ファイナリストになりました。②ネタ編

※この先はR-1のネタを見たこと前提の話になります。










大丈夫?大丈夫ね?よし!









僕がR-1の1本目でやったネタ『ラブ・レボリューション』これは本当に時間、色んな人の強力、そして何より運が重なって産まれたネタだった。

このネタを初めてやったのが確か2020年の2月ごろ、みんな大嫌いなコロナが出てくる前に産まれた、これが運が良かった。
このときにはもう途中でフリップを出す、リュックがでかいの大まかな枠が出来ていた。

ただそのときはまだR-1に出そうと思ってなかった、なんか心理テストみたいな感じになったり、お笑いの所謂『メタ』が強くして、ピン芸人の不満と漫才師への皮肉をメインにしていて決して賞レース向きではなかった、「漫才は楽です!」とか言ってた、フリップも「リュックでかいねん」だけだったし、何だったらYouTubeにアップしてた。

ただ春から誰も予想しなかったコロナが猛威をふるい、最低でも1ヶ月?はライブに出ることが出来なかった、このままライブはもう出れないのではないか?だから何とか『ラブ・レボリューション』を急遽R-1様に出来ないか考え始めた。
まだこの頃は『ラブ・レボリューション』というタイトルではなかったが...

幸いにも5月頃からライブは少ないが事務所では月1回のネタ見せが行われる様になり、今年のネタ見せはほぼこのネタしかやらなかった。
ちょっとボケを変え、コントを短くし、セリフを変える等どんどん変わって行ったが全部同じネタだった。

9月位に同じネタやり過ぎて何故か僕が泣いてしまった、これには作家さんも苦笑いしてた、だって作家さんの方が絶対泣きたかったもん、本当にごめんなさい。

この時ずっと作家さんに言われていたのが「サイダーは自分が思っているより気持ち悪いよ?」だった。

この言葉を僕は中々理解出来なかった、セリフも変えても、展開も変えても「違うよ、サイダーは気持ち悪いんだから」と言われ続けずっとパニックだった『なに?気持ち悪いんでしょ?分かってるよ!』と思ってた時期か3ヶ月はあった。
今思うと信じられない。要は自惚れていた。
根拠のないプライドでネタの成長を止めていた。
イライラした、モヤモヤした、それがピークになったとき

『まじでこのネタ天才なのに!!』と思った...




すぐ冷静になって『今ヤバいこと思ってた...』となり、最終的に最後フリップをぶっ飛ばして「天才なのに~」と嘆くのが産まれた。
ネタ見せでやったら久しぶりに作家さんに褒められた。

そしてようやく11月頃にほぼ完成した形になり、12月頃にコントタイトルを言う様になった確かこの時点ではまだ『運命の人』とか『恋愛の掟』だったと思う。
ギリギリまでタイトルは迷ってが最終的にもっとふざけていいやろと思い『ラブ・レボリューション』で落ち着いた。


こうして『ラブ・レボリューション』は出来た。
2020年は本当にこのネタばっかりやって上記に書いてた作家さん、ライブのお客様には申し訳なかった。
ですがおかげでファイナリストになりました。
このネタは本当に自慢のネタです。
改めてありがとうございました。

あとこんなこと書いといてなんだけど絶対優勝したとき書く内容だよね?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?