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会社員からマインドフルネス✖️キャリアコーチになるまで(後編)

以前、前編を読んでくださった方、ありがとうございます^^

前回は、

・がむしゃらに痛みとともに駆け抜けてきた私の人生
・マインドフルネスとの出会い
・新たに生じたキャリアの葛藤

上記について、書いてきました。

今日はここから、私が新たなキャリアを切り開くまでの道のりを、書いていきたいと思います。

この記事がどなたかのお役に立てることを願って。

そして私自身が、このサービスを提供する原点に振り返る意味も込めて。

では、行きましょう!

新たにぶつかった壁~キャリアの葛藤~



マインドフルネスを習慣化することで、自分の心と身体の声を聞くことが自然とできるようになってきた私は、
 
今の仕事・働き方は、自分が本当に望むものなのか?
 
そう自分自身に、日々問いかけるようになります。
 
 
会社もそこで働く方々も、今でもつながりのある、大好きな存在です。
 
お給料や会社での評価、その他の待遇、人間関係。
これといって、大きな不満はありませんでした。
 
ただ、目の前の仕事が、
 
自分が子供たちを預けてでもやりたいと思えるライフワークか?
 
この働き方は、真に自分が理想とするものか?
 
そう考えると、イエスと言い切れない自分がいました。
 
「今いる場所は、自分が心から望むものではない」
 
そう気づいた私ですが、そこから退職というアクションを取るまでに、実に4年間の葛藤がありました。


起業塾に行った、でも退職には踏み切らなかった

まだ長男が小さいときのこと、家の近くの図書館に行きました。

そこで、「創業支援塾」なるもののチラシを発見。

うー--ん、なんか気になる・・・

家の近くの商工会議所で開催されるというのもあり、そのままそのチラシを持って帰り、旦那さんに話をしたところ、

「行ってみたら?^^」といつも通り肯定的なアドバイスをもらい、参加することに。

2か月ほど、起業の実態や、事業計画書のこと、資金計画のこと、マーケティング等々、

土曜日の仕事休みの時間を使い、学ばせてもらいました。

その空間や、学んだことはなんだかもう、全てが初めてのことで刺激的で。

こういう生き方ってあるって、もちろん知ってはいたけど、実際にその道を通った人の話を聞いたり、

それを志している人だけの集団に身を置いてみたり、

起業という道にたどり着くまでの道が、今までモヤモヤしててあまりにも遠い存在だったのが、

良くも悪くも、どんなものを用意してどんな道をたどれば自分にもできそうなのかが見えてしまった。

当時、パラレルキャリアでヨガ講師としても活動している時期でもあったし、マインドフルネスの知識もどんどんつけてきていたから、

チャレンジしたい・・・!

そんな気持ちがふつふつと湧いていたのですが、一方で冷静な自分もいました。

「今の会社で、やりたいと思うことをやり切ったかな?」

この問いがいつも頭の中にあり、

これを解消しない限り辞められない。

そう思いました。

会社で”自分”を出し始める

そこから上司や他部署、人事に対して

「私はこれがしたい!やらせてください。」と、積極的に働きかけるようになります。

今まで、会社では役割として与えられたものを100%でこなす、というスタンスでいました。

それで結果も出せていて、認めてもらえており、今まで積み重ねてきた畑で、将来的にも安心な未来を用意してもらっていたと思う。

だから、自分の希望を正直に出すことで会社や、当時期待を寄せてくれていた一部の経営層をがっかりさせると思っていて、とてもじゃないけどできなかった。

ただ、マインドフルネスの習慣により自分の心の声を無視することなく、叶えさせてあげたいと思えるようになってきていたのと、

ずーっと起業のモヤモヤを抱えている煮え切らない自分のことがどんどん嫌いになりそうだったから、

えいやー!!!!!

