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アーユルヴェーダライフ①消化の炎

今回は、古代インドからの伝承医学「アーユルヴェーダ」のお話です。

健康的で、元気に長生きできるための智慧がたくさんつまった「アーユルヴェーダ」。体質に合わせて、こういう生活を送った方が良いよ。不調が現れたときはこうやって治そうね。など生活の中で取り入れるべきことがたくさん記されているのです。

すべてがすべて、取り入れようとするとなかなか難しい部分もあります。(生活の中でやるべきことがたくさんありますので。)

私がこれまでゆるーく実践してきた、自分に取り入れてきたこと、継続してきたことを今後不定期でお伝えしていきますね^^

名付けて「ゆるゆるヴェーダ」!笑

第一回目は「消化の炎🔥」のお話です。

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アーユルヴェーダでは、お腹の中に火が燃えていると考えられています。それは消化の炎です。この消化の炎のことを「アグニ」と呼びます。

実際、目にはもちろん見えないのですが、わたし的に現代医学に置き換えると「代謝(基礎代謝)」のようなイメージなんだと理解しています。

食べ物を口に入れると、お腹の中の消化の炎がその食べ物を燃やしエネルギーとして循環させます。そう、食べ物が私達の体を作るんですね。そしてそこで燃え切らなかった食べ物の残りカス、これを未消化物(アーマ)と呼びます。

未消化物が体に溜まっていくと毒素になる(様々な病気や不調のもとになる)と考えられていて、この未消化物を溜めないこと、排出することが非常に大切と言われています。

なんとなく、老廃物のようなイメージですよね。

なのでアーユルヴェーダでは、摂取する食べ物、そして食べる量、時間を大切にしています。

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私が日々の生活で心がけているのは、まずはこのお腹の炎の力を弱らせないこと。

冷たいものも摂りますが、お腹の炎が小さくならないところまで。(あくまでイメージですが、イメージだけで結構意識できますよ!)

冬場だけでなく今の時期も冷房などが効いているので、お腹を冷やさないようにすること。(お腹を出さないとか腹巻をしたり)

そして食べる量をかなり意識しています。それはお腹の炎の具合に合わせて、毎回の食事で食べる量を考えます。なんとなく体が重かったり胃がだるい感じがするときは消化の炎が弱っているときです。そんな時に大量に食べたら、当然燃え残りがでますよね。自分の体調に合わせて、完全に消化できる量しか食べないようにしています。逆にとってもエネルギーがある時(消化の炎が大きい時)は少々食べすぎても平気です。あくまでイメージなんですが、自分の体の声を聞いていくとその日その時間のベストな食事量がなんとなくわかってきます。

また食事の間隔も意識しています。

なるべくちゃんとお腹がすいてから食べるようにします。(アーユルヴェーダでは4時間〜5時間以上あけるべきと言われています)

前の食事が完全に燃えきっていない(消化されていない)うちに次の食物を摂取すれば、消化の炎も弱まってしまいますし、未消化物も増えてしまいますよね。

会食の予定があったり、仕事のスケジュールなどでご飯食べなければいけない時間も決まっていたり...ということもあるので、なるべく前後の食事の時間をコントロールして、しっかり前の食事で食べたものが消化しきってから次の食事ができるように心がけています。

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日々なんとなーく、ゆるくこんなことを考えながら食事をしていますが、私は胃腸があまり強くないのでこれがちょっとずれたり無理をしたりするとすぐ調子が悪くなってしまいます。

みなさんもぜひご自身の体のために、お腹の炎をイメージしてみて、食事量や間隔などに意識を向けてみてください。夏は冷たい物を摂りたくなる時期です。どうぞご自身のアグニを弱めない程度に摂取してくださいね。また薄着になりすぎるのも冷房等で必要以上に冷えることも多いです。調整できるような服装で、どうぞお身体ご自愛くださいませ^^


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