ビジュアル重視の推し活と、注文の多い顔収集家

ネットで、「最近のミーハー女、アーティストの顔しか見てねえじゃん」みたいなのが書かれてるのを見た。これはほんま、ずっと言われとることやけど、改めて聞きたい。ビジュで選んだらあかんのか?

私は元々ジャニヲタで、しっかり顔ファンからスタートしたタイプのミーハー女なので、ビジュアルからファンになるのがどうして悪いことなのか分からない。ていうか、好きになるきっかけなんかなんでもよくないか? 顔だろうが、声だろうが、曲だろうが、トークだろうが、入りは何でもええやろ。結局どこから入ったって、結局は「すべてが好き」っていうところに行きつくんやし。最初に惹かれたのがたまたま顔だった、っていうことの何が悪いんや?

もちろん、いつまで経っても顔しか見てないのはどうかと思うよ。アーティストはそんなところで評価してほしいと思ってないやろうし。作った物で判断してほしいと思ってるやろうから、作った物を一切見ずに顔だけ見てキャーキャー言うのは違うと思う。けど、顔が好きでも別にええやないかとも思う。

私も、ビジュアルが好きな人はいっぱいいる。し、「顔が好き」やからそりゃ顔を褒める。もちろん、トークとか曲とか他にも好きなところは数えきれんくらいあるから、それを最高やと褒め称えることもある。でも、だって、顔も好きなんやもん。しゃあないやんか。曲聴いて「この曲最高!」ってツイートするのが許されるんやから、顔を見て「この顔最高……」ってツイートするのも許してくれよ。なんで顔だけあんなに「はいはい、ミーハーミーハー」みたいな扱いされとるんや? 確かに顔は、本当にパッと見ただけの印象でも語れることやから仕方ないけど、でも、何年経っても顔が好きな人だっておるでしょうよ。顔が好きな人なんか、何年経っても飽きへんのよ? 言うくらい許しておくれよ。制作物と同じくらい、私はその人の顔を愛してるんよ。顔も込みで愛してるんよ。しゃあないやないの。顔だけしか見てないわけじゃねえのよ。全部知ったうえで、それも込みで「顔が良い……」って言うとるんよ。

顔が良い人を見たら癒されるから、探して見ちゃうのはもう許して。私は多分一生「顔ファン」から抜け出せないと思う。

顔ってさ、究極の芸術やと思うのよ。私多分、その人の顔が好きって言うよりかは、「顔」そのものが好きなんだろうな。音楽が好きな人が色んな曲を聴き比べてるのと同じで、私は「顔」が好きやから色んな人の顔に注目してしまう。で、その中でも自分の好きな「顔」を見つけたら嬉しくなっちゃう。好きな顔ってなかなか巡り合えるもんじゃないからね。特に私なんか、一重で目の細い、黒目の小さい、真顔が怖くて笑顔が可愛い陰キャっぽい隠れ陽キャ顔が好きやからさ。なっかなか巡り会えんのよ、そんな注文の多い顔。

だからもしどっかで見つけたら私に報告してくれん? そういう顔。これからも私は顔ばっか褒めていくよ。何故って、顔が好きやからね。

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