と、とにかく動きました(笑)

とった行動は沢山あるんだけど、中でも自分でも「よくできたな・・」と思うのは、

自分のやりたいこと(当時はヨガとマインドフルネスを融合した企業向けの研修)を実現できそうな部署が新設されたとき、

そこに事業部長(面識なし)にアポを取り、自分のやりたい事業をパワーポイントにまとめてプレゼンさせていただいたこと。

そして、私が実現したい事がここにあるから、異動させてほしい。と人事部長に時間をもらい、熱弁を繰り広げ直談判したこと。

どちらも心臓の音が自分の耳に聞こえるくらいバクバクした。。

前日には何度もシュミレーションして眠れなかったし。

ほんと、よく頑張りました。笑

会社だから出来ること・出来ないこと

そうして自分を奮い立たせて行動してきた私は、ついに念願のポジションにたどり着き、

自分のやりたかった事業に着手し始めます。

ただし、そこで直面したのは、会社という組織の中で自分のやりたいことをそのままの形で世に出すことの難しさ

そして、組織の一員としての役割、会社のための仕事が、どこにいても程度の差はあれ存在することでした。

これは当たり前のこと。

決して会社や組織が悪いとか、そういう話ではありません。

会社にいると、莫大な資産や経費、大企業であるという看板を使って、

個人では到底できない規模の仕事ができ、多くの人々に影響を与えることができる。

それは、私にとってずっと魅力的な事でした。だから会社員にもこだわっていた。

ただ一方で、自分の趣味の範囲で行っていたマインドフルネスやヨガのレッスンで、周囲の身近な人をちょっと笑顔に出来たり、

自分の経験を活かして誰かの生活に良い変化を起こせることが

すごく、、ものすごく嬉しく、

社会的なインパクトはなくとも、身近な1人に良い変化を起こせたら、

私はたまらなく嬉しいんだ。

そんな自分の価値観にも気づき始めていました。

会社でしか出来ないことがあるけど、会社にいるから出来ないこともある

そう確信して、退職することを密かに心に決めました。

「会社、辞めます。」

ただやっぱり自分から手をあげて異動を懇願しておいて、退職はなかなか言い出しずらかった。。

タイミング的に組織に迷惑をかける事情もあり、本当に悩みました。

一度上司に告げたとき、より良い条件・私の望む環境を会社側で用意してくれたりもあり、

「もう少しここで頑張りたいのかも」と、

退職を思いとどめた、そんなこともありました。

「まだ子供が小さいうちは、安定した企業で働いていたほうが絶対良い」

何度も言われたし、それを押し切ったら後悔するんじゃないか。

そんな考えがグルグルグルグル。。

このとりとめもない脳内お喋り。今こそ自分が大事にしてきたマインドフルネスの出番だなと、

子供たちを寝かしつけた後に、ジャーナリング(書く瞑想)をしては、自分の潜在的な思いを言語化したり、

忙しい中でも、いつも以上に瞑想の時間をとりました。

そうやって、”自分と向き合う事”を丁寧に行っていった結果、

最終的には、どんなに周りから批判されようが、「だからあの時言ったのに」と後ろ指さされようが、
 
自分の人生、自分が生きなきゃ誰が生きるの?
 
って、そう思ったんです。

 新たなキャリアのスタート
 

 こうして、正真正銘退職し、今に至ります。

2022年に起業してからは、もちろん大変な思いもたくさん経験しましたが、

 「自分のこれまでの全ての経験を通して、誰かを幸せにする」 

その毎日が、ただただ楽しくて仕方ありません。

今では、辛かった過去の経験すべてに感謝できるし、頑張ってチャレンジした自分の事も大好きです。  
※やりたいことやりなよ!と快く決断を後押ししてくれた理解ある家族のことも大好きです。泣

この選択をとった自分を心から褒めてあげたい。

また、働き方を変えることで、

自分自身のセルフケアの時間や、自身の成長のための学びの時間、家族との時間も以前よりさらにとることができるようになり、 

今の仕事、働き方を、ずっと続けていきたいと思っています。
 
だから、私は、

多くの女性が、自分の心に嘘をつかずに、本当に望む働き方や生き方を自分自身で選択していく
 
そのお手伝いを、していきたい。

「がむしゃらに頑張ることでしか、欲しいものは手に入らない」

そう思って心身を酷使しながら目の前の道が正しいと思ってここまでやってきた過去の私のような方に、自分にとって無理のない努力の積み重ね方をして、臨むキャリアを実現してほしい。

 
そして理想の仕事と働き方を手にした、その人の人生がさらに輝き、
 
「今が一番幸せ」
 
そう、心から笑える女性を増やしたい。
 
これが今の、私の夢です。

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