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初心忘るべからず(こども食堂を始めたわけ~これから)

こども食堂を始めていつの間にか1年が過ぎていました。続けられた感謝と、これから更に目指すものへ向かうためきっかけを書いておこうと思います。

かなり前から「こども食堂」ということが、ニュースでもよく取り上げられていて存在は知っていた。すごいな、いい取り組みだなと思いながらも都会の話で、身近には必要な人はいないんじゃないかなと思ってた。

私は子育てサロンみたいなものを作りたかった。

自分が県外から嫁ぎ、初の妊娠は酷いつわりと不安な子育て。近くに友達もいなくてその後も更にがんばりすぎてうつに…
その後、3人を妊娠、出産。色んな経験を経て徐々に自信を取り戻し、自分の経験を活かし、知り合いの産後うつや発達障害児を抱えたお母さんの話を聞いたりするようになっていた。

1対1や少人数では話はできても、保育園や小学校のママ達に話しかけるのですらドキドキする私だったので子育てサロンしたいけど、知らない人と一から信頼関係を作れる自信がなかった。。。

長男が小学校に上がって、友達が遊びに来るようになって知った。

土日でも両親が仕事で、100円だけ持っててそれでお昼ご飯をすましている子がいること。
親が家にいると言いながら、お昼時になっても家に帰ろうとしない子がいること(理由は聞いてないので分からないけど…)
うちで一緒にご飯食べていいよと言っても「食べてきた」と言い張り遠慮する子がいること。
何度かは、うちで一緒に食べてもらったけど、毎回はさすがに気を使うかな?とか私の中にも変な遠慮があった。

こんな近くにそんな子がいるとは。。。
それに気づかなかったなんて。。    
気づきにくいものなんだな。。。

その頃、子供達の友達や知り合いで年に3回ほどうちでおとまり会をしていた。15時集合の所、数人は午前中から来て掃除や準備も手伝ってくれていたのでお昼も一緒に食べてた。妊婦だった時もあり、うつから回復したわけではなかったのでキツイ時もあったけど、楽しみに早く来てくれる、楽しそうにうちで過ごしてくれる、そんなことが嬉しかった。            
来てくれてた子達は中学になって部活があったり、引っ越した子もいたり。新しく誘っても土日は習い事をしている友達が多く、おとまり会を続けていくのは難しくなってきた。

主人と何回も話し合いをして、家は地方の昭和の平屋で広さはまぁまぁあるし、親戚もよく来る家なので食器もバラバラだけど数はなんとかあるし、こども食堂をとにかくやってみよう!ということになった!

去年の2月から始めたので、コロナとバッチリ被り3・4月は自粛。。いつ再開したらよいかと悩んだ結果、5月末から再開。            対策をしっかりして再開してみて、心配な人は来ないだろうし、それでもきてくれる人は来てくれる!と、人数にこだわらない、求めない!ということを決めた。

正直、誰も来なかったらどうしよう。という思いを何カ月も捨てられず、公式ラインの登録数が増えないことも気になってしょうがなかった。

それでも毎月のように来てくれる子。早く来て準備から手伝てくれる子。仕事が休みの時はママも一緒に来てくれる家族。お世話になるからと、お菓子やジュースの差し入れ。うちの子が仲良しになった子のママが主人のお姉さんの元同僚だったり。おとまり会の頃からお付き合いしているママさんが、手伝ってくれて手作りケーキを作ってくれることも!                 
コロナでお誘いしにくいけど、来てくれる方が友人家族を誘って一緒に来てくれたり。

少しずつだけど、色んなご縁が繋がった。いろんな事が心から嬉しくて、本当に人数とか関係ないなって心から思えるようになった。

うちのこども食堂では、食後にコーヒーとお菓子を出してパパ、ママさんにくつろいでもらっている。普段忙しくて顔を合わせてもゆっくり話す機会のない友人同士、初めて会った人同士でも、子育てのあるある話なんかをしながらくつろいでくれてる。
子供同士はすぐ友達になって一緒に遊べてすごなーって思う。ちょっと恥ずかしがりやさんがいる時は、「入れてあげて」と声をかければ輪に入れる。子供は入れてあげないのではなく、周りが見えてないだけだから。特に遊びに夢中なると。

今のところ、子供たちは赤ちゃんから小学生。子供の年齢層は幅広いけど、お互いの子供の成長を喜びつつ、小さな悩みも話してくれたり。やりたかった子育てサロンみたいになっていた!

これから

最近、主人は「ひきこもり支援相談士」の資格を取得。         
ひきこもり支援相談士は、文字通り、不登校やひきこもりの当事者、家族を支援していくというもの。当面は登録をした協会を通して依頼をうけた方の相談を聞いて経験を重ねて、周りにも周知して、個人的にも相談を受けられるようになりたい。

実は、子供の友達や知り合いの子供達、近くに不登校の子がいる。大人でもひきこもりになってしまっている人もいる。でも何か手助けをしたくてもデリケートな問題なので知っていても、また知っている間だからこそ触れられなかったり、両親に話はできたとしても断られたりしてきた。資格を取ったからといって、これですぐにとはならないかもしれないけど、手助けできるきっかけとなりますように。

私は「ピアカウンセラー」の資格。              私が取ったピアカウンセラーは、同じ仕事、立場、経験などをもつ人の傾聴をして、よい理解者になるというもの。問題を解決するための専門的な資格ではないけど、私はこれを取りたかった。専門家としての意見・見解ではなく、同じ女性・親・母親として、またうつ病経験・介護経験等の経験を通し、経験者として話を聴いてあげられる人になりたかったから。
今までも資格はなかったけど傾聴をしてきた。経験は積んできているので資格をとり学びを深めることで、より良く理解できて、安心を与えられる人になりたい。

『こども食堂』という名前の「食事を提供すること」だけでなく、パパママのより良い理解者になれるよう、子供達がのびのびできるよう、来てくれた人達がホッとする居心地のよい場所。支援する人される人ではなく、お互いが助け合う、支え合う、励まし合うような関係性を目指したいです!✨

長くなりましたが、最後までおつきあいいただきありがとうございました!!

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