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ライアー×ライアーは松村北斗の真髄が意外なところで出ている話(仮)

ライアー×ライアーやっと見てきた。
ストーリー的に詰めが甘いところがあったので、映画レビューサイトではつっこまれ所多そうだなーと思いながら、個人的には楽しくみてきた。

映画の内容は…

⭐︎イントロダクション

親同士の再婚によって義理の姉弟になった歳の変わらない湊(森七菜)と透(松村北斗)。
ある日、友達の手伝いでギャルの格好をした湊は透にナンパされてしまう。透の女癖で苦労してきた湊は、仕返しのつもりでギャル女子高生「みな」として透と会う。早々とネタバラシをするつもりが、透は健気にみなへの純愛を貫き、猛アプローチをかける。そしてそんな透の姿に、なんと湊はみなとして透と付き合うことを了承してしまい…。


⭐︎以下ネタバレ含む

嘘をついたまま透とみなとして付き合い始めた湊だが、この状況は続けられないとなんとか透と別れようと友人マキちゃんと手を尽くすが、透はみなに一途に尽くす。
連れ出された合コンでもみなから連絡があれば帰るし、みなが嫉妬すれば泣くほど喜ぶ透に、自分は透を誤解していたのでは?と、湊は透を見直し、ほのかに好意を寄せるが、透は湊とは口も聞きたがらない。あげく、少しでもみなといたい透は、一人暮らしを始めてしまう。

みなが海外に行くということにして透と別れた湊だったが、以来透は塞ぎ込んで一人暮らしの部屋にこもりきり。透をなんとかしたい湊だが、そんな湊を透は拒絶する。

「透を救えるのはみなしかいない」

湊は再び、みなになる決心をする。
すべては透のために。湊は透に恋をしていた。みなとして透の部屋に会いに行くと、透はすぐ湊を抱きしめて、デレ全開で甘えるのだった。


◯松村北斗の真髄はヤンデレ

「俺すっごい幸せ!」など、子犬感全開でアップの画面が多数あるこの映画。SixTONESのファンだけど、「この大画面で爽やかキラキラ全開出せる俳優さんってすごいんだな」と思ったくらい、北斗はちょっとぎこちなかった。

だが、いよいよみなと別れる、という時に、「みなと別れたくない」とごねる透や、その時初めてみなから「好き」と言われ、「初めて好きって言われた」と、喜びと別れのつらさを全身で発しながらみなを抱きしめる透は、胸をとても締め付けられた。

切ないとか悲しいとか、そういう感情の爆発本当に関しては、「え、さっきと同じ人??」と思った。

そして、みなが「帰ってきた」場面の透。

「いや、北斗やっっっっば!!!!」

声が出るかと思った。

爽やかな子犬にはなれないけど、飼い主に全力でシッポを振って喜ぶ子犬にはなれる松村北斗。
全力で喜んでぎゅうぎゅうに抱きしめたあとにすぐに「今日泊まってくでしょ?」と普通に連れ込もうとするオス感を出し、「今日は顔出しに来ただけだから」というみなに「もっと一緒にいたかった…」とみなの指をいじりながらいじける透(北斗)。

爽やかキラキラは得意じゃないかもしれない。でもヤンデレ演じさせたら強すぎるぞ松村北斗。

元々北斗自体がサブカルを感じさせるし、友達2人、人見知り、愛が重過ぎるという透属性を持っているので、北斗に近い部分が多い場面だったのだと思う。
あの場面を見るためだけにもう1回映画館行ける。
本気でそう思う。

◯個人的には玄関のシーンも好き

劇中、湊には想いを寄せてくれる烏丸くんという存在が現れる。
この烏丸くん、なにかにつけ、湊を家まで送ってくれる。

さて、実は透は湊のことが好きで、それがゆえに湊とそっくり(の別人と思っている)みなと付き合うのだけど、湊の周りをうろつく烏丸くんの存在に、実はダメージを受けている、というシーンだ。

この玄関のシーンは、湊視点と透視点があって、透視点で見ると一気に透がかわいく見えるシーンだ。
烏丸くんにショックを受けまくっている透がかわいい。ここもひたすらに北斗だった。

俳優にとって、当人がある意味透けてしまうのはどうなのかわからないけど、シーンとして人間味があってとても好きだ。

人生長いので、これからもっともっといろんな経験をして、いろんな役を演じる姿を見たいけれど、1つの得意ジャンルがあるというのが明確に感じた映画だった。


◯余談 森七菜のギャルがかわいすぎるし堀田真由の大人ギャルもかわいい

透とみなのデートシーンは劇中たくさんある。
湊はラフな服装を好む黒髪の女の子なのだが、みなは茶髪でINGNIとかCECIL McBEEとかANAPとかにありそうな服を着ている。
髪も巻くしベレー帽もかぶるし、大きめイヤリングもつける。

しかもめちゃくちゃにこにこしている。

湊とそっくりだからみなと付き合っている、と知らない頃、透はギャル好き疑惑をかけられるのだけど、これはギャル好きじゃなくても好きになるよ…!
マキちゃん役の堀田真由も、少しギャルみを帯びている。

ギャルってかわいいんだな、と思った。(笑)

◯まとめ

ストーリーにはツッコミどころがわりとあるし、「なぜそれでバレない?」なシーンも、「そんなところでそんな話してていいの?」と思うところも多々ある。
多々あるけど、それぞれの演技はそれぞれ好きなポイントがあって、見ていて楽しかった。

エンドロールも「よかったね」という気持ちになる。いい映画だった。



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