見出し画像

【837/1096】全部でひとつ

身体は部分を寄せ集めて作られたもの、ではなく、
全体でひとつ、である。
けれど、全体を認識するということよりも、部分を認識するほうが楽なので、ついつい部分に目がいきがち。

肩が凝った、と肩のマッサージをする。
腰が痛い、と腰のマッサージをする。
姿勢が悪い、と言って、背中をピンと伸ばす。
などなど。

部分を意識して、そこを変えようとすると、ほかの部分が歪んで気になる。
たとえば、背中をピンと伸ばしたら、腰をそってるのが気になる。
腰を直したら、今度は肩が下がってる。
肩を直そうとすると、首が前にでちゃう。
だんだん面倒になって、どうでもいい!とぐにゃりとさせたり。

身体は全体でひとつ。
部分はあるけれども、ひとつひとつは複雑にからみあっていて、つながっていて、絶妙なバランスで保たれている。
そのひとつである身体の感覚がなくなると、
いろいろとうまくいかない。

全体をうまくまわすのに、部分の修正をする、というのはよくあることだが、
それでも、それは全体の一部であるという意識が必要である。

全体がなくなってしまうと、部分のみに意識が行って、余計な力がはいったり、身体全体の邪魔をしても気づかない。

肩こりの原因は、肩にあるという考え方は、全体でひとつからは逸脱している。
肩こりはさまざまに複雑にからみあって、そのようになっている身体のバランスで、では何に原因があるか?と探すと、いろいろな原因が考えられ、どれも一理あるが、どれも一理である。
結局のところ、自分のあり方がそのように肩こりを表しているとも言える。

では、そしたら、あり方が変われば肩こりが変わるか?
結論としては、変わる。
あり方とは全体であり、全体が変わるのであるから、変わるのである。

ひとつひとつが大切であることと、全体がひとつであること。
その両方がとても大事。

では、また。


1096日連続毎日書くことに挑戦中です。サポートしてくださるとものすごくものすごく励みになります◎ あなたにも佳いことがありますように!