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35年生きてみて

35歳の誕生日は、割と、いや、かなりよい誕生日だったとおもう。
天気がめちゃくちゃよくて、
朝からベランダに出てシャボン玉のでるおもちゃではしゃぐ長男と家族でたわむれ、
アイスとケーキを買いに散歩に出かけて
誕生日の歌を長男が歌ってくれて、次男は今までにないくらい早く寝た。
穏やかで、幸せな1日。
覚えていたい。

先日、私は旦那さんと育児について和解したばかりで、なんならこの和解が成立しなかったらおそらく数年後に離婚してたんだけど、
4年近くの月日をかけて、和解にたどりついた。

4年間、くすぶりつづけてた怨みが、いま、少しずつ成仏していってるのを感じている。

私たち夫婦は、いま、めっちゃよいチームになったとおもう。
子どもが生まれるまでと、生まれてからは、本当に私の価値観がまったく変わってしまって、でも旦那さんのほうはそこまで変わらなかったため、もうそりゃあ色々な衝突をして、4年かけて、チームとして同じほうを見ることができるようになった。

子どもが生まれたあと、私は、もうかわいげのある、にゃんにゃんするような嫁ではなくなってしまった。
甘えたい気持ちも、旦那さんに甘えられたい気持ちも、全部胎盤と一緒に産み落としちまったんじゃないかとおもうほどに。
子どもを育てるということは、ふわふわぽやぽやしてた私も、さすがに地面におりてこなきゃできないことだった。

私は親になって、はじめて自分が大人になったんだなと思うようになった。
それまでは、年をとっても、大人になったとは思えなくて、ずいぶん遠くまできたもんだ、みたいな…子ども時代からの延長線にいた。
子どもの有無なんて関係なく、もっと早くに大人になる人たちが沢山いるのも知っている。
でも、私のタイミングは子どもだった。

そして、旦那のタイミングは、今だったんだとおもう。
ふたりで、大人に、親になって、はじめての誕生日だったので、私はとても今日、幸せでした。

ちなみに、ここでいう大人になるというのは覚悟とほぼ同義みたいなもんなので、できた人間になった、という意味ではない。

だから、全然イライラするし、下手こくし、失敗はいっぱいやらかす。
でも、自分がやるんだ、っていう…自主性への覚悟。

うまくいえないけど。(なんも考えずシリーズなので、これでよい)

仕事でも、この覚悟は重要で、えらくなればなるほど、この覚悟を強く持たなきゃいけないし、人によってはこの覚悟ほどしんどいものはないので、えらいポジションの人は給料が高いんだなと実感する今日この頃。

えらくなくても高い給料がほしいよパトラッシュ。

35歳の抱負は、年相応にしっかり、しかし年相応にチャーミングであることです。
35年生きた分だけ、私は魅力的であるはず、と思えるといい。
毎年のいちばんの抱負は、家族みんなで生き延びることだけどね。

書くのに飽きたからおーしまい。

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