サントリー美術館で開催中のinformation or inspiration?に行ってきました。

https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2019_2/index.html

オフィスnendoさんとサントリー美術館による展示で、所蔵品の中から展示物をピックアップし、会場をinformationとinspirationの真っ二つに分け、同じものを何の説明もないinformationで見る見せ方。もう片方は情報の洪水の中で読んでから展示物を見る。書画のところでは落款についての注釈までついているほどで、どちらか選んで入り、もう一度別の入り口から入って見ることもできるという展示。

こちらがinformationの展示

こちらはinspirationの展示

同じものを、こちらのようにパーツを抽出して見せたり、陶器の上に座る狛犬のタプッとしたお尻が見れるようになっていたりと面白いのです。

結果、情報がないinspirationだと人は情報を欲し。informationに溢れると、人はもろもろの情報を遮断して感性で作品を見ようとするという逆転現象が起きて不思議な気持ちになりました。

しかし、所蔵品より何より、投影板で傘を作り、上からプロジェクタ用の動画を再生し、傘の影に映像が映し出される展示が全てをぶっ飛ばすほどの破壊力があり、外国の方もwhy?って感動してました。

真っ白な床に、白いスポットライトはプロジェクターから投影されている画像。

しかし、プロジェクターからは投影板を外してあるため映像は見えません。

投影板はお客様が持っている傘に貼り付けてあります。従って傘の影だけに映像が映るというしくみだそう。

展示の真ん中に設置されていますが、これが他の展示をぶっ飛ばすほど感動しました。

#デザイン #佐藤オオキ #サントリー美術館 #美術館 #右脳 #左脳 #inspiration #information