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「食で救える命、食で広げる可能性」  【急募】水田プロジェクトボランティア募集

ミンダナオ子ども図書館では、今年度、水田プロジェクトを新たに企画しており、一緒に活動してくださる仲間を募集しています。

募集要項

期間は4月より約5ヶ月間、週5〜6時間ペースで関われる方(相談に応じて柔軟に対応いたします!)。国際協力やフィリピン、企画運営などに興味がある方でしたら、年齢や性別問わず大歓迎です。少しでも興味あれば、西村奈々子(mcl.nanako@gmail.com )まで、ご連絡ください!

以下、プロジェクト詳細です。

団体紹介

私たちの団体では、2002年の団体設立以降、フィリピン、ミンダナオ島で紛争や貧困、その他のあらゆる困難に直面した子ども達を支援してきました。具体的には、絵本の読み聞かせ活動、就学支援、医療支援、子どもシェルター、難民救援支援、保育所支援、植林活動などです。(詳しくは以下のNOTEをご覧ください。)

プロジェクト発足の経緯

現在、私たちの団体では、10ヘクタールの水田を所有しており、そのお米で約150人の子どもたちのご飯を賄っています。しかし、その生活も年々苦しくなり始めています。その最も大きな理由は物価のインフレです。キダパワンでは、米の価格は私たちが支援を始めた2000年前半よりも4~5倍に高騰しており、食費(おかず等)や生活費にかつてよりも大きい負担がかかっています。さらに、この数年はコロナウイルスによる物価の上昇が深刻化しています。そう思ったからこそ、私たちは今、生活の自立を目指して水田を拡大させようと考えています。

水田10ヘクタールを新たに広げることで、年間約30トンものお米を収穫することができます。このお米は、直接もしくは、売ることによって間接的に、私たちの支援する子供たちの日々の食事にします。

正確な統計は出ていないものの(特に山岳地帯)ミンダナオの山岳地帯の家庭は特に貧しく、多くの子どもたちが小学校に入学しても「お昼ご飯を持って行けないから。」「家が貧しくて働かなければ食べていくことさえできない。」などの理由で小学2年生までに辞めざるをえません。私たちはこの水田プロジェクトを通してそのような子どもにも手を差し伸べていきたいと思っています。

水田ボランティア募集1

水田ボランティア募集2

これまでは、「頻発する紛争から、何としても子どもたちを守りたい。教育を受けさせたい。」という想いで日々活動してきました。今年で19年目を迎える中、今後のMCLを考えた時に、引き続き私たちが掲げる「戦争で親を失った子どもたちだけでなく、貧困でご飯も食べられない子どもたち、学校に行けない子どもたちなど、助けを必要とする子どもたちを1人でも多く応援し、未来へとつなげていくこと」を目指して活動を続けていくことを改めて決心しました。私たちは、ミンダナオで子どもたち、スタッフと培ってきた「全ての人を愛して受け入れる心」を日本や世界へと広げていきたいとも考えています。その第一歩として、水田プロジェクトに協力してもらえると幸いです。


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