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少年が一皮剥けて大人になっていく成長と勇気の物語

突然ですが、みなさんは「大人になる」ということはどういうことだと考えていますか?

成人してお酒を飲んだら?
就職して社会人になったら?
優れた人格を確立したら?

いいえ、どれも違います。

今回は僕が「大人になる」ための最重要条件2つのうちの一を達成した時のお話を書いていきたいと思います。

大人になるということは一皮剥けるということ

まず先ほど述べた通り「大人になる」ことはそれすなわち一皮剥けることとなります。
僕はその条件を20歳の時に達成しました。
奇しくも成人を迎えるタイミングでの達成となります。

僕が一皮剥けることを条件と気づいたのは高校生の時でした。
気づいた時には金槌で頭を殴られたかのような衝撃があったのを今でも覚えています。

それはある日の部活中に、友人が放った一言に端を発します。

「最近剥けてきたんだよね」

この一言です。

思えば、僕は当時そんなことを全く気にしていなかったのでした。
ただ、いずれそれは達成されるものだと思っていたのです。
その一言はすでに「訪れている者」がいるということを僕に知らしめたのでした。

一念発起!達成のための過程にすべてが詰まる

「僕は人より少し遅いだけで、その現象が起こるのに時間がかかる方なのだ…!」

そう信じて日々を過ごしていましたが、一向に兆候が現れることはありませんでした。

気づけば僕が20歳を迎えていたのでした。
そう、つまり「成人」したのです。

年齢は成人したのに一部は成人していない。
少年と青年の境というなんとも歪な構造を僕は採っていました。
これがモラトリアムというやつなのか…!

そこで僕は一念発起して自力で大人になることを決めたのです。

すべての目標の達成のフローは情報収集、挑戦、反復、改善、達成です。
僕はこの目標達成のフローを「一皮剥ける」というプロセスの中で経験していきました。

日々の努力を積み重ねた先に「その日」は突然来る

「皮は伸びる」
僕はそのことを知っていました。

TVで良く見るダイエット企画で激痩せした人のお腹、皮が余っていることがありますよね。
それだけでなく幼児から成長していくのにつれて人体の表面積が同じということはあり得ません。

そう皮は伸びるのです。

僕は毎日トレーニングを繰り返しました。
有り体で言うと「引っ張る」のです。
恥ずかしがり屋さんが引っかかる箇所を引っ張って伸ばすのです。
これを毎日やる。

これを1ヶ月ほど?繰り返していた時に「その日」は来ました。

ただ、僕は怖かったのです。
本当に今日なのか?
限界を超えてしまうのではないか?
戻れないのではないか?

よくよく考えると別にその日じゃなくてよかったのではないかと思いましたが、
僕は「イケそう」と思ったその日に覚悟を決めました。

いち早く大人になりたかったのではないかと思います。

成長は痛みを伴う、痛みに慣れた時に人は強くなれる

外の世界に始めて出た時に、痛みを感じました。
守っていた皮の部分を強引に広げたためです。
そして圧倒的締め付け…!
鬱血してしまうのではないかと言う不安感が僕を襲いました。

締め付けだけでなく、初めて守ってくれるもののいない世界に出た時に刺激になれず痛みも感じました。

これはあかん。
そう感じた僕は大人と子供の状態を繰り返す、と言う施策を打ち出しました。

あまり動くことのないタイミングで大人の状態でいて、外出やスポーツなど動き回る時に子供の状態でいる。
最初は子供の状態でいる時間が長かったです。
しかし、徐々に大人の自分に慣れていきました。

一日子供の状態にならない、と言うことに慣れた時に僕は「大人」になっていました。

きっかけは自分で作り出すもの

人が何かを乗り越える時に時間や環境が解決してくれると言うことはありません。
自分で目標設定をして、情報収集し、挑戦を繰り返すことによって達成するのです。
これは「皮を剥く」ということのみならず、です。

この記事を執筆するにあたって2名の友人にヒアリングしました。
2人とも「気づいたら勝手に」と言っていました。なんてこった。

僕は才能に欠けていたために、
自分できっかけを作り出す、という力を身につけることができました。

この力を活かしてこれからも一皮も二皮も剥けて人間になっていきたいと思います。

以上、読んでいただきありがとうございました♪

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