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歩くだけでご利益のある街、ならまち!ご当地グルメを味わいながら、まったり散策しよう

こんにちは、トラベルライターのまゆこです。
奈良には歴史を感じる観光地がたくさんありますが、食べ歩きや雑貨めぐりでおすすめしたいのが「ならまち(奈良町)」です。
江戸時代の名残が見られる家屋の町並みはのんびり散策にぴったり。世界遺産にゆかりがあり、ご利益に包まれた町とも言われています。
JR・近鉄の奈良駅から歩いて15分ほどとアクセスしやすい場所にある「ならまち」の魅力を紹介します。

ご利益あふれる町、ならまちとは

ならまちの成り立ちは、町の中心地に建っている世界遺産の元興寺にゆかりがあります。
元興寺は、平城京の誕生より以前に建てられた、日本で初めての正式な仏寺と言われています。敷地は南北に約500m東西に約250mあったと言われ、東大寺につぐ広さがありました。しかし、1451年に民衆の一揆による戦火によってお寺の大部分が焼失してしまったのです。

ならまちはその後、元興寺の敷地だった土地に人々が住み着いて出来あがった町なのです。今でも足元には仏像などが埋まっていて、町全体がご利益に包まれていると言われています。

歩いているだけで良いことがありそうですね!

まずは腹ごしらえ。ならまちの名物グルメを堪能!


ならまちに行ったら絶対に立ち寄っていただきたいのがこちらの中谷堂です。
イチオシは、「日本一早くてうまい」よもぎ餅(1個130円)。

つきたてのお餅を販売していて、熱々のお餅を薄い紙に包んで渡してもらえるので、食べ歩きにもちょうどいいんです。

頬張ると、きな粉の香ばしさとよもぎの爽やかな香りが鼻に抜けます。食感はふわふわ。噛み切ろうとお餅をひっぱると、どこまでも伸びていくほど柔らか。

味はもちろんですが、こちらのお店は高速餅つきのパフォーマンスでも有名なのです。
これをみて、クールポコを思い出してしまいました!!

江戸時代の面影を感じながら、ゆったり散策

腹ごしらえが終わったら、散策へ出発。
街の各所にカフェや雑貨などが点在しているので、駅で配布している散策マップをもらっておくことをおすすめします。

ならまちの中心にひっそりと建つ小さなお堂「庚申堂」があります。こちらは江戸時代から続く庶民の魔除けの「庚申信仰」の拠点となっています。
屋根の上に「見ざる聞かざる言わざる」がいたり、お参り所の台を支えているのも猿だったりと、いろんな場所に猿がいますので、よーく見てみてくださいね。


「庚申さん」と親しみを込めて呼ばれ、昔から地域の人に親しまれています。
街を歩いていると、あちこちで小さな赤いサルの人形が軒先に吊るされている光景を見かけます。
これは魔除けの一種で、災いを代わりに受けてもらえるという言い伝えから、「身代わり猿」と言われています。


街中のいたるところで見かける「身代わり申」。愛らしい姿を見ていると自分の家にも飾りたくなってきませんか?

実は、ならまちで身代わり申が購入できるのは、奈良町資料館だけなんです。
身代り申は別名「願い申」とも呼ばれ、願い事をかなえてくれる力もあるそう。
4㎝以上の身代り申を購入すると、背中に願い事を書いてもらえます。「家内安全」「恋愛成就」など幅広い願い事に対応しています。購入から1年間は毎月ご祈祷をしてもらえるそうです。
世界遺産の街で毎月ご祈祷してもらえるなんて......と惹かれて、筆者は2体の身代り申を買いました。

奈良といえばの雑貨屋さんの本店

ならまちには雑貨屋さんがたくさんあります。その中でも、ぜひ立ち寄ってもらいたいのが、鹿モチーフなど奈良ならではの雑貨を展開する「中川政七商店」の本店です。本店でしか買えない限定商品もあるので、おみやげ探しにもちょうどいいと思います。

のんびり散策してリラックスした時間を味わいたいなら、ならまちへ

奈良駅からのアクセスもよく、歩いて観光できるならまち。ゆったりした時間の流れる江戸時代の面影の残る街を散策すると、慌ただしい日常を忘れてリラックスできること間違いなし!
日々の仕事に追われて忙しい人にこそ、訪れてほしい街です。ご利益に包まれた街なので、きっといいことがあると思います!!


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