最近いちばん感動したイケズの話を彼に「すごくない？」と前のめりに話したら「よくできた話、」と言われてちょっとほっこりした。。

京都のひとは、京都という舞台である意味演じているのかもしれない。京都人を。京都の街は、小さくて四角くて整然としていて暗黙の決まりごとや行事がたくさんあってきれいで、ほんとに舞台みたい。

なんて悠長なことを考えているうちに、10/1から消費税が10%になった。不明瞭で不合理なルールの押し付けほど不快なものはない。細かすぎる、なのに基準のゆるすぎる軽減税率のルールを考えたひとは自分で買い物したことがないのだろうか。というか、何人もの専門家が話し合いに話し合いを重ねて決められたルールならあまりにもお粗末ではないか。官僚や政治家というのは、凡人には出来ない仕事だと思っていたが、最近は求められる素質が斜め上どころかもう手遅れなほどに劣化しているのではと思ってしまう。日々工夫と努力を重ねて稼いでいる微々たるお金を、湯水のように頭の悪い使い方されるのが許せない。たぶん、買い物どころか"生活"をしたことがないのだろう。

増税から３日経っても腑に落ちなくて、つい愚痴愚痴と長くなった。マヤルカでも、増税対応策を実施しています。なぜこんな小さな店が勝手で意味の感じられない政策のためにそんなことをせざるを得なくなるのか理解できないけれど、少しでも店に来てくれる方のよりよい暮らしを作るお手伝いができたらと思う。増税対応策の詳細は店頭で案内しています。初めて来る方にはもしかしたらあまりピンと来ないかもしれないけれど、以前から来てくれていた方はきっと喜んでくださるはず。

さてギャラリーでは、10/14(月祝)まで毎年恒例となっている疋田千里さんの写真展「ohashi_to」が開催中。世界各地の"お箸のある風景"をテーマに撮った写真を展示販売しています。写真は新作のフォトＴシャツ。

大人気でいまだいぶ品薄ですが、こちら会期中に追加予定。サイズ、色柄いろいろあります。

新作写真集『ohashi_to お箸/đôi đũa/筷子』。帯にはレシピ付き。

撮影を重ねるごとにどんどん研ぎ澄まされ濃密に世界の人々の食卓に近づいているような疋田さんの作品から目が話せない。ぜひ会場でじっくりお楽しみください。

普段からカメラマンとして様々な媒体で活躍する疋田さんは、東京在住で、そして旅人でもある。日本と世界の各地を軽々飛び回り、いろんなものを見て、いろんな話をしてくれる。こちらは疋田さんが滞在してくれたわが家の和室。なんだか見慣れた本棚がしゃんとして見える。

旅人の視点はいつも新鮮で、フラットで、やわらかく、話していると小さな街の小さな自分がほんとは大きくて広い世界にいることを思い出させてくれる。もしかしたらそれは、実際に旅をしても気付けないかもしれないすごいこと。疋田さんと周りの人たちとは、毎日美味しい食卓を囲んだ。そんな楽しい"お箸のある風景"は、いつもの京都の夜までしっかりと、"世界の中のここだけの場所"であることがくっきり輪郭を持って現れてくるようなしあわせな時間だった。

10/13(日)、14(月祝)、旅人疋田さんはまたひとつの旅を終えて再び京都へ。10/13(日)は14時頃から、そして最終日14(月祝)は一日在廊予定です。在廊中はスナップ撮影していただけます(2000円、後日データお渡し)。先週末も、疋田さんに撮ってもらったみなさんがすごくうれしそうなのが印象に残っている。見ているわたしもうれしいな。ご予約不要。ぜひどうぞ。

疋田千里HP
https://hikitachisato.com/

前田ビバリーさんの張り子展は無事終了。一部は引き続き店頭にて展示販売中。今年もたくさんのご来店ありがとうございました。みなさんとビバリーさんの張り子について話す時間もとてもよかった。毎年楽しみにしてくれる方がいるってすごくいい。

ギャラリー横のスペースでは引き続き「韓国のふるいもの」展。こちらも10/14(月祝)まで。

ポシャギはいまのところきれいめのものが人気だけど、時代を感じるふるいものもぜひ間近で見てほしい。こんな貴重な機会を作ってくれた郷田さん、ありがとうございます。

今日は朝から大口の買取りがあり、さらに店の営業後に倉庫をあれこれ整理してとても情報量が多かった。こんな時間まで目が冴えてnoteを更新している。。

10/11(金)～14(月祝)は、京都マルイの古本市にも出店。街中のみなさま今回もどうぞよろしくお願いします。

※今月は10/15(火)のみ臨時休業です。