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タロットで引き寄せができる理由

少し前から「引き寄せ」という言葉が、世間でよく使われるようになりました。

占いに疎い人でも一度は聞いたことがある言葉ではないかと思います。

「引き寄せ」とは簡単にいうと
「自分が引き寄せたい未来を現実にすること」

「引き寄せタロット」というタロットが出されているくらい
タロットと「引き寄せ」は相性がいいのですが

そもそも、なぜタロットで引き寄せができるのでしょうか。

それにはちゃんと理由があるので、今回はその話をしていきます。

理由その1:タロットは占いのために作られていない

今でこそタロットは占いのツールとして一般的に認識されていますが
実はタロットはもともと「占いの道具」として作られたものではありませんでした。

占いの歴史からみると「占いの道具」として使用されるようになったのは、ごく最近になってからなのです。

時代の流れを受けて
というより、人々の集合的無意識が求めたからこそ
タロットは後世の人たちによって占いのツールとして発展していったのです。

では、当初は何のために作られたかというと

ウェイト版タロットを創り上げたうちの一人
アーサー・エドワード・ウェイト氏さん曰く

「神との合一のため」だそうです。

「神との合一」をもう少し分かりやすく
今のことばに変換すると

・悟りの境地にたどりつくため
・困難にぶつかったときの問題解決のため

という感じでしょうか。

とにもかくにも、タロットはそもそも占いのためではなく
神などの「大いなるものと一体化するため」に当初は作られたものだったのですね。

神というとすこし大げさに聞こえるかもしれませんが
昔の人も、人の人生や運命には見えるものだけではなく
何かしらの見えない大きな力(=神)が働いていると考えていたのです。

特に理不尽なできごとや悲しい出来事にであうと
「何で自分はこんな運命なんだ!」と嘆きかなしむと同時に

「それにはきっと理由があるはず
 それは神の意志をしることができれば
 分かるのではないか」

そう考えていたのではないでしょうか。

タロットが人の運命や人生などの
目に見えない大きな力を知るために作られたからこそ
占いというカテゴリーを超えて見えない領域全般に使うことができるのです。

理由その2:タロットは引き寄せを見える化したツール

では、なぜタロットで引き寄せができるのでしょうか。

結論から先にお伝えすると
それはタロットが人の感覚を見える化できるからなんです。

どういうことかというと

引き寄せをして望む未来を現実化したいときは、一番はじめに感情や感覚の先取りをしますよね。

・願望がかなった未来を想像して、良い気分でいましょう
・ワクワクした気持ちでいましょう

そして、その感情や感覚をイメージして先取りすることで、現実にしていくのですが
これがすぐに誰にでもできるか、というと実はそうではないんです。

特に女性に多いと思いますが

「未来にどうなりたい?」と聞かれても
「えっと・・・・」と止まってしまう。

未来を描くのが得意でなかったり
明確な目標やビジョンが描けないこともあるでしょう。

こういう人たちは
目標を明確にもってそれに向かって突き進む目的達成型ではなく
目の前のことをこなしていくと良くなっていく展開型

はじめのビジョンを描く段階でつまづいてしまうので
「私は引き寄せができない」と思い込んでしまうことが多いのです。

でも、本来引き寄せは誰にでもできるもの。
それがタロットを使うことで、やりやすくなると私は思っています。

たとえば
「年収〇〇万!」などの明確な目標はないけれど

「なんか知らんけど
 こんな感じの未来がいい
 こんな感じだといいな~」

という感覚は多くの人がもっています。

だけど「この感じ」だけだと未来への照準が合いにくいので、現実化には繋がりにくい。

これをタロットで見える化していくのです。

「2024年どんな年になったら幸せですか?」
という問いにはっきりとと答えられなくても

「2024年はこんな感じになりたい
 しっくりくるカードを選んでみて」

といわれると、どうでしょうか。
カードを選ぶだけなら、できる感じがしませんか。

実際、みんなワクワクしてカードを選ぶんですね。

・これはちょっと違うなぁ
・もう少し明るい感じ
・あぁこんな感じ!

