研究。企業について調べながら、本当にその会社で働きたいと思っているか?

答えはノーです。

では、なぜそう思うのか?理由を考えてみました。

そもそも組織に長期間属したくない

私は組織に属することや、人と長期的な関係を築くことが苦手です。
現職でもそうですが、正社員・正職員として働く以上は、長期的に組織に属する必要があると思います。異動があるとはいえ、同じ組織内に知っている人がたくさんいることには変わりはない。そんな環境が私にとっては苦痛です。

週5・フルタイムで働くのがキツい

日本では週5・フルタイムで働くのが当たり前のようになっています。
それを約10年間続けてきたけれど、これがあと約30年も続くと思うと絶望でしかありません。
逆に、体力に自信のない私がよく10年間続けてきたなあ、と思います。30代に突入し、年々体力が衰えているのを感じています。

週5日めいっぱい働いて、土日は何もする気力がなく引きこもり。
これをあと30年続けて一生が終わっていくのかな……。
そんなことを考えては暗い気持ちになる毎日です。

現状と変わらなくない?

それらを考えると、転職する意味あるのかな?と思えてきました。

公務員の仕事が自分に向いていないという思いに変わりはありません。
転職すれば仕事内容が変わり、自分にとって良い方向にいく可能性もあるでしょう。
でも正社員・正職員でいる以上、長期的に組織に属して、週5日フルタイムで働くことからは逃れられない。

転職したところで、私が苦手とすることを避けることはできない。それに気が付きました。

派遣社員を目指そう

派遣社員を目指す理由

正社員にこだわることに疑問を持った私。
同じ組織に長期間属したくない、週5フルタイムという勤務時間に縛られたくない。

そんな働き方を探しているうちに、派遣社員というスタイルに辿り着きました。
派遣社員は、同じ職場で長期間働くことができません。それは、同じ組織に属し続けたくない私にとってメリットになり得ると考えました。また、正社員よりもライフスタイルに合った働き方が可能なのではないかと思います。

これは、私の理想とする働き方に近いのではないか?
正社員以外の働き方を知った私は、転職活動を一旦辞めることにしました。

正社員にこだわらなくていい

派遣社員を目指すと書きましたが、パートやアルバイトとして働きながら副業をすることも考えています。

その際に気になるのが、お金の問題。しかし、非正規雇用として働きながら一人暮らしをしている人はたくさんいらっしゃいます。
お金の使い方を工夫すれば、正社員にこだわる必要はなくなるのではないか?私は自分の支出について考え始めました。

引越しをしよう

収入が減るから固定費を抑えたい

非正規雇用という働き方を目指すとなると、どうしても今より収入は減ってしまいます。
私の支出の中で最も大きな割合を占めているのが、家賃。毎月必ず出ていくこの支出を減らさないと、今の働き方を変えることはできない。そのため、私は家賃の安い部屋に引越すことを決意しました。

断捨離を始めた

引越しを決意した私。しかし、約10年間住んできた我が家は物で溢れています。そこで、スムーズに引越すために断捨離を始めました。
勢いがつけば捨てることは苦にならない私。1日最低5分でも、と決めて取り組んでいます。
引越して仕事を辞めるという目標があることに加え、部屋がスッキリすると気分が良いため、意欲的に物を捨てることができています。

ミニマリストを目指そう

ミニマリストという考え方と出会った

断捨離について調べているうちに、ミニマリストという考え方に出会いました。
なんとなく聞いたことはあったけれど、自分には関係のない世界だと思っていたため、深く考えたことはありませんでした。

無駄なものがない空間で暮らしている方々

ミニマリストの方のYoutubeやSNSを観始めた私。観ていると、何もない部屋にテーブルだけ、という空間で暮らしている方もいらっしゃいます。
かつての私だったら、そういう生活をしている人もいるんだ……くらいにしか思わなかったかもしれません。

しかし、引越しを目指す私にとっては、それは目指すべき姿でした。
物が少なければ狭い部屋でも生活することができ、家賃が安い部屋も選びやすくなります。

私は今、一人暮らしにしては比較的広い家に住んでいると思います。
でも、それは本当に私にとって必要なスペースか?そこを占めているものは、本当に今の私が必要としているものか?

自宅にいる時はほぼベッドで過ごす私。お行儀が悪いですが、食事の時もベッドをソファ代わりにしています。テレビもほとんど観ません。
それを考えると、身の回りにあるほとんどが不要なものに思えてきました。

自分にとって大切なものだけを選ぶ

ミニマリストの方の考え方を深堀りするうちに、「自分にとって不要なものをなくして、大切なものだけを残す」という考え方に辿り着きました。すごく素敵な考え方だと思います。

私は、自分にとって苦痛な現職を辞めて、自分の心の声に従う生き方をしたいと考えています。それは、ミニマリストの考え方に通じるものがあるのではないかと思いました。

断捨離を進めていくうちに、不要なものの多さに気がつきました。高い家賃を払ってまで、不要なものたちに囲まれる必要は全くない。本当に大切だと思うものだけに囲まれて暮らしたい。

断捨離はまだ途中ですが、最終的に何が私の手元に残るのか楽しみです。

行動したからわかった

公務員を辞めたい……とただ思っていただけでは、ミニマリストになろう!という考えには至らなかったと思います。

転職もミニマリストも、かつての私は自分に関係ないものと思っていて、深く調べたことはありませんでした。
でも、実際に行動すれば挑戦できるのです。

実際に行動してみて、正社員の転職は違う、なら何が自分に向いているか……と真剣に考えたからこそ、ミニマリストを目指そうと思えたと感じています。

短期間のうちに目標がコロコロ変わっている私。
でもその根幹には「やりたくないことは極力避けたい」、「自分が心地よいと感じられる生き方をしたい」、「なるべく人と関わりたくない」という思いがあります。

ミニマリストには、「快適な空間で暮らせる」、「自分の好きなものだけを選べる」、「無駄な出費を減らせる」という魅力があると思っています。

自分に必要なものだけを選ぶことによって、生活コストが下がる。多様な働き方を選べるようになる。心地良い暮らしができる。

それが私の理想とする生き方に繋がっていると信じています。