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BitMEX 自動売買BOT開発 [ API編 ] ② API関数の実装、注文系 API の詳細(タイプ・オプション・特殊注文)

こんにちは。MAZMEXです。
前回に続き、API編 第2回のnoteができましたので公開いたします。

第1回では、BOT開発の導入部分から、BitMEXのAPIをすべて使えるように全体像をご紹介しました。
以降の連載では数回にわたって、主要な API についての詳細と実装の仕方を掲載していきます。

本noteで紹介するすべてのソースコードは、自由に使っていただいて構いませんので、手早くコードの部品を集めたいという方にもオススメです。
ただ単にAPIを使うだけでなく、どのように書けば不具合なく安定した稼働ができるか、という観点も重視して紹介することにしました。

少しずつ実践的な内容が登場しますので、第1回をまだお読みでない方は是非チェックされてから2回に進んでいただければと思います。

第2回 目次

第2回では、注文に関する様々な実装、Tipsを取り扱います。
単に注文といっても、BitMEXには様々なオプションや注文の種類があり、それを正しく理解した上でBOTを実装することはきわめて重要です。
注文周りは細かい仕様も多いので、すでにBOT開発を行われている方も何かヒントが見つかるかもしれません。

また、今回からはソースコードを掲載することが多くなりますので、よいコードを書くためのTipsをはじめに紹介したいと思います。
(よいコードを書くとは、読みやすく書きやすく、エラーに強く、出来上がった後も改善しやすく、と総合的に考えてプログラミングしていくことです。)

それでは、第2回の目次です。

■ APIの挙動を知る
■ API関数の作成
■ 注文に関する事前知識
■ 基本注文
■ 注文の種類
■ 注文のオプション
■ 注文の返り値
■ 注文の確認、変更、キャンセル
■ 一括注文、特殊注文

今回から実践的な内容に入っていくため、前半の章でよいコードを書くためのパターンをご紹介します。
どんなトレード戦略を実装する際も、BOTを安定して稼働させるのに役立つTipsになると思います。

本noteの主題である注文のAPIについては、1つ1つの仕様と実装の例、使う際の向き不向きなどを綴っていきます。
注文タイプやオプションの組み合わせによって、おもしろい動きをするものや、鉄板とも言うべき手堅い注文方法もあります。

なお、コードの例がそれぞれ付きますので内容が多くなりますが、すべてを順番通りに試していただく必要はありません。
特に序盤は基礎を固めていく内容が多くなりますので、すでにご存知の内容はサクサクと次に進んでいただければと思います。


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