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「カランメソッド」を10か月継続したら日常生活ではストレスなく英語で意思疎通ができるようになった話


TOEICの点数は高いけれども英語がしゃべれなくて、MBAを修了したのにやっぱり英語がしゃべれなかったわたし(30代)が、オンライン英会話ネイティブキャンプの提供する「カランメソッド」を10か月継続したら日常生活ではストレスなく英語で意思疎通ができるようになった話をします。

このnoteの想定読者層は、以下のとおりです。

・英語をしゃべりたいけれどもしゃべれない人

・英語をしゃべる必要があるけれどもしゃべれない人

・英語をしゃべれなくてもいいけどカランメソッドに興味のある人

少しでも興味があったらぜひぜひ、この先もお読みいただけましたら幸いです。

私の英語能力は?

これから私のカランメソッド体験談を共有するにあたって、私の英語能力(英会話力)をお伝えしないと、この先を読み進めるときに、読者の皆様の参考にならない(比較ができない)可能性があるので、少しだけ私の英語力をお伝えしますと・・

【カランメソッド開始前】

・TOEIC LRのスコア(直近3回は910、890,890)

・英検準1級

・MBA(アメリカンな経営学修士)修了

・留学、海外長期就労(ワーホリ)経験ゼロ

・海外旅行は新婚旅行のハワイのみ

・日常生活&ビジネスで英語を使う割合5%以下

・レアジョブでビジネス英会話を始めるも3か月で退会

といった感じです。

もしかしたら・・純ジャパニーズ(外国に行った経験はハネムーンのハワイ1回のみ程度)の中では上位層(英語できるキャラ)だったのかと思いつつも、はっきり言って私は英語が全然しゃべれませんでした。。

その証拠となるエピソードをひとつ披露しますと、「カランメソッド」では全12ステージあって、最初のレベルチェックテストを受けて、英会話力がちょっとでもある人たちはステージ2とか3(2合目、3合目)からスタートできるのですが、わたしは一番下のステージ1からスタートと診断されました。。(英語初学者層と一緒のスタートなのかな・・と少しだけショックでしたが、その低評価もやむなしの英会話力でした、だって全然しゃべれませんでしたから)

職場では英語キャラ(英語案件を優先的に振られる)ではありつつも、「英語がしゃべれない自分を何とかしたい」とずー-っと思っていましたし、ちょうど国際会議に出席/発言する機会を得て、業務上の英語をしゃべる必要性に迫られたこともあり、「やばいよー、どうしよう・・、今度こそ英語を何とかしなきゃ」となっていた時に見つけたのが、ダイレクトメソッド(直接教授法)と呼ばれる英語学習メソッドの一つ「カランメソッド」でした。

カランメソッドとは?

カランメソッドは、通常の4倍のスピードで英語が習得できると言われている画期的な英語教授法であり、特に日本人(含む私)の苦手なスピーキング力を鍛えたい方には打ってつけのメソッドと言われています。

通常、ケンブリッジ英語検定試験(PET)のレベルになるまで一般的な学習方法では350時間程度必要とされていますが、カランメソッドで同レベルになるまでは80時間程度必要と言われており、カランメソッドであれば一般的な学習方法の1/4という短い時間で効率よく学習ができるようです。

英語の本場イギリスで発明された世界的に有名な英語教授法として、これまでに35ヵ国以上で教えられており100万人以上の英語学習者を成功に導いてきた歴史があるとのことです。

・・なぁーんって↑↑説明を聞いてもよくわからないと思うので(私もそうでした)、百聞は一見に如かず、QQEnglishかネイティブキャンプのレッスン動画(ユーチューブ)をポチして、みてもらうとよいかなと。

【QQEnglish】

【nativecamp】


※動画をみて「絶対やりたい」と思った方も「絶対やりたくない」と思った方ももう少しカランメソッドの世界を説明しますので、お付き合いください。

カランメソッドの特徴

カランメソッドでは、先生からの英語の質問に生徒が素早く英語で答える反復練習を行います。先生が教えたい特定の単語や文法を使った文章を用いた質問に回答する形でレッスンが進みます。テンポがかなり速いです(びっくりすると思います)。ネイティブスピーカーと比べても、カランメソッドの講師の発話ペースはかなり速いと思いますし、生徒(私)が回答するまでに時間がかかると(もたつくと)先生が先に回答を言い始めてしまうため、質問を正しく聞き取るだけでなく、反射的に答えられるよう練習が必要です。

