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25 | ちゃんと活動内容。【チュータープログラム】

前回の記事までで、Open High School Program(OHSP)がどんなプログラムか、その画期性の背後にどんな課題が潜んでいるか、紹介させていただきました。


「生徒たちにとって週に1度の学校生活をより良いものにしたい」という思いの下、様々なアプローチでサポートさせていただいているのですが、その中でも、私が渡航後に主に携わっていたのがチュータープログラムです。

 プログラム実施中の様子

私の先輩インターンが開始されたこのプログラム。

地元の大学の教育学部数学科の学生を募り、チューターとしてOHSPの生徒へ指導を行ってもらう、という取り組みです。

前回お話したような先生不足の解消を目的として実施されており、チューターを中心とした少人数グループをいくつも作って指導することで、よりきめ細かい指導が可能になります。

笑顔溢れる授業の様子

また、お兄さんお姉さんのような存在のチューターによる授業は、普段の先生による授業とはまた違った楽しさがあるはず。

新しいスタイルの授業の中で「数学って面白い」と感じる生徒がいるかも知れないし、「大学生ってかっこいいなあ」と感じて違う進路を考え出す生徒がいるかも知れない。そんな未知の可能性に溢れている気がするのです。

よく「真由は現地で勉強を教えているの?」と勘違いされるのですが、そうではなくて。

まだ始まって間もないこのプログラムを、アレンジ・マネジメントしていくことが私の主な仕事です。

いきいきした顔で授業を行うチューターと、夢中で授業を聞く生徒たちの様子を見る時間は、本当にワクワクします。

チューターのホワイトボードを覗き込む生徒の様子

実際に勉強を教えていない私がチューターに指示を出したり、OHSPの先生に時間を取って頂いたりすることに、正直罪悪感を抱いてしまう瞬間もあります。

ただ、私は全体を客観的に見渡す立場なんだ、と割り切って、小さな工夫を重ねる2ヶ月を過ごしてきました。

週を経るにつれて授業の雰囲気が良くなっていくのも、いつのまにかチューターが独自の教材を作っていたのも、チューターと生徒の距離が目に見えて近づいていくのも、現地で活動しているからこその言葉に出来ない嬉しさを感じます。

今は、今後どうやってこれを改善・拡大していくか考える段階にあって。

生徒や先生、そして大学生。私はサポート役でしかありませんが、関与している皆さんにとってのベターを1mmでも生めるよう、今後も試行錯誤していくつもりです!

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という訳で、現地でどんなことをしているか、3回かけて一部を紹介させていただきました。

他にもOHSPで別の取り組みを行っていたり、日本の企業の方とお仕事させていただいたりもしていて。

実際に現在も企業の方が現地にいらっしゃっていて、それにくっついて様々な経験をさせていただいています。

ありきたりな言葉になってしまいますが、日々、多様で貴重な挑戦をさせていただくインターン生活です。

これからブログでの活動紹介は減ってしまうかも知れませんが、頑張ってるよ〜ってことだけ、お伝えできていたら嬉しいです。


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