怖くて苦手だった上司に言われたこの一言が、心に残っている。
わかっている、わたしが退職してしまった原因は、じぶんの思考のクセだったこと。

退職して、「生活」を穏やかに丁寧に暮らすようになって、心のリハビリのために「きょうはこれができた！」と夜に思い返すようにしている。

それは、ゴミ出しをしたとか、お風呂掃除をしたとか、歯医者に行ったとか、ちゃんと就活してる、えらい。仕事休まず行った、とか。ほんとにほんとに些細なことでいい。
できた、を考えるのが大事だ。

わたしは思考のクセが完全にマイナスなので、「ちゃんとできなかったこと」に目を向けて、落ち込みやすい。退職前は、こころが置いてけぼりになっていて、人の目が怖くて、「やらなきゃ」っていつもじぶんを追い込んでいた。

「ちゃんと家事をしなくちゃ」「嫁なんだもん」
「ちゃんと言われた通りやれてる？」「相手の機嫌を損ねていない？」

退職した後も、だいぶのんびりとしてから転職活動に臨んだのだけど、「自信がなさそう」「将来プランは」「お子さんの予定は」そんな面接での言葉の数々に、まだまだ弱っていて防御力０な心はまたしゅん、と大人しくなってしまった。

できていないこともあるかもしれないけれど、できていることもある。
自信を持つ、って私にとっては一番難しいけれど、「がんばらなきゃ」のハードルを下げて、肩に力を入れないでみてもいいのかもしれない。

まずは、明るく前向きなわたしを取り戻すこと。

何年も続く人生で、今が頑張りどきなことはわかっているけれど、すこしくらいおやすみしたって、いいよね。

きょうは、「ちゃんとお休みする」ができた、とおもいます。

みんなも、なにかしら、きょうはできてるはずだよ。

おやすみなさい。

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