『無題』

『無題』(即興で書いた詩です)

そっと指で触れて撫で下ろせば
止まっていた鼓動が動き出す

世界中の時間が手のひらに流れ
小さな細く柔らかな光に沿って一気に駆け登る 言の葉 logic lyric

零れ落ちた先は遠く彼方見えないけど
確かにその時その瞬間にあるべき愛の底

砂時計を逆さにしても世界は巻き戻らないけど

まぼろしを掴むように
叶わぬ世界に共に生きよう

ずっと夢に見ては泡と消えて
浮かんだ情景は蜃気楼

撫で下ろした胸は小さく溢れかえる
細く息を吸ってふっと隠れて それでも消せぬFlash Back

研ぎ澄まされた硝子は思いの外暖かくて
誰かの涙のようでした

夢うつつを彷徨い果てたとしても君は笑わないけど

あるはずのない揺らぎが
僕を惑わすんだ

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