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「運動神経が悪い」とは何か

「ヘタの横好きで……」

このフレーズは往々にして謙遜の意味が込められている。

だが、僕の場合は、違う。もうなんだかんだで何年も通っているが、まったくうまくならない。ボクシングジムの話だ。

そもそも、一番似合わないことをやってみようと思ったことが、きっかけだ。だから、想定内ではあるのだが、それにしても上達が観られない。理由を考えてみた。

おそらくは、動きのリズムが悪いことが原因ように思う。いいかえれば、身体の連動がうまくいっていない。

ボクシングは腰を回転させ、下肢との連動が重要になる。意識すればできるが、夢中になると、どうしても手打ちになってしまうんだ。練習量もさることながら、センスの問題も大きいように思う。

もしかしたら、「運動神経が悪い」というのは、「身体の連動がうまくいっていない」ということに尽きるのではなかろうか。であれば、僕が泳げない理由も見えてくる。体幹を鍛える必要があるのかもしれないが、もはやそこまでしてたどり着く場所も特にない。

ただ、身体を動かすのは案外に楽しいな、ということは、社会人になってよくわかったのであった。それは、もっと早く教えてほしかったな。体育のティチャーよ。

すべての運動音痴に送る1冊で、本稿を締めたい。こういうのを書きたいな。

https://www.amazon.co.jp/dp/4101335516

(了)




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