自分の未来の目標がうまく言語化できていなくても
感覚は求めているものを知っている

だから、タロットカードをみると「こんな感じ」が分かるんですね。

つまり、タロットが引き寄せができるのは
「引き寄せたい未来の感覚を見える化できるから」なんです。

そして、その感覚に照準をあわせて現実にしていくってことなのです。

だから、明確なビジョンがあってもそうでなくても
タロットを使えば引き寄せがやりやすくなります。

わたし自身、28年ほどタロットと向き合ってきたのですが
「タロットは、引き寄せの法則を見える化したツール」である
と常々感じています。

理由その3:本当の望みに照準を合わせることができる

タロットで感覚が見える化できるのはわかったけど

そもそも、なぜ人はタロットカードを見てこれがしっくりくる、そうじゃないが分かるのでしょうか。

それは、タロットカードに描かれているのが「象徴」だからなんです。

「象徴」とは簡単にいうと
人の潜在意識にプログラムされたパターンを呼び起こすものとでもいいましょうか。

ある象徴を見ると人はある一定の反応をするプログラムがされています。

たとえば、
「ハートの形をイメージしてみて
 そのハートのカタチは何色でしょうか」と聞かれたとき

多くの人は

・オレンジ
・赤
・ピンク

などの明るい色を思い浮かべることが多いです。

また「ハート質感はどんな感じでしょう」と聞くと

・ふわふわ
・つるつる
・さらさら

など、ある程度同じような感覚をもっています。
正解はないのだけれど、一定の感覚を私たちは潜在意識で共有しているんです。

それが、タロットで起こせるってことなんです。

タロットカードに描かれた象徴をみることで
私たちの中に潜在的にプログラムされている感覚が反応する。

そして、その感覚にしっくりくるタロットカードを選ぶ作業をおこなうことで、感覚を見える化できるんですね。

よく「あなたは未来どうなったらいいと思っているの?」とクライアントさんに問うと「うーん。よくわからない」という答えが返ってくるのですが

「このタロットカードの中からあなたの理想の未来を示していると思うものを1枚選んでみて」

というと選べてしまうのです。

前者は、どうしても理性とか思考で自分の望みを脳内でサーチしてしまうのです。
すると、「こういうのが成功っていうんだろうな」「こういうのがあれば幸せなのかな」という他人軸的な願い事を掲げてしまう人がいるのです。

でも「あなたの未来を示す1枚を選んで」というと「未来に欲しい感覚」で選びます。出来事ではなく感覚から選べる・・・
つまり本当の望みにフォーカスしやすいということになります。

私たちは

『未来にほしいものはわからなくても
 未来にほしい感覚はわかる』

人はいつでも感覚が先なんです。


だから
引き寄せをするときに、陥りがちなパターンとして
思考が先に動いてしまって
本来自分が望んでいないものを目標に設定してしまい
現実化できないということが、よく起きてしまうんです。

たとえば
年収〇〇円とか、こういう目標を先に設定するとします。

その目標が本当の望みであれば良いのですが
そうではない場合、目標に向かっていても
本当に欲しいものではないので引き寄せられないのです。

それは自分の感覚に照準を合わせていないから。

本当は、その先にある家族との豊かな時間を持ちたいのかもしれないし
本当は、もっと人と創り上げる喜びを分かち合いたいのかもしれない

でも目標をたてるときには
その感覚が言語化できていないことが多いのです。

その点、タロットで感覚に照準を合わせていると
本当に望んでいることから外れることはありません。

そうすることで、常にモチベーションが保てるんですね。
ということは、行動がスムーズにできる。
行動ができるということは、未来が変わっていくということなのです。

そして、望んでるものを現実にすることができる。
だから、タロットは引き寄せを起こすことができる、というわけなんですね。

私は人が本質にそって生きていたら、引き寄せは必ず起きると思っていますが
自分が本当に望んでいないものに向かっていっても、それは現実化しにくいですよね。

例えて言うなら
本当の望みに向かった道には轍のあるレールがあるのに、そうでないところにはレールどころか道がない。

道がないところを進んでいくのは、すごくしんどくて途中で嫌になってしまうかもしれませんね。

タロットは、自分が望んでいる本質をしっかり掴むからこそ、引き寄せに繫がるのです。

まとめ

タロットで引き寄せができるのは

  1. そもそもタロットは「占いの道具」として作られたものではなく、大いなるものと一体化するツールであったから

  2. タロットは引き寄せのプロセスを見える化したものだから

  3. タロットを使うと自分の本当の望みに照準を合わせることができるから

そして、最後に
タロットで引き寄せをするときの重要な条件をお伝えします。

それは
私が人生のハンドルを握っている主人公であると思ってタロットを使うこと

どれだけ望みをもって本質に近づいたとしても、
それを自分が人生を変えていく!良いものにしていく!という意思がないと
なかなか使えるものにはなりません。

私自身は今でもタロットを使い続けていて
物事が行き詰ったとき

・どんなプロセスの途中なのか
・どこにフォーカスしたらいいのか

タロットからたくさんのインスピレーションを得ています。

そして、みなさんにもそんな風に
タロットを使ってもらえたら嬉しいなと思っています。

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