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短歌日記(6/24〜6/30)

6月24日(月)
朝、千葉県沖で地震。東京は震度4。防災リュックをそばにおいて作業する。夫と母からLINEがくる。

新しいスリッパは太陽の色コンクリートのひび光で埋まる


6月25日(火)
夫、6時の電車で出張。朝ごはんを食べて「051 音楽のききかた」を描いてから図書館へいく。午後、予約していた宇多田ヒカルのBlu-rayが届く。

誰にでも翼があるって忘れたの?えへへ、みせるよ、ほら、ね、あなたも


6月26日(水)
大きめの本屋にむかう電車の中でふと新しいことを思いつく。欲しかった本は在庫切れだった。午後、月次の仕事。

偶然にひらけた光路かきうつす「次は五反田、終点です」


6月27日(木)
朝、請求書を送る。2つ向こうの駅の本屋まで歩く。歩いているうちに次のテーマみたいなものがみえてくる。

お守りにしていた言葉おいていく線路脇の小石に沿って


6月28日(金)

気圧のせいか一日中ぼんやり。探していた本、なんとKindleでもっていたことが判明。映画「ボヘミアン・ラプソディ」のサントラをリピートする。

誰にでもかくしごとのひとつふたつラシーンの下で動かない猫


6月29日(土)
朝から雨。先週も行った蒲田のインド料理屋「シャングリーラ」にまた行く。美味しい。落ち着く。

かみさまは街角にいる真剣に海老とトマトのカレー分け合う


6月30日(日)
朝ドトールで作業。土日の朝によくいる老夫婦、今日も向き合ってモーニングを食べていた。前野健太さんの「100年後」という歌を思い出す。

肉体をもたない朝をむかえてもAモーニングアイスコーヒー



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