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心と身体を整えるカギ。横隔膜!〜からだ編〜

横隔膜。皆さんも聞いたことがあると思います。でも、どんな臓器か、詳しくご存知の方となると、少ない気もします。

私も、ボイストレーナーを長年しておりましたが、呼吸する時に上がったり、下がったりするくらいの認識しかありませんでした(°_°)

というわけで、写真をネット画像からお借りしました!これが、横隔膜!

ビックリポイントがいくつかあって、まず、横隔膜が、肋骨にガッツリ密接していること!そして、とても薄いこと。

横隔膜は、しっかり呼吸をすると、2センチ程動くのですが、横隔膜が動くことで、様々な恩恵があるんです!ここが一番のビックリポイント(°_°)

まず、肝臓への影響‼︎

肝臓は、横隔膜の下に張り付くように位置している臓器で、人体の中でも最大の臓器。重さは1kg~1.5kgもあります。

肝臓には、人体に入ってきた有害物質を処理する働きがあることは、皆さんもご存知かと思いますが、肝臓が横隔膜の下に張り付いていることにより、呼吸の度に横隔膜が上下すると、肝臓の重さで腸の圧迫・開放を繰り返して、腸から肝臓へと栄養素を含んだ血液を押し上げることができるんだそうです。

次に、腸への影響‼︎

深呼吸をして、横隔膜の動きを大きくすると、腸は大きく揺さぶられ、腸の働きを活発にしてくれます。便秘がひどい人ほど呼吸が浅いという報告もあるそう。そして!大腸ガンの予防にとなるというエビデンスも出ているそうです!


そして、横隔膜といえば、肺との関係!

呼吸って、肺で行われていると思ってませんか?実は、肺はあくまで空気を溜める場所でしかなくて、横隔膜は、呼吸の6割を担っているといわれているんです。

横隔膜が、縮んだり伸びたりして形を変えることで、呼吸ができるようにしています。

息を吸うことで、横隔膜が縮み、肺の中に空気が入ってきます。

反対に、息を吐くことで、横隔膜が緩み、肺の中の空気が吐き出されていくといった仕組みです。


更に、横隔膜の動きは、自律神経にも影響を及ぼします。

腹式呼吸で、深い呼吸を行うことにより、横隔膜の動きが大きくなり、そうなる事で、自律神経の一つである副交感神経を刺激し、内臓の活動を活発にするとともに、精神を安定させてリラックスすることができます。

自律神経の安定は、免疫力を高める効果も促します!


この様に、横隔膜をしっかり動かす=深い呼吸をする事により、様々な恩恵があるんです!

しかし、現代人は、常にストレス状態だったり、思考をフル回転させ続けている事で、呼吸が浅くなりがち。

呼吸が浅くなるということは、横隔膜を使わないということ。そして、横隔膜は筋肉です。

筋肉は使わないと…衰えますよね⁉︎

呼吸は、いつでもどこでも出来るトレーニング!ぜひ、日常に取り入れてみて下さい!

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