【全文無料】Pixel 4が欲しい、それは置いといて

銀河撮影機能とかは素晴らしいし、それだけで欲しい人は多いだろう。

テープ起こし機能、これもライターや記者ならばマストの機能だ。

Otterで既にできるとはいえ、一定の長さ以上では有料だしクラウドベースだしで、それがローカルで無料でできるというのはとても便利だ。早く日本語化して欲しい。いやしくも商業メディアであるならば、全記者にPixel 4を配布して欲しいものだ。

でも、一番使いたい機能は2020年春まで使えないことが分かっている。フロントカメラハウジングに搭載されているレーダーを使ったジェスチャー機能だ。この機能が使えるまでは、自慢の高速顔認証も実力を発揮できないのではないだろうか。

ドリキンはジェスチャーが音声認識の補助として使えるはずだと看破していたが、それは日本で半世紀以上前に実証されている。

ぼく以上の年代の人なら覚えている人がいるかもしれない。フリップに描かれたお題を、一人のプレイヤーが身振り手振りで回答者に伝え、正しい答えを導き出すというもの。とても面白かった記憶がある。

そこで使っていたテクニックの一つが「それは置いといて」だ。

両手で物を掴むような仕草をして、それを横にずらして置く。これが、その前にジェスチャーで伝えた内容を、「覚えておいてね」と記録しておくものなのだ。

これは、いわば「クリップボード」である。

これが使えたら、音声だけの入力が、編集作業までできるのではないだろうか。クリップボードを表現できれば、コピー、カット、ペーストを、ジェスチャーでできるようになる。

そういえばNewtonには選択したテキストや画像を画面の端まで寄せて、それがクリップボードになるという秀逸な仕組みがあった。あれを上回るクリップボードの実装は見たことがない。

Pixel 4は来春まで待てばいいかな、と思っている。

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