1.講師が生徒に2回質問をする

→1回目で先生に何を質問されているのかを把握し、2回目で回答を頭の中で準備するようにしていました。


2.講師が回答を喋り始めるのでなるべく早くついていく

→2回目の質問を読み終えると先生はすぐさま回答をしゃべり始めるので、同時または少し遅れて回答をしゃべるのですが、私は後者の少し遅れて(結果的に)シャドーイングをしていることが多かったです。カランメソッドを実際にやってみるとわかりますが、英語をしゃべることに慣れていない人にとってはシャドーイングするのも結構大変です。遅れずに先生と同時にしゃべれた時は、、結構うれしいです。笑

3.フルセンテンスで答える

→カランメソッド開始当初に私が躓いたのがこのルールでした。”What’s this?”って聞かれて”A pen”って答えたらカランメソッド的には間違いです、フルセンテンスで”It's a pen.”と答えなければいけません。


4.即座に訂正される

→発音、文法、抑揚、リンキング(音のつながり)などなど、ビシバシ直されます。すっごく指摘されるので、「つらい・・涙」となってしまう人もいますが「えっ、こんなにたくさん教えてくれるの!?ありがとう、もっとちょうだい・・笑」となる人にわかれますが、カランメソッドにハマるのは後者です(含む私)。

5.短縮形で答える

→これも最初のころに苦労したルールで、It’s a pen. でも It is a pen.でもどっちでもいいじゃんって思ったのですが、ステージが進むにつれて、短縮形で基本的にしゃべる癖をつけると会話がスムースになるのが実感できました。

6.講師の話すスピードが早い

→おそらく我々が通常話す会話速度の1.2倍速から1.5倍速くらいでカランメソッドのレッスンは進みます。カランを開始して生徒が一番驚くのがこのスピード感なのではないでしょうか!?日本語でも話していても「早口だな!」と思うような超高速度で、25分のレッスンを集中力切らさずやり切れるカラン認証講師達はすごい!といつも思っていました。

7.質問禁止

→当初、質問をしては叱られるを繰り返しました。だって色々わからないから聞きたくて...。でも、ダメなもんはだめです。次第にルールに順応して、「質問する時間がもったいないからレッスンをどんどん進めて先生!」って、ステージが進むにつれて思うようになるので大丈夫です。

8.私語禁止

→質問禁止なんだから当然私語も禁止です。笑 あっ、でもこのルールを守っていない先生もいましたけどね。まぁ、たまには私語でもしないと生産性が上がらない時がありますよね、勉強も仕事も。。

9.予習禁止

→驚くなかれ「予習が禁止」です!!

ネイティブキャンプの説明によると、「音を間違えて覚えることが危惧されるため、予習は推奨されていません。限られた学習時間の割り振りとして、予習ではなく復習に時間を使うことが推奨されています。」とのことです。


まとめると、カランメソッド特有のルールがたくさんあって最初はルールを覚えて慣れるのが大変でした。でも、これらのルールがあるのには理由がありまして、ステージ12完全制覇をしてみて思うのは、どのルールも次に説明するカランメソッドの効果を最大化するために必要なルールと納得しました。

カランメソッドの効果

【質問】ステージ12まで終わったらどのくらいしゃべれるようになりますが?
【ネイティブキャンプの回答】専門的な会話を行う場合、その分野の語彙力を身に着ける必要がありますが、日常会話ではストレスなく意思疎通ができるようになります。

〇〇をやった効果とかって個人差があると思いますが、カランメソッドの効果は?と、聞かれたら上記【ネイティブキャンプ回答】に尽きるんじゃないかなと。

私の場合は、「専門的な会話を行う場合、その分野の語彙力を身に着ける必要がありますが、日常会話ではストレスなく意思疎通ができるようになり」たくてカランメソッドを開始して、結果的にステージ12を終了したら「専門的な会話を行う場合、その分野の語彙力を身に着ける必要がありますが、日常会話ではストレスなく意思疎通ができるようになり」ましたなので、それがカランメソッドの効果かなと。 ※個人の感想です。※ストレスなく意思疎通ができる=英語ペラペラではありません

