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ドット絵の魅力#01

はじめに


こんにちは!
小林雅弥と申します。

この記事では、ドット絵の魅力やその魅力をどう生かすのかについて、私なりに考えた事をまとめています。

ドット絵とは
ドット絵の魅力について考えてみる前に、まずドット絵とは何なのかについて考えてみましょう。

ドット絵とは、主としてコンピュータ上における画像の表現方法・作成方法の一形態であり、表層的には通常の目視でピクセルが判別できる程度に解像度が低いビットマップ画像と捉えることができる。(Wikipedia より)

ドット絵は、特にビデオゲーム、アニメーション、古典的なコンピューターグラフィックスなどで広く使用されています。
これは制約のある環境でグラフィックスを描画する必要があった初期のコンピューターゲームに起源があります。8ビット及び16ビットのゲームコンソールやコンピューターゲーム機の画面解像度が非常に低かったため、ドット絵は非常に有用でした。

私はこの制約こそがドット絵の魅力であると思います。

ドット絵の魅力とは


ここからはドット絵の制約について、そしてドット絵の魅力について掘り下げて見たいと思います。

まず、ドット絵の制約について
ドット絵の制約は主に2つです。
一つ目は、解像度が低いということ。
二つ目は、カラーパレットの制限です。

例として、ポケモン金・銀をあげてみましょう。
ポケモン金・銀は1999年にゲームボーイで発売されたゲームです。
このゲームに出てくるポケモンの解像度は最大56x56pxで、使える色は5色(1色は白)です。
この当時は、ドット絵としては解像度が高いが、色があまり使えないという難点がありました。
そこで当時のイラストレーターは、限られた色で色の見え方を増やす工夫をしています。
それが「影」です。

この画像は、色が2色使用されています。しかし、見え方は8段階に別れています。
これが影の表現です。

このように少ない色でも色の見え方を増やすことで表現の幅が広がることが、
ドット絵の魅力の一つなのではないかと思います。

実際にドット絵を描いてみた


ここでは実際に私が描いたドット絵を見ていただこうと思います。
(だた、完成度はあまり見ないでほしい...)


これは何だと思いますか?
正解はウサギです。ものすごくしっぽの大きなウサギです。

このドット絵は、色を4色使用しています。
しかし、影の付け方によって立体感や光の当たり方の差を少しだけ分かりやすくしています。

おわりに


ここまでドット絵の制約と魅力について語ってきました。
ドット絵の色や影について意識して見てきた人は、少ないのではないかと思っています。
それもそのはず。
現在のツールでドット絵を描こうとすると、色の制限も、解像度の制限も基本的に無いのです。
ですので、現在のドット絵は一つのレイヤーの解像度が高く、色も繊細なものが多いと思います。

では、今回語ったのは何なのか、それは昔のようなドット絵、いわば「古典的ドット絵」です。

次回は現在のドット絵について語れればと思います。