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なぜMラーには変わった人が多いのか?

珍しくただのコラムです。
というのも、先日とある方からMの法則をやってる人(通称Mラー)はナルシストが多い気がすると言われまして、あー確かに!!みたいな感じで、めちゃくちゃ合点がいったんですよね。

ナルシストという部分もそうなんですけど、Mの法則をやっている人は変わった人が多いというのは、私もずっと思っているところではありました(私含めてね)。まあ完全なド偏見ですけど。

というわけで、今回は私のド偏見があるというのを大前提として、なぜMラーには変わった人が多いのか、3つの説を挙げていきたいと思います。刮目せよ!!

①そもそも今井雅宏氏が変わった人だから

まずこれね(笑)。現在は活動を縮小されているので、今井さんから直にMの法則を知るという人は減っていると思うのですが、90年代から2000年頃にかけては、今井さんが連載していた競馬王(※競馬雑誌)が唯一の情報源でした。そのため、私含めて古参のMラーは、今井さんが唯一のMの先生だったわけです。

厳密にはMのサイトも多少はあったので、他から情報を得る可能性も0ではないですが、基本的には競馬王か今井さんが出版した書籍から情報を得てた人が多かったと思います。

だから生徒が先生の影響を受けるのは当たり前で、黒いものでも今井さんが白と言えば白だった時代があったんですね。そして今井さんの特徴と言えば、何と言ってもその口調や文章の言い回しです。

それこそ新興宗教の教祖様じゃないですけど、そんな雰囲気がありました。それに加えて、無印の圧倒的な人気馬が馬群に消えて、理詰めで穴を取るところを何度も見てきたので、それだけでもう一気に信仰しちゃうんですよね。自分の過去を言い当てられたらその占い師を信じちゃうみたいな感じです。

そして今井さんの巧妙なところは、仮に予想が外れたとしても外的要因(展開、馬場、騎手の乗り方等)によって外れただけで、予想自体は間違ってなかったというスタンスを取るところです。そのため、予想が外れても信仰心が落ちません。

また、そう思わせるだけの文章力が今井さんには備わっていました。私も当時はこの人に付いていけば穴を取れるんだというマインドになっていましたね。今はもう我に返ったので、効かないですけど(笑)。

今でこそTwitterに上から目線で、さも全部当ててるみたいな空気を出してる輩がいますけど、その元祖なのかもしれませんね。まあ、今井さんはれっきとした競馬王という媒体で何十年と連載しているわけで、そんなSNSでイキってる奴らとはレベルが違いますけどね!(まだ信仰心が落ちてないw)

②Mの法則を理解するのが難しいから

次にこれです。Mの法則が世に出た当時、予想法として一番斬新だったところが未来を見ていたってことなんですね。基本的にデータ予想は過去の積み重ねで予想をしますけど、Mの法則にはそれ+αがありました。

例えば「消去法」って予想法がありますが、あれは過去のデータの蓄積を利用した典型的な予想法です。それはそれで別に間違ったアプローチではないんですけど、レースというのはあくまで未来にあるものなので、必ず過去の傾向とは齟齬が生じるはずなんです。

その齟齬が生じた時に、消去法とかの予想法だとなぜ外れたかの説明が物理的に難しいんですね。なぜ難しいかと言うと、予想の手順が分かりやすくて、誰でも同じ答えが導き出せてしまうから。回顧をしても、こういう年もあるか〜で終わっちゃう。

Mの法則の斬新なところは、横軸と縦軸という概念を予想に取り入れたところです。横軸はメンバー比較(相対評価)で、縦軸は時間軸(過去と未来)ですね。これだけ聞いても「は?」って方が大半だと思いますけど…。

つまり全てを理解するのが非常に難しいんです。これはMの良くないところでもあって、何か突拍子も無いことが起こっても教祖様が無理やり説明できちゃうんです。Mは見抜いてましたよ、あなたの理解が追いついてないだけですよって感じで(笑)。これは消去法とかの予想では、あり得ない現象かなと思っています。

長くなってしまいましたけど、結局何が言いたいかというと、そういう難しいことを理解しようと頑張る&好きって人は、研究者のような気質の人が多いと思うんですよ。

だからのめり込んでしまうと言いますか、それこそ持ってる経験値を全て競馬≒Mにベットしちゃうような人が多いと思うんです(ギャンブルという意味ではなく)。それが結果的に変わっている人が多いって言われる所以なのかなと、ふと思ったりしますね。

③競馬の全てを知った気になるから

今までのを全て要約するとこれに行き着きます。Mの法則をやっていると自然と膨大な知識が身に付いてしまうので、競馬の全てが分かってしまったかのような錯覚を起こすんですね。だからナルシストに見える。自分の予想≒今井さんの予想に絶対の自信があるから。

でもこれは仕方のないことなんです。だって今井さん自体の文章がナルシストそのもので、考察や回顧でも全て当たるかのような言い回しで言うんですもの。だから生徒は仕方ない!

でも段々と気付いてくるんですね。全レース的中は無理なことや、自分の知っている競馬の世界はごく一部分だということに。最初はある種、絶望にも似た感覚に陥るんですが、今はそういうことに気付いてからが予想はむしろ楽しいって思えています。

ただ、今井さんはMの法則は絶対当たりますってことを言い続けていかなきゃいけない人ですから、無理矢理にでも回顧するんです。このレースは分かりませんでしたって絶対言わないし、言えないので。

それを真に受けちゃうと、変な人、ナルシストってなっちゃうと思うんですよね。そして、今新しくMを始めた人もこのイズムはどっかしらから継承しているはずで、それがそう言われてしまう一因なのかなと思いました。かくいう私もMを知ってすぐは天狗でしたし(笑)。まあその伸びた鼻は、2003年に根元からポッキリいかれちゃうことにはなるんですけどw

✅まとめ

さーて長くなりましたが、まとめです!
今回はMラー=ナルシストって言われたことに対しての私なりの考えを書いてみました。

Mの法則は完璧ではありません。でもだからってMがダメって意味でもなくて、その部分を補いながらやっていけば良いと思うんですよね。

Mが外れまくって今井さんの回顧にも少しずつ綻びが見られ始めてきた時、Mを辞めていく人を私は何人も見てきました。何だったら、今井は詐欺師だなんだって騒ぐ人もいました。

でも私はMを辞めませんでした。なぜか? それは楽しいからに決まってるじゃないですか!大穴を取るためにMをやってるんじゃないんです!楽しいからやってるんです!!

私が今の今までMを続けてきている理由は楽しいからです。というかそれのみです。どうせ競馬をやるんだったら、そんな楽しい予想法で当てたい!っていう一心でここまで来ました。

皆さんも思い思いにMを楽しんで下さい!何か分からないことがあったら、何でも聞いてください!私の分かる範囲で何でも教えます!

もう書いている内に何が言いたかったのか忘れました(笑)。
ご清聴ありがとうございました!!(最後選挙演説みたいになったw)

反響が大きいようでしたら、またこんな記事書きます。



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