カランメソッドを効果的(効率的)に進めるためのポイント

賛否両論あるかもしれませんが、カランメソッドだけをやることがカランメソッドの効果(効率)を爆上げします。いや、それ当たり前じゃん?って思うかもしれませんが、たぶんカランメソッドだけを集中的にやる(私みたいな)人は少数派で、せっかく24時間無料のネイティブキャンプに入会したのだから、「フリートーク」もやりたいし、「デイリーニュース」で時事ネタも英語でしゃべってみたいし、「スピーキング」も「ビジネス英会話」も「発音」も「TOEIC対策」、「英検対策」、ついでに「英語のハノン」・・となんでも手を出してしまう人が多数派なのかなと思います(完全に私見)。

個人的には、カランメソッドはリスニング、発音、文法、語彙力と、体系的に学べるようにデザインされていますし、カランメソッドを継続することが結果的に効果的(効率的)に英語習得の近道であると実感できました。特に英語をしゃべりたい人にとっては、カランメソッドに「選択」と「集中」=カランメソッドだけをすることを個人的にはお勧めします。

私は、「早期12ステージ制覇」を目標にして進めましたが、カランメソッドの効果を実感できない場合は、終了したステージを何度も何度も繰り返して練習することが好ましいです(ステージ3を3回繰り返してからステージ4に進むとか)。

先のステージに進むことを目標とするのではなく、時には足踏みをしたり後戻りしながらも、着実に、少しずつ進めていくほうがカランメソッドの効果を感じやすいかもしれません。精神的負荷も減らせますし・・(私はstage〇が難しいよーと精神的負荷がかかった時も数回ありましたので、、その辺は適宜個人のカスタマイズが必要かなと)。

カランメソッドのメリット・デメリット

メリットはすでにお伝えしているところですが、改めてまとめると・・

メリット1:テキストとスマホアプリが充実

→私はテキストは購入しなかったのですが、ネイティブキャンプが提供してくれるcallanリーディングを利用していました。無料です。便利でした。学ぶ環境がそろってます。

メリット2:たくさんしゃべれる

→こんなに英語を聞いて、しゃべれる環境をほかに知りません。英語のシャワーってこういうことかと。

メリット3:リスニング、文法その他の基礎固めができる

→シャドーイングを繰り返すので、リスニング力が向上しますし、正しい文法でたくさんしゃべるので、正しい文法が覚えられます。覚えようとするんじゃなくて、自然に覚えられる感じなのかなと。子供が言語習得するのに近い感じ。娘と息子にもカランメソッドをやらせる予定です。

メリット4:集中力が鍛えられる

→長めの質問に対してフルセンテンスで答えるために集中力が必要で(日本語でもそうですよね?)、集中力が維持できるので(強制的に)、集中力が鍛えられる=英語で英語のことを考える=英語脳を鍛えている、この感覚を体感しました。

ここまでメリットを4つあげたので、デメリットいってみましょう、、

デメリット1:身につくのはイギリス英語

→イギリス発祥のメソッドなので、イギリス英語を習得するんですよね。なので、「イギリス英語特有のフレーズなんてひとつも覚えたくない、アメリカ英語を習得したい」という人には向いていないかもしれません。私は、イギリス英語を含めた世界の英語に触れて国際会議で発言できる英語力を身に着けたかったので、別に問題なし。

デメリット2:ルール(制約)が多い(楽しくないと感じる人もいる)

→メソッドなので、効果(効率)を最大化するルール設定をするのは当然かなと思いつつも、「英会話は自由にやりたいよ~」という人は、「フリートーク」とかを楽しんだほうがよいと思うので、こういった〇〇メソッド的なもの全般向いていないと思います。

デメリット3:お金がかかる

→オンライン英会話が提供するサービスなので、通学英会話や留学に比べて安いとは言え費用が発生します。どうしても費用をかけずに英会話を磨きたいという人は、ラジオ英会話やマッチングアプリとか別の手段を選択されるのがよいと思います。

