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珍しく体調を崩して思うこと

何かを失うことは、何かに感謝する機会。

とはいっても、
とても大切なにかを失ったときに、感謝できる自分でいられるのか。


珍しく体調を崩して、数日寝込んでいる。
仕事をお休みして、代わりに入ってもらって、
楽しみにしていた約束をキャンセルして、
やるべきことも先延ばしにして。

はやく帰ってきてほしい、私の健康。どこへ行った。

具合が悪いと、優しい言葉や振る舞いが心に染みる。
そういう人たちが周りにいてくれることは、素晴らしいことだなと思う。
ありがたいなぁ。感謝。

ちょっと風邪をひいて、健康やまわりの優しさに感謝する。
人生で何度もあること。
きっと誰もが感じてきたこと。

私は常々、何事にも感謝して生きていたいと思っている。
感謝が多い人生は、豊かだと思うから。
こうやって何かを失うと、その分、
今あるものや、それまであったものに目が向いて、感謝できる。

でも、もしこれが、
もっともっと大きくて、大切なもので、もう二度と戻らないものだったら?
大切な思い出の品がどこかへいってしまって戻ってこないとか、
大切な人とのつながりが切れてしまってもう会えないとか。

今の私は、失ってしまったことをただただ嘆くと思う。
そうやって悲しめるだけの、大きくて大切な何かと出会えたことに感謝できたらいいなと思うけど、
きっとそこまではまだできない。

とても大切なものを失ったとしても、
感謝できる自分になれたらいいなと思う。

でもその前に。
失ったことを思いきり嘆ける自分でいられたらいいなとも思う。
私は嘆くのがまだあまり上手くないから。

悲しかったことを思いっきり悲しむ。
辛かったことを辛かったと味わい切る。
大切なものを失った寂しさを、思いっきり泣けたらいいなと思う。

嘆ききってこそ、心から感謝できる気がする。
今はまだ、練習中。
何か良い練習方法を知っている人がいたら、教えてほしい。

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