見出し画像

20200617_通院記録

非常事態宣言が解除されて、世の中は少しずつ元通りになろうとしてる。

の、かもしれないが、わたしの勤務先は、現在も引き続き在宅勤務をメインとし、出社は事前申告制だ。

よって、わたしも相変わらず引きこもりの日々。
この日は久しぶりの通勤時間帯の電車に若干怯えながら(ウイルスも怖いが、なにより満員電車に揉まれるのはウイルスがなくてももう耐えられないと思う)家を出た。

PT-INR 2.81

前回も値が2.85と高くてワーファリンの服薬量を減らしたところだったが、また減らすことになった。
これで5.25g/日→5g/日に元通りだ。
運動不足が祟って痩せてしまったので、それでワーファリンの効きが良くなったのかもしれない。
少しでも気を抜くとすぐ痩せてしまうのは子供の頃から。
ないものを増やすのはとても大変だ。

BNP 57.1pg/ml

だいたいずっと40~60あたりをうろうろしているので、いつも通りですねという感じ。

ヘモグロビン 14.2g/dl

特に問題なし。

心臓超音波(エコー)検査

3代目主治医最後の診察の時に
「最近やってなかった気がするし、主治医も変わるから」
と検査予約を入れたエコー。

子供の頃は年に1回は受けていた気がするエコーだが、確かに最近やっていなかったような…?

と、思っていたら、エコーを受けたのはなんと7年ぶりらしかった。
前回は2013年の秋、ごはんが食べられなくて痩せ細ってしまい、身長が166cmあるのに体重が40kgを切りそうになって入院した時だ。
(その時は結局ストレスで心身症になっちゃったという結論だった。)

久しぶりに朝早く家を出て電車に乗り、頭もぼんやりしていたので、技師の方に「寝ちゃったら起こしてください」とお願いして横になった。
半分寝ぼけながらも「息を吸ってー吐いてーはいそこで止めてくださーい」の指示に従っていたのだが、途中で一度完全に寝落ちてしまい、大きめの声で「息を止めてくださーい!」と言われ、ものすごくびっくりしながら目が覚めてちょっと動悸がしてしまった(自業自得)。

画像1

わたしは左心房と左心室の間にある僧帽弁が機械弁になっている。
この機械弁の動きが悪くなっていないかをエコーで見るというわけだ。

今回のエコーで観察したところでは、血液の逆流はなく、機械弁を通る血流の速さは2.1m/秒。
前回(2013年秋)は1.9m/秒だったので、コンマ2秒分、弁が狭窄になったらしい。
これが2.5m/秒くらいになると再手術を考えたりするのだそうだ。

健常者の場合は、この血流の速さは1m/秒くらいらしい。
全然ちゃうやん、倍やん、と思った。

とはいえ、いまの弁を23年間使い続けた上でのこの結果なので、相当ラッキーな部類なのだろう。
普通は弁を入れた時期が若ければ若いほど、次の交換のタイミングも早くなるのだそうだ。
さすがわたしの執刀医である(ありがとうございます〇〇先生!!!)

主治医は「さすがに7年もエコーをやっていないとは」といった様子で、「今度からは2年に1回くらいのペースで調べましょうね」と言われた。
やはり40歳くらいで再手術になると思っておいたほうが良いのだろう。

また、狭窄とは別に弁そのものにガタがきてしまったり付き方が弱くなってしまうパターンもあり、その時は血液が弁を通っていく際に赤血球が破壊され、溶血が起きてしまうらしい。
字面の時点で怖すぎでしょ溶血…

溶血になると貧血になり、疲れやすくなったりするのだそうだ。
わたしは毎日鉄剤を服用しているが、そんなものでは追いつかなくなるくらい貧血になるのだそう。いやだから怖すぎる。

狭窄の閾値には到達しなくても、ある日急に溶血が起きて弁置換、というパターンもあり得るらしい。
いやいやもうほんと怖いわ…

「なのでちゃんと血液検査しましょうね」と言われた。
はい、ちゃんと病院通います。
推しに会うまでは死ねない。

わたしは「完全型房室中隔欠損症/心内膜床欠損症」という病気なので、僧帽弁だけではなく右心房と右心室の間にある三尖弁も不完全なかたちで生まれてきた。

人工弁ではないから、いままで何も気にすることなく生きてきたのだが、この三尖弁も狭窄?なのか、今回の血流は1.8m/秒だったらしい。

それを聞いた時は素直に「えっわたしの心臓めっちゃ頑張ってない?偉すぎない?」と思った。

全然健康体じゃないのに、毎日ちゃんと仕事して、自分で自分の食い扶持稼いで、税金納めて、ガン保険に入って、家のローンも払って、たまに副業して、パーソナルトレーニングに通って身体作りまでしてるの、わたし偉すぎない…?
やだ、わたし偉すぎ…(大人になると↑のことをしても誰も褒めてくれないので自分で自分を褒めていくスタイル)

心臓の動き自体は正常。
また、左心房が健常な心臓より大きいが、まだ気にするレベルではないとのこと。
これがどんどん肥大していくと不整脈が出たりするのだそうだ。
たしかに、大人になったら手術かもね、と同時に、不整脈が出るかもね、と言われたこともある気がする。

次回の診察はまた2ヶ月後。

その他

いまの主治医は子供の頃のわたしのことを知らずにはじめから大人同士として対峙しているからか、それとも主治医自身がそのような方針なのか、若い先生方の傾向なのか、はたまたわたしが最初の診察の時に「わたし自分の病気のこと全然知らないんです」と言ったのを覚えてくださっているのか、全て分かりやすく説明してくださって、自分で調べ始めたことも相まってここ数ヶ月で一気に自分の心臓について知識が深まっている気がする。

調べたり聞きかじったことは夫にもレクチャーして、「いかにわたしが日頃から頑張っている尊い存在か」を懇々と聞かせている。
それと同時に、いまは元気でも今後自分がどのような健康状態になっていくかはわたし自身にも分からないし、将来手術を受けたとして予後が良いとも限らないので、そのあたりも少しずつ夫には覚悟していってもらわないといけないな、と思っているところである。

病院のあと

どうしてもハンコを押さねばならない書類があり(社内ではなく社外から求められて…社外のことばかりはどうしようもない…)、病院まで出かけたついでに3ヶ月ぶりに出社。

ありがたいことに職場の人間関係は良好で、同じようにこの日出社していた同僚と久しぶりに会い、他愛もない話をして、こういう雑談でもストレスって発散できるんだよなぁなどと思ったりした。

とはいえ、家から出るという行為自体がそもそも好きではないので、在宅勤務は1000%継続するつもりであある。

サポートいただきましたお金はミセスインターナショナルファイナリストとしての活動に使わせていただきます🌹