参考までに、私がカランメソッドで支出したのは・・64,800円です。

①ネイティブキャンプ受講料 6,480円/月 × 10か月 =64,800円

②コイン代                        0円

※カランメソッドの予約には、ネイティブの先生500コイン(1000円)、非ネイティブの先生100コイン(200円)が①の受講料とは別に必要です

※私は節約志向が強いので、キャンペーン予約無料/半額の先生、ネイティブキャンプのキャンペーン(クイズに回答や友人紹介謝礼など)で貰えるサービスコインで対応したので0円。

③テキスト代                       0円

※お金に余裕があるのであれば、テキストは買ったほうが間違いなく効果(効率)を爆上げします。私は節約志向が・・(ケチです)


カランメソッド修了までの費用64,800円を高いと思うか安いと思うかは人それぞれかと思いますが、私は効果を実感できましたし、何よりもカランメソッドは楽しめたので、安いと感じています。


デメリット4:日常生活では到底使わない言い回しがたびたび登場する。

→「カランメソッドは役に立たない」系の論調のブログをたまに見かけますが、その多くが主張しているのがこのデメリットです。
まぁ確かに、”フランスとイタリアはアジアか?””いいえ、フランスとイタリアはアジアではない、ヨーロッパだ”みたいなやり取りは日常生活では発生しないし、覚える必要はないのかもしれません。

というか覚える必要はないんですよね、英語習得(英語脳を鍛える)が目的であって、より具体的には英語をしゃべることが目的なので、とにもかくにも質問→回答→質問→回答・・を繰り返して、生徒(私)が英語をたくさん話す時間が多ければ多いほどよいので、このデメリットはそんなに気にしなくてもよいのかなと。

まぁ、カランメソッド修了者(私のこと)の偏ったメリデメ分析なので参考程度にしていただければ。

まとめ

少し英語の話題から話はそれますが、「私は、人見知りをしがち」だったのですが、カランメソッドで世界各国の多種多様な先生たちと、毎日毎日、雨の日も風の日も、お正月もクリスマスも、フィリピンが台風被害にあった日も(募金しました・・)、強面(こわもて)の先生とも超絶美人の先生とも交流したことで完全に「人見知り」は克服しました。

そういった意味では、英語習得以上に獲得できる経験がある気がしていて、例えば「子供」とか「恥ずかしがり屋さん」や「口下手な人」とかも、オンライン英会話(カランメソッド)はおすすめかもしれません!

「メソッド」なのでルールがたくさんあって、なんだから難しそうで、最初の心理的な参入障壁があるのは理解します。私も同じでしたし、現状維持バイアスもあるでしょうし。
ですが、そのルールをゲーム感覚でとらえて、RPG(ロールプレイングゲーム)のようにステージ1、2・・・12とクリアしていくカランメソッドは、ドラクエやFF(ファイナルファンタジー)のようでありドラクエ&FF世代の私はドはまりしました。沼に。。笑


「カランメソッドの不思議な世界」について書いたこのnoteですが、最後まで読んでいただいたあなたは、「英語がしゃべりたい」「英語をしゃべれるようになりたい」と思っているのではないでしょうか。そうに違いない。

でしたら、カランメソッドを検討してみてはいかがでしょうか?

以上、
エマ・ワトソンの話し方が好きだから、イギリス発祥のカランメソッドをやってブリティッシュイングリッシュをマスターしてやろうと安易に考えた当時の自分の考えは甘々で、カランの道は思った以上に大変だったけど、始めてみてよかったなと思っている、 じだん@元MBA損保マン でした。


※注

・本note作成に当たり、ネイティブキャンプとの契約等の関係は一切ございません。

・本noteは、私の個人的な意見であり、個人の内因(内なる動機)に由来して作成したnoteであり、所属する組織はもちろん、何らかの外的要因(動機)に基づくものではございません。

・本noteでは、カランメソッドを推奨することを明確にしておりますが、言うまでもないことですが、これは個人的な意見であり、カランメソッドの効果は個人差があるものですので、カランメソッドを開始するかどうかはご自身でご判断くださいませ。

・表現には十分気を付けたつもりではございますが、私は「私が到達したかった英語をしゃべれるレベルに到達できたこと」に満足しておりますが、おそらく皆様がイメージする「英語がペラペラ」のレベルには到達していないですし、「カランメソッドをやれば英語がペラペラになる」とはお伝えしていないことを、念のため最後にお伝えします。