アニメが好きになったのは突然

アルバイトのシフト調整をミスり、ほぼ1週間連続で何もない休日が出来たのでずっとやってなかったnoteに手をつけました。今、勢いで書いてるので上手く話が着地出来ますように....

僕はネタやモノマネでもオタクの役をやらせてもらってるが実際にアニメや漫画は大好きだ。

むしろお笑いよりそっちが先に好きになって結果こういうオタクっぽい見た目になってしまったんだと思う。
やはり大人になってからアニメにハマる人と違い僕は中学生になってから好きになったタイプなので今思うと当時の僕は激イタだった。

中学では田舎の学校に行ってたので何とかなったが環境がガラッと変わった高校では上手くいかなかった。
その高校では漫画研究部もあったが逆にはしゃぎすぎた僕は高3のときに漫画研究部の女子に泣かされるという地獄も味わった。
あのときは本当に泣いた。
泣きすぎて過呼吸にもなった。
そんな地獄の高校時代を乗り越えられたのは本当にアニメとお笑いだったので本当にこの2つには感謝しかない。

お笑いが好きになったキッカケは何となく深夜にやってた『爆笑オンエアバトル』を見出した辺りがらジワジワと好きになった感じだったが
アニメを好きになったキッカケは今でもハッキリと覚えている。

当時僕には引きこもりの友達がいた。
彼とは小さいころから友達だった。
確か小学3.4年生のころ彼は急に学校に来なくなった今思うと考えられないが不登校になって最初の方はクラス総出で彼の家に行き「どうしたの?」と言っていた。※本当にド田舎だったので恐らく彼がその町で初めての引きこもりだったんだと思う

でもやがてそのおせっかいも失くなっていき結果僕だけが彼の家にほぼ毎日行っていた。
彼は毎日パワプロでサクセスをしていた。
多分最初の方は僕と試合とかしてたと思うが僕はとんでもなくゲームが下手なのでサクセスに切り替えたんだと思う。
何せ学校にも行かず一日中サクセスをしてるので彼の家にはファミ通がたくさんあった。
そして彼がサクセスをしている間、特にやることもないので僕はずっとそのファミ通を読んでいた。
僕は友達の家に行ってずっと漫画読んでるタイプだったので全然苦じゃなかった。
正直その方が楽だった。

そんな関係が中学2年生にもなって続いてたとき、僕の人生を左右することが起こった。
いつものようにファミ通を読んでたら僕はあるページに釘付けになった。
それは人気漫画がゲーム化するという広告だった。
ゲームの内容とかそんなものの説明は一切なくヒロインのイラストだけのページ、そのヒロインに僕は一目惚れをした。

そこから落ちていくのは簡単だった、僕はそのままそのヒロインが出てる漫画を買いに行った。
しかもその漫画はちょうどアニメ化もしていたところだった。
アニメ化もしたタイミングでゲームの広告をしたんだろと今思うと当たり前だが僕にはそれが運命のように感じた。
『ちょびっツ』という漫画だった。
そのヒロインの『ちぃ』に僕は恋をしていた。
しかも『ちょびっツ』は漫画、アニメどちらも面白かった。
原作がCLAMPだから当たり前だ。
ゲームもゲームボーイアドバイスで出てたがそれも面白かった。

僕のオタクデビュー作品は何もかも大当たりだった。

そこから深夜アニメは面白いというスイッチが入り、たくさん見た。
「藍より青し」「D.C.~ダ・カーポ」「成恵の世界」どれも面白かった。
高校になったら「涼宮ハルヒの憂鬱」「らき☆すた」などの京アニオールスター作品にも触れ、気付けば引きこもりの彼より僕はオタクになっていた。

そして大人になり彼は引きこもりを卒業しアニメももう見てないようだ、僕は社会人を失敗しちょっと引きこもり今もアニメを見て芸人をやっている。

引きこもりを卒業した直後の彼にあったとき彼は僕に「俺のせいでオタクにしてしまって申し訳ない」と言っていた。

僕は全然恨んでなかった。
高校時代はオタクにならなきゃ良かったと思ったこともあるがその高校時代を救ってくれたのもアニメだった。
深夜アニメを見出したからお笑いも知ったわけだし。

何故急にこんなことを書いたかというと前に楽屋で何となく昔の話をして先輩に「じゃあその引きこもりの子がいなかったら今のサイダーはいなかった訳だ」って言われたからだ。

「その子がいなかったら今の君は...」なんて言葉はありふれた言葉ではあるが中々に重い。
多分元引きこもりの彼は少なくとも今の僕にとってはキーマンである存在だった。

でもそんなキーマンであり引きこもり時代唯一僕を毎日家に入れてくれてた彼とも今は連絡を取っていない、彼が今何をしてるかも分からない。

意外と人間関係はこんなもんなのか僕がドライなのかいずれにせよキーマンになった人とも疎遠になってることに改めて気付いた。

今僕の周りは優しい人達ばっかりだ。
芸人が基本優しい人達というのもあるけど本当に高校時代と比べると雲泥の差で本当にアニメ、お笑いを支えに生きといて良かったと思う。
この人達とは疎遠になりたくないな。
って初冬の深夜に思っちゃったんだ.....

着地!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?