Travis Japanの「+81」戦略が思っていたより全然王道で深かった話

書きかけていたnoteがあったけど、「そんなことよりこれを広めねば!もう勝手に見つかってるけど!!」と思い、急ぎ引用noteを書いている。

このスズさん、つい4日ほど前にnoteを書き始めたとお見受けするが、書かれた2記事のスキは既に100超え。
数字もすごいけど、完全に「+81」の可能性に気付かされた。
ちなみに、「+81」とは、ジャニーズJr.内ユニットTravis Japanのダンスパフォーマンス専用チャンネルである。

ジャニーズにおいて、デビュー組の曲をビュッフェのようにアレンジできるのはJr.の特権だ。Travis Japan(以下トラジャ)のチャンネル「+81 DANCE STUDIO」はそのチャンネルの性質から、「Jr.を卒業できない縛りを設けられたのでは」という意見を見ていた。

そうかもしれないな、と、正直思っていた。デビューをすれば、自分たちの曲をパフォーマンスする。そうなれば、このチャンネルのコンセプトからはズレる。このチャンネルをトラジャが卒業してほかのJr.に託すか?
それでも、「+81」は世界を意識したチャンネルだから、それを体現できるJr.はまだ育っている最中だ。もしかしたら、デビューではなく卒業になるのか。ダンスに特化したチャンネルは彼らに合っていて素晴らしい。そうやって発信していく方向になったのか、と、「トラジャの滑走路」として、このチャンネルを考えていた。

昨今、Jr.のデビュー組の楽曲カバーについて荒れていたのを見ていたこともあるかもしれない。
カバーされた側のグループファンが「ありがとう」となる観点は、あまりなかったのだ。しかも、どちらも本家が公の場で歌うことは、おそらくないグループのファンから歓迎されるとは、思ってもみなかった。
だから、スズさんのnoteは衝撃だった。
カバー専門チャンネルなら、たしかに、ファンは思う。

「自担Gはなにを歌うんだろう?」

気になる。たしかに猛烈に気になる。話と時間さえ合えば、カフェや飲み屋で延々語れる気がする。
見た感じ、歌番組でも特によく歌われる「代表曲」路線で選曲されて、ヲタクだけでなく幅広い層を取り込もうとしているのだろうと勝手に思っているけど、その路線を外してもらえればめちゃめちゃヲタクは語れると思う。

私がスズさんのnoteで痺れたのは、以下の部分だ。

穴の空いたバケツ
マーケティングの集客術のなかに「穴の空いたバケツ」という理論がある。

めちゃくちゃ簡単にざっくりいうと、穴が空いたバケツにいくら蛇口で水を注いでも漏れ出ていくように、集客というと新しいお客さんを取り入れることに目が行きがちだけど、既存客を大事にする=リピーターを増やそうね、ということだ。

今、Travis Japanはこの理論に則ってプロジェクトを遂行しているのではないかと思った。言わずもがなバケツはトラジャではなく、ジャニーズ事務所である。


ここに痺れた。本質だ。
元より、ジャニーズは「担降り」文化で、元々の目当てのグループを見ているファンに、そのバックのJr.を「見つけ」させることで、根強く自社顧客を定着させてきた会社だ。
リピーターがその子どもを顧客にして、いろんなグループでまわしてる、そんなリピータービジネスだ。
それを、YouTubeでやっている。

鋭い視点とわかりやすい言語化に、「そりゃこれだけスキつくわ!!!」と速攻でフォローした。

私もこんな鋭い記事を書けるようになりたいし、noteでそんな同士と勝手に思える人を見つけることが、とても嬉しい。

とりあえず、トラジャの花唄はこれから見てこようと思う。

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