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菊池とおこさん 「離婚した時、もうセックスは終わりだなと思っていた。」を読んで



 いきなり本題から外れるが、やっぱり紙の本はいい。



 スマホで何かを読むのってスキマ時間に気軽にのぞむのにはいいが、やはり紙の本はある程度の集中力を要求される。それがいい。自ずと内容が頭に入ってくる。

 スマホだと読むのを中断した場合、また同じ箇所から読み返すのって割かし手間だけど、そこのところやはり紙の本。実存する本はしおりを挟むなり、ページに折り目をつけるなり、それが叶わなくとも何となくどこまで読んだかページの厚みを手が、身体が憶えている。

 スマホの登場で紙の本は駆逐されるとか何とか言われることもあるけれど、なかなかどうして、読むということの便利さではまだまだ紙の本を超えるものを人類は生み出していないのではないか?なんて思ってしまうのは、わたくしが紙の本で育った愛着故かしら?



 閑話休題。



(※ここから内容についての多少のネタバレがございますので、気になる方は本編を読んでからまた来てね!※)






 一般にノロケ話というのは詰まんないとされますが、それは客観性が足りていない場合だけで、やはりこうして作品にされると、人さまの恋愛、人さまのセックスは面白い!



 この本に収録されている菊池とおこさんのエッセイはnoteで公開された時も追っかけて読んでいたのですが、こうして一冊の本になったのを改めて読み返すと(ご本人も仰っている通り)まるで一本の物語のように、起承転結がある。



 note連載中はずーっと楽しいノロケ話が読めるんだとただただ無邪気に楽しみにしていたのですが、まさかあんな結末になるなんて…。彼氏さん、セックスに関してはすごくコミュ力高そうなのに…。
(ソコと恋愛とじゃまた違うということなんでしょうね)



 作意があるものでは至れない、自身を題材にして書かれたもののドラマチックさ。まさに事実は小説より奇なり!です。



 また、何か起こるごと、とおこさんが詳細に観察、分析したことを言葉にしてくれているので、情景がすごく描きやすい。



 いい意味で大雑把なお弁当を作ったりとか、正常位の時に「センターに」と位置を直したりだとか(笑)そういった可愛らしい彼氏さんの、やがて裏の顔が覗く時、「信じられない!」とゾクッとしながらもどこか納得がいくような、「あ、でも、こういう人いる…」みたいな…。



 こんな臨場感のある、且つその時その時のことをきっちり説明してくれてる恋愛話もないもんです。



 我ながら、他人の人生を下世話な好奇心でもって楽しんで消費しているようでアレですけど、とおこさんの新しい恋愛もまた読みたい…と思っちゃう。次回作はハッピーエンドで!!

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川村マユ見

北海道民。カレーを愛する漫画書き。ホームページで漫画公開してます。読んでね! → http://mayutuba.g.dgdg.jp

コメント2件

ご紹介ありがとうございます!あっ、新しいのが始まりそうな感じです😄まだ書かないけど笑
新しいのが始まりそう…?!

いつか形になって読めるのを楽しみにしてます!
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