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【Domani感想文】マウンティングしたいとかじゃなくて、楽しくやりたいだけ。

男の子育児しながらフリーランスでプランナーをやってます。

交通広告がTwitterでまた炎上してる、前回からワーママ向けにリニューアルしたDomaniの最新号を読んだ感想文もどきを書きました。

広告のキャッチはこう。「ママに見えないが最高の褒め言葉♡」「働く女は、結局中身、オスである」前回同様黒ベースでパキッとした色使い、強目の女性がメインビジュアル。

ぶっちゃけ、Twitterでは燃えてるけど、3人の子育てをしながら働いてる私はこのキャッチに別に違和感を持たなかった。「男の子3人のママに見えない」って言われると普通にグフグフ喜ぶし、「野心を持って働いてる女は、仕事以外のことが疎かになって結果オッサン」なんてことは働く女性の中では普通に共通言語だと思う。私の中学からの親友は、仕事し過ぎて太めのヒゲが生えたって笑ってた。別にママに限ったことではなくて、ただ仕事が好きな女性が子どもを産んだってだけで。

「ママに見えないが褒め言葉」っていうのは、まだ世の中的に「髪を振り乱して」の後に続くのは子育てだったり働くお母さんだったりするからだし、働いていたら平日に具沢山の豚汁を一から作るといった手の込んだ料理はできず、それこそ「男の料理」みたいな肉野菜炒めが限界だったりする。その辺がオスだとか言っちゃう所以ではないのか。別にいいじゃないか。面白いじゃない。むしろ働く女たちはそれを面白がってるんじゃないのかと思うけど???

男らしい、女らしい、別によくない?

最近は、女性の発言権が大きくなってきたように思う。それは良いことだけど、目くじら立てて言葉狩りするのはもういいんじゃないかな? 今後男女で分けるというのがナンセンスになってくるかもしれないけど、歌舞伎役者は男性だし、タカラジェンヌは女性。歌舞伎役者に女性がなれないのは男尊女卑かというと違うでしょ?  だってそれはそれでコンテンツだもん。

ひと昔なら「男らしくない」りゅうちぇるはとてもハッピーで支持されているし、私はヒールに巻き髪の「女らしい」格好が好きだ。男らしいか女らしいかとか男尊女卑とかじゃなくて、結局好みだったり性格によるよね。自分で判断すれば良い。

さて、Domaniの中身だけど、とても良かった。「小学一年生」や「めばえ」の読者(子ども)の声を活かした企画は小学館ならではだし、働くママを励ます内容であった。
編集ページで取り上げてる服はやや高めで見応えあり。ATONのパーカーは34000円、アウターだって7,8万円~。いわゆるパワーカップルの括りに入ったとしてもそんなに高い服ホイホイ買えるわけじゃないけど、ファストファッションばっかり着てるのも楽しくないし。
東京23区・働く母の生態ファイル(今回は港区)も面白い。めっちゃ見ちゃう。笑。モデル出身じゃなくて等身大のワーママであり、子育てだけの生活で社会から切り離された原体験のある和田明日香さんがミューズに抜擢されているのもステキなキャスティングだと思った。

結局、楽しくやりたいだけ。

働くママが多数派になり、だからこそこういう雑誌があるわけなんだけど、別に、夫や専業ママをマウントしたい訳でもないし、育児をしてこなかったオッサン達や肩身の狭い思いをさせてくる社会に仕返ししたいわけじゃない。楽しく子育てしたいし、楽しく自己実現や社会貢献したいだけなのである。

シングル家庭だったり子どもに特別なケアがいる家庭など、本当に大変な思いをして働くママもいるけど、子育てに手がかかり大変な時期を走り抜けるママたちは青春だなあと私は客観的にそう思ってる。


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