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見世物小屋の蛇女。

普通の人。
それが私の最高の弱点。

普通の人だからほぼ確実に50点は取れるけど、50点って一番意味のない点数だと思っている。

100点だったらすげー!!ってなるし、
0点でもすげー!!ってなる。

100点を取る人も、0点を取った人も人を笑顔に出来るのだ。

でも50点の私はすごくないし、笑える数字でもないという何とも意味のない点数をたたき出す。

自分には100点も0点も取れない。

そんな時に0点か100点どっちかしか取れない妹の渋沢一葉がいる事に気が付いた。

何でこんな所間違えて0点を取れるんだ…2択もあるし一つ位当たっちゃうだろ…って思う時もあれば、

え!!これで100点って絶対無理なやつじゃない!!??っていうので、なぜか100点を取ってしまったりする。

そんな渋沢一葉と作った『渋沢内閣』

渋沢内閣はみんなに理解されにくい部分がある。

それは現代版の見世物小屋だから。

普通に考えて今の時代、人を見世物にするような見世物小屋なんてやっちゃいけません!!
って反対されるだろう。
でも中に何がいるんだろうって興味はあったりするのではないでしょうか。

そこにはめちゃくちゃ美人な蛇を操る蛇女がいるかもしれない。
めちゃくちゃ可愛い二つの頭があるわんちゃんがいるかもしれない。

めちゃくちゃ怖いって思うかもしれないし、
めちゃくちゃ素敵って思うかもしれない。

入った人の感性だから、入るまでは分からない。
そして入るためには若干の勇気が必要。

そんな現代の見世物小屋のメインは渋沢内閣・総理大臣の渋沢一葉。

普通の人には理解できないかもしれない。
私も正直ほとんどは理解出来ていない。

でも見世物小屋には持ってこいの人材なのだ。

美しい容姿と、熱すぎる闘志。
自分の想いが最優先で、その想いを届ける為なら指先から蛇とか出しそうだし、何だったら体中に毒を持っていて、触ったら触った人を痙攣させられる毒を持ってそう。
現代の蛇女とは渋沢一葉なのかもしれないと思っている。

それを毒で人を痙攣させちゃいけないよ!
指から出した蛇で人を締め付けちゃいけないよって言われても、
見世物小屋のナンバー1からこの技とったら仕事がなくなっちゃうのです。

私は普通の人だから、見世物小屋は好きだけど、見世物小屋でショーをすることは出来ない。

蛇女は普段いい人だから大好きだけど、想いに火がついて指から蛇を出している時には、心底飽きれる時もある。
その思考を理解する事はきっとずっと出来ないだろう。

でも見世物小屋が好きで、蛇女の伝えたい想いには賛同する部分はあって、その見世物小屋を守ろうと思ったら、蛇女に蛇を出さないまともな普通女になってもらったら困るのだ…

蛇女が誰かを毒で痙攣させている事にドン引きしていたとしても、蛇女には毒を出し続けてもらわないと困るのだ。

もちろん渋沢一葉は指から蛇は出さないし、
毒で人を痙攣させたりもしません。

でも夢とか、自分の想いとかに対する気持ちは本当に蛇女…いや、それ以上だと思います。

普通の人は蛇女は怖い。
蛇女はひどい。
蛇女なんていなくなればいい。

そういうかもしれない。

でもきっと蛇女も普通に暮らしたいと思う事もある。
でも自分が普通になってしまったら、この見世物小屋はつぶれてしまう。
そう思う事もあるのではないでしょうか。

普通じゃないことってきっとすごく大変だと思う。
そして蛇女が蛇女で居続けることは仲間たちへの優しさなのかもしれない。

私には出来ないし、したくない(笑)

でもそんな蛇女を守ってあげられるのも、この普通に人間である私しかいないのかもしれない。

見世物小屋は好きな人はとことん好きだけど、
入ってもいないのに、蛇女の優しさもしらないのに、殆どの人に毛嫌いされる。

こんな風にはなりたくない。

私たちはある意味、逆風と闘っていかなきゃいけない、大変な仕事を選びました。

でもこれからもエンタメでみんなのメンタルをHAPPYにするために、最高な見世物小屋を作ってやろうと思います!

現代版の見世物小屋、応援してみませんか??


蛇女と私。





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