降木 要(らめだす)

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降木 要(らめだす)

小説を書いています。なろう→ https://mypage.syosetu.com/132538/ カクヨム→ https://kakuyomu.jp/users/wihadone

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2023希誕「シネマ」解説

※おことわり ・この記事と解説する動画は、あくまで国擬人化漫画「Axis powers ヘタリア」「World Stars ヘタリア」のキャラクターとしての「ギリシャ」を扱ったものです。 ・以下の文章は大いに私の(キャラオタク的な)主観の入った近代ギリシャ史観であり、歴史的な正当性には乏しいです。気になった方はぜひ詳しく調べてみてください。 以上のことを念頭においてお読みくださると幸いです。 今回つくった動画(ニコニコ動画にもあります) 冒頭はギリシャ王国独立の経

    • 商業クリエイターを諦めることにします

      2年務めた会社を退職し、シナリオライターを辞めることにした。 理由は単純で、私がもう、物語というものを一文字も書けなくなったからである。 会社に勤めている間、それはもう本当にいろいろあったが、それについて今更事細かに話すのはやめておこう。 うっかり変なことを書いて会社に迷惑がかかっては申し訳ないし、実際私自身、職場については不満に思っていたこともほとんどないからだ。 うまくいったこともいかなかったこともあったが、私も周囲の人もその時々で全力を尽くしていたし、私と一緒に働いて

      • 【小説】短編集『四条大橋』より・夏の章

         思うに、この世はとうにディストピアだ。  人間はなぜ労働するのか。社会のため、金のため、自己実現のため。世間はそんな具合に苦し紛れの理由をつけたがるが、おそらく実のところはこうだろうと僕は思っている。  機械に働かせるより、人間を使った方が安いからだ。  例えばこの手のファストフード店。大量生産された肉だの卵だのを焼き、トレーに移し、注文通りにパンにはさんで、袋に詰めて放り投げる。サルでもできるこんな単純作業を、なぜ義務教育をとうに終えた我々成人男子が雁首揃えてこなさなくて

        • 生物的に優れた人間に、言葉はあんまりいらないらしい

          もうじき終わる大学生活について、授業の思い出を振り返っている。 ふと、教授の雑談にあった話を思い出した。 野生動物の生死を分けるのは、言ってしまえば反射神経である。 敵が視界に入ればすぐ逃げる、親が餌を持ってくれば我先にと大口をあける。そうしなければ待っているのは死だ。反射神経が鈍く、いわば「どんくさい」種や個体は、そうやって次第に淘汰されていく。 それに対して人間はどうなっているか。 いまのところ、ニンゲンといういきものを好んで捕食する外敵は存在しないようだ。 取って

        2023希誕「シネマ」解説

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          小説を「添削」してもらうすすめ

          わたしはここでのブログ投稿のほかに、ネット内外で小説を書くことがそこそこある。 このとおり無名のわたしが細々と書いているものなので、公開こそしているものの反応はそう多くない。 ありがたいことに、まあ読んでくれる方も「ゼロ」ではないので、趣味として十分に楽しんではいるが、 ときどきこんな衝動に駆られるという人はわたしの他にもいるのではなかろうか。 この題材やキャラ設定、面白くないはずないんだけどな〜〜〜〜!!!! なんか……な〜〜んか足りない気がするんだよな〜〜〜〜!!!

          小説を「添削」してもらうすすめ

          若宮アンリの話をしよう

          若宮アンリという少年をご存知だろうか。 そう、この子である。 ここ数日世間を賑わせているこの世にも美しい少年は、つい先日プリキュアに変身した。 わたしは彼のことが大好きなので、彼の話をしようと思う。 はじめに断っておくが、このnoteは「HUGっと!プリキュア」という作品における舞台装置、および一個の知的生命体(キャラクターのことを、わたしは好んでこう呼ぶ)としての彼がいかに緻密に計画され、美しく構成されているのか、物書きのはしくれとして好き勝手な分析をして驚き、お

          若宮アンリの話をしよう

          「ドリフェス!」に夢を託してしまったにわかの話

          ドリフェスに出会った時、他のどんな感情をもさしおいて、まずわたしは「許せない」と思った。 わたしの話をする前に、「ドリフェス!」の概要を簡単に説明しておく。 キャッチコピーは“二次元+三次元=五次元アイドル応援プロジェクト”。 イラストやアニメに描かれるイケメンキャラクター(二次元)と、彼らを演じる声優陣(三次元)。 この両者の駆け出しアイドル活動の軌跡を、ファンが同時進行で応援する、つまり「五次元アイドル」、という理屈らしい。 「ドリフェス!」はこの他にもファンの立

          「ドリフェス!」に夢を託してしまったにわかの話

          Mr.Children新曲の『himawari』が最高だという話

           桜井和寿さんは天才だと思う。  当たり前にそう思うし、私のほかにも同じ考えの人はごまんといるだろうが、この曲を聴いたときは改めてそう思い知った。  『himawari』を初めて聴いたのは先月行ったライブで、非公開の新曲として注釈付き指定席に座っていたときのこと。 (恥ずかしながらこの曲が主題歌となっている映画原作の『君の膵臓をたべたい』はまだ読んだことがなく、「膵臓に病気かなにかを持った女の子の話なのかしら」くらいの憶測しかない。なので、今後の妄言は原作小説様

          Mr.Children新曲の『himawari』が最高だという話