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実績ある・ない?ポートフォリオは?(実績とポートフォリオのお話)


シナリオライターに、実績の有無は
本当に大事です。

どんなゲーム会社に携わって、
どんなシナリオを書いた経験が
あるのかは社会に出て就職する際に
必要な履歴書に似ています。

だけど、最初から実績なんてないのは
当然です。

シナリオライターになりたい。
だけど、実績がないと相手にもしてもらえない……
ごくまれに、未経験でもいいですよ、
なんて声がかかることもありますが。

運よくお仕事にありつけそうなら、
その案件は実績公開可能なのかどうかも
実はとても重要です。

私がおすすめするのは、
フリーになる前に一度、
ゲーム会社で働いてみること。

クライアント側の事情が分かれば、
おのずといろんなことが見えてくるし、
その会社内での実績は非公開でも、
経験として心強いモノが得られると
思うのです。

今は関東都心部では、派遣で
女性向けのシナリオライターの
求人がわんさかあります。
(関西住の私には羨ましい限り)

また、インターン制度や実績公開できる
会社も増えているように思います。

年齢制限はあったりしますが、
まずは、会社のお抱えシナリオライターに
なって、いろいろと勉強してから
フリーを目指すのが堅いと思います。

私も実際そうでした。
海外向けの恋愛ゲームを作っている会社の
シナリオ制作現場でプロットライターを
していたんです。

余談ではありますが、シナリオライターには
文章や表現が素晴らしい神ライターさんと、
物語の中にアイデアが詰まってて文章は
イマイチでも構成がいいライターさんが
います。

後者はプロットライターに向いてますね。
前者はその後者のプロットを元に物語を
詳細に書き記していくと、ユーザーが
飽きない作品が出来上がるんじゃないかと
私は思っています。

前者は腕一本で食べていけるようになり、
後者は監修力や企画力などを磨かないと
なかなかプロットだけでは
食べていけないんですよね。

(あ、私はどちらかというと後者かな?)

話しは戻りまして。
実績をつくるためには、まずはベースがあると
いいよというお話でした。自分の好きな
ゲームを作っている会社で2~3年経験を
積み、それから……
フリーへ転身が一番おすすめです。

関東都心は遠い、現実的に色々厳しいなら、
地道に営業してポートフォリオを
送り続けるしかありません。

とにもかくにも、お仕事をしたという
事実が一つでも必要なのです。

ポートフォリオとは、いわばサンプルのこと。
この後、私のサンプル作成方法を交えて、
どんなポートフォリオがいいか、
得意なキャラ属性等のお話を
していきたいと思います。


まあ、あくまでもクライアント側にいた
私の意見、私の見解などによる言葉ですので
ご了承くださいね。

まずはポートフォリオを作ろう

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