「マヨネーズが好きな子だから、まよって呼ばれてるのかと思った！」

高校生の頃、言われたときには笑ってしまった。昔から、男子に「マヨネーズ」ってからかわれ続け、小学生の頃は慎吾ママの「おはーでマヨちゅちゅ、」の曲が大ブーム。だいぶ揶揄われたものだ。留学先では、「Oh!!デリシャスネーム！」て言われたりもしたなぁ。
(ちなみに、マヨネーズは好きでも嫌いでもない。)

それでもわたしは、「まよ」って名前が、大好きだ。

名前の由来は、誕生月。
「MAYO」はスペイン語で、5月。5月に生まれた子だから、まよ。スペイン語が好きな父が名付けてくれた。単純で、深い意味もないかもしれないけれど、じぶんの生まれた新緑の季節が名前に込められてる気がして。

まよ、という響きは気に入っているし、2文字で呼びやすい。なにより、珍しいからあまり人と被らなくて、「わたしの名前」感が強かった。

友達にも、学校の先生にも、社会人になってからの社内でも、ずっと「まよ」と呼ばれ続けている。

そして結婚して、名字が変わって住所が変わって仕事を変えて。何もかも変わったなかで、唯一変わらなかった、わたしのアイデンティティ。名前が、グラグラになったわたしを支えてくれたと言っても過言ではない。
　

じぶんの名前がすき、て幸せなことだと思う。
この先もわたしはずっと「まよ」で、この名前を大切にしたいなとおもう。

名前は、親がくれる最初のプレゼント。いつかわたしも、じぶんの子にはその子を一生守ってくれるような、素敵な名前をつけてあげたいな。

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