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【78/1096】加害とか被害とか

78日目。着実に一個ずつ数が増えていくというのは、なかなか面白いものですね。自分の気分とは関係なく、淡々とやり続けるのが大事というのは呼吸整体の大事な学びのひとつですが、書くというのもそれかもしれない。

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このところ、子どもがお友達とケンカしてしょんぼりして帰ってくる。
毎回同じお友達とのケンカではないので、特定の子にいじめられてるという話ではないのだが、トラブルは同じようなものが多い。
お友達に乱暴な事をされて、イヤだと言ったら一緒に遊べなくなり、しょんぼりしてして帰ってくる、という感じだ。

しょんぼりしているときは、その悲しい気持ちや悔しい気持ちをただ味わえるように一緒にいたり、ひとりになりたいと言えばひとりにし、話したくないなら話さないでよくやりたいようにしていいよとしている。
話したくなったら、話は聴くよと伝えておく。

そうすると、たいがい、後から話に来る。
①お友達に乱暴された、または嫌な事を言われた→②自分がそれはイヤだと言った→③そしたら、お友達が一緒に遊んでくれなくなった
これだけ聞くと、子どもは被害者である。
さらに話を聞いていく。
①の前に何があったか?→ 自分が遊びに夢中になって、そのお友達の言ってる事を聞かなかった。
②と③の間に、自分もお友達に意地悪な事を言った。そして、お友達が怒った。
自分も悪い事をしちゃったと思っている、という。

ここまで聞くと、子どもは加害者でもある。でも完全な加害者か?というと、そうとは言い切れない。
そして、自分も悪い事しちゃったから、相手が怒ったのはしかたないかもしれないけど、自分の気持ちをわかってほしかったのに、相手がわかってくれなかった、と言う。
そうだねえ。みんな自分の気持ちがあるからね。
自分の気持ちと相手の気持ちとどっちが大事か?ではなくて、どっちも大事にするにはどうしたらいいか?を考える練習をしているんだねえ、と。
加害も被害もどちらでもないなあと思うのだ。

ただ、乱暴されたこわい気持ちが身体に残ってしまうと、身体が拒否をしはじめる。そうすると、その場所にいくのがイヤになったり、その場所に行っただけで身体が恐怖を再現するようなことが起きる。
その状態になると、被害の記憶の方が大きくなるんだなと思う。
だから、身体に残さないようにするのが大事だなあと思う。
子どものうちは、身体をたくさん動かして遊んだり、自然と戯れたり、夜ぐっすり眠るとリセットされる。
たくさん抱っこされたり、身体を摩ってもらったり、なでてもらったりするのもいい。
でもそれが足りないと、ちょっと残り始めるような気がする。

うちの子どものうち一人は、イヤな気持ちを何度も再生させて味わってしまう質で、身体に残しやすいタイプだなと思う。(もう一人は、切り替えが早い)なので、話を聴いて、もう満足になって元気が戻ったら、一緒に身体を動かして解放〜とやったりしている。
ただ、大抵の場合は
「ぐっすり寝たから、もうしょんぼりはない!!」
と朝になったらリセットされているので、すごいなあと思っている。

大人も身体に残さないのが一番いいな。

ではまたね。

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■告知■
呼吸のオープンクラスです。身体に残さない練習にもなります↓
(まじで万能すぎるので、すごい。)

12月23日(木)10時~11時30分 自然呼吸の回復



12月27日(月)10時~11時30分 動的瞑想


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